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無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

流浪のフォロー業務とささやかな楽しみ

2007年04月25日 | TRAVEL-JAPAN
 
 久しぶりに製造現場に足を運んで、製品の確認に行ってきました。担当者の代わりに(笑)
 当の担当者さんはハワイ豪遊中^^; 製品プロジェクトのデザイン領域リーダーと、担当者が所属するグループ長も、共に別の仕事で海外出張中。
 と言うことで、暇な自分がいそいそと出かけることに。と、現場には、大したイベントでも無い(審査等でも無い単なる通常業務)のに、何故か、プロジェクト責任者の取締役が直々に来ていた。
 『お互い暇ですね』とは言えるわけも無く、「問題もなく良く出来てますね(安心安心)」と、確認会は無事終了、ホッ。
 (実際は、細かい指示変更や、2、3図面誤記等、微修正の必要な箇所がみつかり、ラストミニッツの意思入れは行いましたが・・・)

 恐らく、うちのデザイナーって、同業他社の中で、1番現場のフォロー業務をこなしていると思われます。それこそ、量産開始直前まで現場に張り付いて、あれやこれやに引っ張り込まれ、顔出し口出し手も出してる状況。
 そんなことは餅は餅屋で現場や設計に任せ、デザイナーはもっとデザイナーらしい仕事に集中したい(すべき)、と言う話もありますが、創業以来脈々と染み付いた性と言うのか、社風と言うのかは、変えられないですな。
 もちろん、データー化等の進化によって、関わり方そのものは、昔とは大きく違いますが、デザイナーが量産化の過程でも商品をちゃんと見る、と言う姿勢は変わってないので、良く言えば、商品にデザイナーの魂が込められる、ってことで、ポジティブに考えとこう。

 で、国内外の製造現場を流浪してドロドロの最中、媒体取材や発表会会場に出向き、何事もなかったようにデザイナーらしく振舞う、なんて芸当も要求される世界です。(もしかしたら、異業種、特に建築系の方々にとっては、そんなの普通かも?)

 ところで、そんな流浪の旅の楽しみは移動中の食事。各エアキャリアCクラス機内食の食べ比べも良いけど、日本人はやっぱ駅弁、と言うことで、今回は『名古屋満載』弁当(写真)。
 味噌カツ、名古屋コーチン焼き鳥&そぼろご飯、鰻(むすび)、海老天(むすび)、等などがちょっとづつ満載されて1000円。なかなか美味でした。


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老舗ブランド@柳川

2007年04月03日 | TRAVEL-JAPAN
 
 なんだか最近、グルメブログのようになって来て、デザイナーブログとしては如何なものかと思っているのですが、今回もまた、メインの話題は食べ物になってしまいました。

 と言うことで、週末に、九州は博多を中心に流浪した際に立ち寄った、御花と川下りと鰻で有名な柳川にある、本吉家の『うなぎのせいろ蒸し』の紹介です。

 もちろん、鰻の蒲焼は食べたことはありますが、せいろ蒸しと言うのは、博多出身のカミさんに話は聞いていたものの、実際に食べるのは今回が初めてでした。
 なんでも、これは本吉家さんが元祖で、始めて以来300年余りになるそうですが、ネット上でもいろんな人が書いているように、この老舗の店で美味しいせいろ蒸しを食す為には、かなりの忍耐を要します。(つまり待ち時間が長い)
 ランチタイムを少し過ぎた時間にも関わらず、お店に到着して先ず目にしたのは、お店の外まで続く席待ちの列、次に、満杯の駐車場。で、運良く直ぐにクルマを停められて列に加わっても、席に案内されるまで4、50分。注文してから料理が運ばれるまで、また同じかそれ以上の時間を要する、といった具合です。

 でも、現在は鰻のせいろ蒸しを出す店は数多くあるとのこと。と言うことで気になるのは、こんなに待ってまで食べる程、他の店の味と違うのだろうか、ってこと。
 その点、カミさんに聞いてみても、「子供の頃から本吉家でしか食べたことが無いから分からない・・・」との答え。
 
 う~ん、恐らく、せっかくここまで来たのだから、本家本元の人気店で食べなければ、或いは、他の店で食べて外したら悔しい、みたいな心理が働いて、人々は老舗ブランドへと引き寄せられているのでしょう。

 この状況をブレーク・スルーするのは、元祖の崩壊以外、かなり難しいことが予想され、例えば、、、

・元祖を遥かに越える味が出せ、しかも評判になっている。
・何らかの理由やきっかけで、店や料理人に超カリスマ性が生まれた。
・同様の味ながら、お値段が遥かにリーズナブル。

等が考えられますが、まあ、簡単にはいかない世界でしょう。

 でも、この淘汰の展開って、ライフサイクルは非常に短いとは言え、“定番”ブランドが生まれながら、いつしか主役が入れ替わる工業製品の世界では、割と頻繁に起こっています。
 
 例えば、デジタルオーディオと言えばiPod。液晶TVと言えばアクオス。洗濯機と言えば松下の斜めドラム。クルマはトヨタ。等の定番があります。

 これら、とりあえず「買い」となったブランドや製品は、良く分からないけど、これを買っとけば安心できる、これ以外を買って失敗したくない、これで駄目なら他も駄目だろう、等などの心理が働き、ちょっとやそっとでは駆逐不可能なモノに化けることが多々あります。
 さらには、これを買っとけば安心できる=持っていれば他人に自慢できる、または、モノ選びの悪さを指摘される可能性が低い、これ以外を買って失敗したくない=モノ選びのセンスが無いと他人に嘲笑されたくない、等、他人の目まで介入し、それを選ばなかったことによるリスクがますます増大するので、定番化スパイラルが肥大化するのです。

でも、いずれはそれらの製品も、

・既存商品を遥かに超えるデザインや技術を実現。または、革新商品出現による現ジャンルの無効化。
・広告展開の成功による既存商品を超えるイメージ構築の成功。
・価格競争による勝敗。

等で、最悪の場合、他社への世代交代が起こる可能性があり、老舗ブランドより遥かに厳しい競争の渦中に置かれて、その中で働いているデザイナーも、その渦中のど真ん中で、日々もがき苦しんでいるので、いくら元祖で有名だからと言って、それにあぐらをかいているような面が垣間見えると、結構、ムカつきます^^;

 え~、とりあえず、せいろ蒸しは美味しく頂いたので、このへんで(笑)


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