goo blog サービス終了のお知らせ 

無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

E46からE87へ

2011年02月12日 | 2&4 LIFE
 分かる人にしか分からないタイトルですいませんが、結論から書くと、先日、E87 116iの契約を済ませました。

 我が家のE46 318/Mスポがそろそろ限界に来て、、、いや、2000年の初年度登録から10年超、走行距離80000K超えとはいえ、頑張ればまだまだ充分イケるとは思いますが、現在、お約束のロワアームブッシュ劣化(3回目)で交換時期(冬に入ってから、ゴムが硬化したのか異音は治まっていますが…)、リヤブレーキキャリパー&ローターもそろそろ交換要、ENGオイル漏れ、ウィンドウォッシャー濾水をかかえ、今年6月に車検が迫る中、数十万かけて直すのかどうするのか?について、ここ半年近く悩んでいました。

 先ず障壁になっていたのは先立つもの。リーマンショックの傷は未だ癒えず、おいそれと用意はできない、まして、多額のローンをかかえるのも避けたいと、、、。

 また、持病をかかえてるといっても、E46は本当に良くできたヤツで、発売から10数年の現在でも、普遍的で完成度の高いデザインや、細部の作り込みまで行き届いたクオリティ、ボディも下手な現代のクルマを遥かに凌ぐ剛性感を維持。ハンドリングは言うまでも無く秀逸。(カミさんの強い意向でセレクトしたMスポが醸し出す、路面にへばりつくようなフィールは嫌いでは無いものの、個人的には、意外とトルクフルながら瞬発力には欠ける1.8には、ノーマルの爽快なハンドリングの方が相応しいと思いますが)

 なので、MスポはMスポで受け入れつつ(カッコ良いし)、悪いところに手を入れながら、まだ乗り続ける、と言う選択肢も充分アリ、、、と、考える一方、一時代前の環境性能=燃費の悪さや前時代の4ATなど、僅かながら気になるところもあり、更に、この先、維持費がますます高騰して行くのは明らかであり、乗り換えの検討も密かに(?)行っていました。

 乗り換えの大前提としては、我が家の経済状況もさる事ながら(実はそれが全てかも?)、世のダウンサイジング指向に迎合した、Dカテ→Cカテへの移行。(いずれにしてもE90はデカくなり過ぎ…)

 で、当然最初に検討に上がったのが、初期のE87。ところが、ブログにも書いた通り(書いた時には理由が分からなかった)、ランフラットタイヤの乗り心地の違和感がどうにも我慢できず却下。

 次に試したのが、MBのAクラス。しかしながら「こんなクルマMBである必要ないじゃん」のカミさんの一言で一瞬にして却下。(MBならCクラス以上じゃないと乗る意味が無いと。なんと、担当セールスも合意^^;)

 この時点で、一旦乗り換え検討は保留。(リーマンショックも襲来した事だし)

 で、危機感が増して(冒頭の話)きて、再び検討が本格的になって来たのが昨年後半。先ず議題に上げたのは、VWゴルフ。小型ターボの超高効率エンジンに、最新鋭の7速DSGの組み合わせは、この先10年位は色褪せなさそうだし、E46的に普遍的で完成度の高いデザイン&クオリティも好感が持てる。と、自分は思うのですが、カミさんの踏ん切りが付かない。。。どうも、何かサムシング・スペシャルが必要らしい。

 …今期大蔵省的にはゴルフが限度なので、やっぱりE46続投で行くか?

 この状態をブレークスルーしたのは、E87中古価格の下落。実は、一度却下したものの、なんとなく中古価格はWEBでチェックしていて、今年に入って相場が低下している感触があり、お店に確認に行くと、どうも新古車が豊富に出回っている模様。
 出回っている理由については、いろいろ大人の事情があるので、ここで多くは述べませんが、プレミアムブランドNo.1を標榜するBMWにも、いろいろご苦労があるようです。

 発売から2度の大きなMMCを経て、特に昨年のMMCでは、直噴エンジンや回生ブレーキの採用など、パワープラント系が一新され、どう変わったのか変わらないのか? 早速カミさんを試乗の為に連れ出しました。(ここまで読んでお分かりだと思いますが、我が家のクルマ選びは、カミさんが商品担当で、自分が財務担当となっています)

 今期(6月の車検まで)、E46続投か否かの判断機会はこれが最後&結論はどっちでも良い的気分だったので、全ての判断はカミさんに委ね、自分はハンドルを握らず助手席試乗のみ。
 で、助手席インプレッションで言えば、先ず、初期モデルと比較して内装質感の向上がみられ、アルカンターラや本アルミパネルを採用しているE46/Mには及ばないものの、かなり許せる範囲に入っている。但し、安っぽい塗装の加飾パネルだけはなんとかしたいけど。
 走り味は、助手席でもBMWっぽさを感じるものの、例のランフラットの弊害は、カミさんは随分良くなっていると言っているけど、個人的には、まだまだって感じ。まあ、カミさんが良いって言ってるんだから良いか&早くピレリをすり減らして、BSの第3世代ランフラットを試そう。
 パワーに関しては、カミさん曰く318よりすこし良いらしいので、まあ、この点も良いとしておく。他に気になる点は無いか?と訊くと、ブレーキフィールがE46/M比較でカチッとしてないらしくT社的だとか、まあ、慣れれば問題無い範囲とのことなので、これもいっか。

 結果的には、3年前の試乗から一変、たいそうお気に入りの様子。

 しか~し、これで決めては面白くない(?)&高効率ターボエンジン+7速DSGにも(自分が)未練があるので、ついでにAUDI A3も試乗しに行くことに。
 A3も初期モデルと比較すると随分質感が向上しているし、デザインもスマートで、ゴルフよりはスペシャルな感じがする。おまけにE87よりスペースユーティリティに優れるし、どうでしょう?
 と、例によって自分は助手席に座りカミさんが運転。が、しかし、助手席でも感じるエンジンのピックアップの良さと軽快な身のこなし。クルマ選びは走り味よりタイム重視だった若かりし頃であれば、絶対こっちを選ぶと思う。ユーノスロードスターよりZC→B16A搭載車を好んでいた自分を思い出す。

 で、試乗を終えたカミさんの評価は、、「お利口なクルマよね~」以上終了。

 E87のスタイリング&走り味が醸し出す独特の個性にハマった直後では、A3は、優等生のつまらないヤツと映ったようです。スペック比較では語れない感性領域の嗜好なので、E87の優位性は揺るがないと判断し、これで決定としました。

 長々と書き綴って来ましたが、かくして、プリウスの中間グレードの新車(値引後)と同程度の予算で、E87 116i+キセノンの新古車の契約を終え、後は納車を待つばかりの今日この頃でした^^

 


 購入検討中、何故かカミさんが「もし自分の好きなクルマにして良いとしたら何買う?」と質問して来たので、「S2000」と即答。その後も、NSXも随分値がこなれて来たので、視野に入れられるとか、最後のCIVICタイプRの新車はまだ手に入るのか? とか勝手に検討。とりあえず、自分のクルマの趣味はそんな方向なので、商品担当にはなれません(泣;



にほんブログ村 デザインブログ プロダクトデザインへ
↑もっと面白いデザイナーさんブログはこちらから!

いまさらながらBEAT

2006年06月28日 | 2&4 LIFE
 91年5月の発売以来15年の歳月を経て、とうとう念願のBEATを手に入れました!
とは言っても、写真で見てお分かりのように、実車ではなくてミニカーですが、1/43と言う小さいサイズながら、このEBBROのモデルは非常に良くできていて感動ものです。

 選んだ色は、もちろんイメージカラーのカーニバルイエロー、ディスク部をサバンナグレーM.に塗られた丸穴純正アルミとの組み合わせもカッコ良いです。インテリアに目をやると、当時話題となったシマウマシートや、独立3眼メーターなどの特徴的な部分だけでは無く、アシスタントシートの後ろに設置してあるドキュメントBOXまで、ほとんど見えないのにちゃんと作ってあります。また、シフトノブやサイドブレーキレバーなどの精緻な造りも嬉しい感じです。唯一、インテリアのキーになっていた、ドアアッパーとインパネパッド部のツートーンカラー塗り分けが再現されていない点だけが残念ですが、これは、時間が出来たときにでも自分で塗ろうかと思っています。

 さらに話をディープに進めると、コラムに取り付けられた独立3眼メーターへ、振動対策で追加された裏側のステーまでも再現されているのに、残念なのは、センターコンソールの合わせ部分。
 実車では、インパネコンソールとセンターコンソールをゼロ合わせ(段差ゼロ)として、取り付け誤差は、センターコンソールとリアコンソールの合わせを被せにして吸収している構造ですが、このモデルでは、センターとリアを一体で作って、インパネとセンターを別ピースとしているので、この部分に大きな段差が発生していてオリジナルの良さがスポイルされています。
 と言うことを書いている最中に気が付いたのですが、実車では、センターコンソールが25mm助手席側へオフセットされているのですが、モデルではどう見てもボディの中心にセンターコンソールがあるように見える。う~ん、まっ、いいか。

 とまあ、良い出来なだけに、最後はアラを探しのようになってしまいましたが、いつまでも愛され続ける、ミッキーマウスのような存在であることを目指したと言われるこのクルマのデザインコンセプトまで充分伝わってきて、数々の思い入れが15年ぶりに蘇り、懐かしさにふけることしばし。


おまけ:)
以前、モータースポーツ活動でお世話になっていたショップ&チームの社長が、現在、BEAT専門店をやっているので、サイトURLを残しておきます。
http://www.rodeo.co.jp/
ここのエンジンオーバーホールはマジすごいです。

東京モーターショー

2005年10月23日 | 2&4 LIFE
 一般公開日初日のショーに行って来ました。
ショー会場の幕張メッセに隣接する千葉ロッテスタジアムでは、日本シリーズ第1戦もあり、周辺含め大混雑が予想されていたのですが、混雑を予想して敬遠する人が多かったのか、ハタマタ優れない天候のためか、空いてはないけど、歩けない程激混みすることもなくラッキーでした。

 感想、特に無し(なんじゃそれ)

 幕張メッセに向かう途中発見したこと

1)早朝から長蛇の列に向かう東京ディズニーランド客(家族連れ&子供同士メイン)のパワーはスゴイ。<なるべく仲間に入りたくない>
2)電車通勤のコンパニオンやモデルさん達(当然私服)は、朝のムサイ乗客とは対照的に、ファッション誌から抜け出したようなルックスで異彩を放っていた。<毎日一緒に通ってみたい>

Mini

2005年09月17日 | 2&4 LIFE
 久しぶりにクルマでツーリングなんぞをしました。20代の頃は、よく仲間と連れ立って走ったものだったんですけどねぇ、、、。
 本当に、こんなイベントは久しぶりで、楽しい時間を過ごすことができました。フツウのドライブと違う点は、美味しいものや綺麗な景色は、クルマ自体を楽しむ目的より下位に属する、と言う点です。つまり、クルマを走らせたり、見たり見られたりが、大きな比重を占めているのです。

 で、今日の主役のMiniと言うクルマ、結構しっかりと造られています。
残念ながら、僕のだけは借り物ですが、特徴的なスタイリングだけではなく、親会社がBMWであることが納得できる走りと質感も備えていて、モノにこだわるデザイナー諸氏が、こぞってお買い上げされる理由が良く分かりました。