コピーライター思考

コピーライターを目指す人のために、コピーライター思考を身につける方法を公開するブログです。

歌のフレーズや書籍のタイトルなどを応用してコピーを作る。

2018年11月05日 | コピーの公式

ともだち なんにん できるかな


ポプラ社の絵本の新聞広告です。

この広告を見て思い出したのは、


「一年生になったら」という童謡の

「友だち100人できるかな」

という有名なフレーズです。

 

“過去”に流行ったものを応用して、新しいキャッチコピーをつくる。

 

歌の一節、映画のタイトル、本のタイトル、映画・ドラマ・小説の台詞や著名人が言った台詞など、“過去”に流行ったものを土台にして、キャッチコピーを作るという方法があります。

著名なコピーライターも使うことがある、コピーづくりの手法の1つです。


ポイントは、『“過去”に流行ったもの』を応用することです。


今流行っているものをベースにすると、

「真似をしている」
「流行に乗っかっているだけ」
と浅く見られてしまいがち。


少し前のものを活用すると、

「古い」
「時代遅れ」
となってしまいます。


だから、『“過去”に流行ったもの』なのです。


「そういえば、そんなこともあったなぁ」

という遠い記憶のものがちょうどいいのです。

 

いくら古くても、流行ったものには、それなりの理由があります。


語呂がいい。
覚えやすい。
耳に残る。
表現が洗練されている。
核心をついている。
心地よい。
etc.

なんらかの理由があって、流行ったものにはそれなりの『力』があります。


『過去に流行ったフレーズ』を探して、少しだけ表現や言葉を変えてアレンジすると新しいコピーを生み出すことができます。


コピーづくりの参考にしてください。