茶事はおおまかに、
初座・・ 懐石(陰)
中立ち・・ 休憩?
後座・・ 濃茶、薄茶(陽)があります。
とりあえず初座が、なんとなし無事済みました。
父ちゃん(旦那)はしばし休憩。息子は私用で外出。
後座は、私と師匠と先輩、水屋担当が詰役で4人で行いました。
掛け軸をさげ、花を飾り、雨戸を明け明るくし、メインイベントの準備。
同じ部屋がガラリとかわる。

前半のユル~~いい空気から一転。
何て言ったらいいのか「凛」?とした空気?が漂う。
道具を持ち出し、居ずまいを正し、目を瞑り
フ~っと息を吐きだしたトタン。
短い時間ではあったが、空気が変わったのが解った(ような気がした)
凛とした、ピンと張り詰めた澄んだ空気が見えた(ような気がした)
なんか、すごく居心地がいいのよ。
おぼつかない点前ではあったが、私にとっては、
思い入れの深い茶事になった。
終了した後、師匠の計らいで、父ちゃん(旦那)と、息子に
お茶を点てることに。
「一服のお茶を点てて差し上げる・・これがメインイベント。
肝心な時、二人とも欠席」

そしたら、そしたら、なんと点ててる最中、息子の就職採用のTEL連絡が・・・
写真を撮ってくれてた先輩が、万々歳で手を叩いて喜んでくだすって・・
もうなんて、タイミング!!
在学中は、就職活動一切せず、卒業。4月になっても動かず、社会保険庁からは、
(大学卒業したんだしよぉ~、早速国民年金払ってもらおうじゃねえかよぉ~~
)とでも、言わんばかりに、分厚い小冊子並の年金請求書が送られてきた。
もちろん年金は、息子に払ってもらうつもり。
茶飯釜のその日、初めてリクルートスーツに身を包み、
初めての面接。数時間後に即採用連絡。
なんか、あっけなくないかい?
いくつもの会社訪問し、面接し、採用試験等々した皆様に申し訳ないくらい。
就職活動したのは、私(笑)??(注・私如きコネクションする力はありません)
とりあえず2日後には、働いて今に至っております。

そして、いきなり弁当2人前に。1日3合で足りてご飯が6合に、
2日で牛乳1リットル1本で、足りてたのが、1日2本(2リットル)で足りなくなりました。
hirorinちゃんとこと同じく、食費がぁ~~~
エンゲル係数急上昇です!
・・で、今回使った道具おおまかに・・

向付けは、紫唐津焼き・・中里重利作
漆器は越前漆器です。エジプト文とか、草花文とか。

・香合 そま山焼 独楽(こま)
・茶入れ 膳所(ぜぜ)焼 丸壷
・仕服 花兎金襴
・茶杓 茶瓢 珠光作
・棗 越前塗り 黒ねずみ
・茶杓 不見斎石翁宗室
・濃茶椀 萩焼 「一瞬一生一生一瞬」 守田唐七作
楽焼 「小心大胆」 今阿作
・薄茶碗 朝日焼 「ホタル」 松林豊斎作
香合が(こま)で、茶入れの膳所焼(ぜぜやき)の字が膳で、「こま膳」ごろあわせ(笑)
仕服は、今年干支が兎だから、師匠のお宅の先祖伝来のものだと後々聞かされる。
濃茶の茶杓の銘が「一会」だった。
父ちゃん(旦那)がねずみ歳。
9日にしたので、9代目の不見斎。
一生一瞬が気に入ったから。
物事のとりかかりは、大きな気持ちで大胆にしなさい、
しかし、とりかかった後は細心の心くばりも忘れずに・・私に言ってる??
「大胆細心、一球入魂」は野球狂の歌でよくいってたなあ~
時季はずれのホタル・・父ちゃん(旦那)
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