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農家民宿 「椀de縁」 シェアハウス・ゲストハウス (バックパッカー、ライダー寝袋持参、自炊可)

漆器、茶事、田舎暮らし(河和田型グリーンツーリズム)
うるしの里で、面白いことしよっせ!

「茶飯釜」 その3

2011-04-24 | 我流茶々

茶事はおおまかに、
初座・・ 懐石(陰)
中立ち・・ 休憩?
後座・・ 濃茶、薄茶(陽)があります。

とりあえず初座が、なんとなし無事済みました。
父ちゃん(旦那)はしばし休憩。息子は私用で外出。



後座は、私と師匠と先輩、水屋担当が詰役で4人で行いました。
掛け軸をさげ、花を飾り、雨戸を明け明るくし、メインイベントの準備。
同じ部屋がガラリとかわる。





前半のユル~~いい空気から一転。
何て言ったらいいのか「凛」?とした空気?が漂う。
道具を持ち出し、居ずまいを正し、目を瞑り
フ~っと息を吐きだしたトタン。
短い時間ではあったが、空気が変わったのが解った(ような気がした)
凛とした、ピンと張り詰めた澄んだ空気が見えた(ような気がした)

なんか、すごく居心地がいいのよ。
おぼつかない点前ではあったが、私にとっては、
思い入れの深い茶事になった。


終了した後、師匠の計らいで、父ちゃん(旦那)と、息子に
お茶を点てることに。
「一服のお茶を点てて差し上げる・・これがメインイベント。
肝心な時、二人とも欠席」



そしたら、そしたら、なんと点ててる最中、息子の就職採用のTEL連絡が・・・
写真を撮ってくれてた先輩が、万々歳で手を叩いて喜んでくだすって・・
もうなんて、タイミング!!


在学中は、就職活動一切せず、卒業。4月になっても動かず、社会保険庁からは、
(大学卒業したんだしよぉ~、早速国民年金払ってもらおうじゃねえかよぉ~~
)とでも、言わんばかりに、分厚い小冊子並の年金請求書が送られてきた。
もちろん年金は、息子に払ってもらうつもり。

茶飯釜のその日、初めてリクルートスーツに身を包み、
初めての面接。数時間後に即採用連絡。
なんか、あっけなくないかい?

いくつもの会社訪問し、面接し、採用試験等々した皆様に申し訳ないくらい。

就職活動したのは、私(笑)??(注・私如きコネクションする力はありません)


とりあえず2日後には、働いて今に至っております。


そして、いきなり弁当2人前に。1日3合で足りてご飯が6合に、
2日で牛乳1リットル1本で、足りてたのが、1日2本(2リットル)で足りなくなりました。
hirorinちゃんとこと同じく、食費がぁ~~~
エンゲル係数急上昇です!



・・で、今回使った道具おおまかに・・



向付けは、紫唐津焼き・・中里重利作
漆器は越前漆器です。エジプト文とか、草花文とか。





・香合  そま山焼 独楽(こま)

・茶入れ 膳所(ぜぜ)焼 丸壷
・仕服  花兎金襴
・茶杓  茶瓢  珠光作

・棗   越前塗り 黒ねずみ
・茶杓  不見斎石翁宗室

・濃茶椀  萩焼 「一瞬一生一生一瞬」 守田唐七作
     楽焼  「小心大胆」  今阿作
・薄茶碗  朝日焼 「ホタル」 松林豊斎作


香合が(こま)で、茶入れの膳所焼(ぜぜやき)の字が膳で、「こま膳」ごろあわせ(笑)
仕服は、今年干支が兎だから、師匠のお宅の先祖伝来のものだと後々聞かされる。

濃茶の茶杓の銘が「一会」だった。

父ちゃん(旦那)がねずみ歳。
9日にしたので、9代目の不見斎。

一生一瞬が気に入ったから。

物事のとりかかりは、大きな気持ちで大胆にしなさい、
しかし、とりかかった後は細心の心くばりも忘れずに・・私に言ってる??
「大胆細心、一球入魂」は野球狂の歌でよくいってたなあ~



時季はずれのホタル・・父ちゃん(旦那)





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「茶飯釜」 その2

2011-04-19 | 我流茶々
稽古中は、写真を撮ったり、メモしたり、
カンニングはダメダメです。

普段、私が行くとまず最初に「炉」の始末です。
燃カスとか炭クズを網ですくって綺麗にします。
それから、灰を綺麗に形つくります。
四隅を低くして辺の間をこんもりもりあげ。
炭を置くところは平らにします。
「灰形の稽古」として、お茶を点てる稽古とは
別にそれだけの稽古(教室)があるのをブログで知りました。 
私としては「へぇえ~~~」です。

師匠には、「今度は湿し灰もつくってねぇ~」って言われてますが、
「灰形の稽古」の教室?でも、湿し灰作り教室があるのかしら??


掛け軸とお花は、師匠が飾ります。
飾ってない時は、自分で捜してかけます。
お花は師匠の庭から、季節の茶花を摘んでそのまま
生けます。今年の冬は雪に埋もれてしまったので
すが、寒かったので越前水仙が一ヶ月?以上?
床に飾られてました。

炭斗に炭を仕組み。お香入れを選び、練香をいれます。
練香も無くなったら自分で練って作ります。
なんか、正露丸?を大きくして三角錐みたくします。
(匂いは全然ちがいますよ)

濃茶椀や薄茶碗を選び茶巾、茶筅、茶杓を仕組んでおきます。
茶杓はその日の日付でだします。たとえば19日だったら、
9代目「不見斎なんたら、なんたら」
私は1代目「利休」しかよう解りません。

抹茶を濾して茶入れとか、棗などに入れてる時に、焼き、塗り
とか覚えるのですが、拝見の問答になるころには
すっかり忘れてしまってます(笑)

だいたい行ってから、「今日は何します?」ですから、
いつもぶっつけ本番?
基本は、炭点前、濃茶、薄茶です。
たまに、炭点前、師匠の冷蔵庫の中を物色してありあわせで
昼ご飯を軽くすませ、濃茶、後炭点前、薄茶って時も・・


練習した後、道具とかの写真撮らして頂くのだが、
即効で帰って、仕事がまってるのでなかなかゆっくり
撮っておくことができないし。

だいたい準備が揃ったら、種火を熾します。
それから着物に着替えます。
もたもたしてると、炭が灰になってしまうので、
そりゃもう、ダッシュですわ。


「茶飯釜」の茶事の前日は、うまくご飯が炊けるかだけが
心配でした。

今回は運良く?ゆっくりしてられたのでジックリできましたた。
茶事はだいたい4時間かかるのです。




ご飯が良く炊けるように、普段より炭は多目です。
種炭の周りにグルっと炭をおき、胴炭置くところに、
丸管と割管?かとおもいましたが、
師匠が、輪炭も枝炭(茶飯釜は入れない?みたい)も今回は入れておきなさい
とのお達しで投入~~

湿灰は、景色だけじゃなく、炭の熾りが良くなるので入れるらしい。
いつも、タップリ入れなさいと言われるが、もったいなくて
なかなかタップリ盛れない貧乏性?(笑)




釜にお米を入れ炊き上がるまでに、
お膳を出したり、お酒を出したりします。

もう釜の自在が気になって気になって・・
自在とは、釣り金(釣ってある鎖)のことです。
火に近づけたり、遠くしたり・・で自由自在って言うんですね。

師匠曰く「炊き上がるまでの、この時間に、歌を詠んだりするのよ。
硯も短冊も揃ってるから次回はそれしますか?」ってさ
「歌が浮かんでこなかったら、和歌でも書いておけばいいのよぉ~」ってさ。





うへぇ~~師匠!凄い!!



なんとなし、バタバタしたような感じもなきにしもあらずだが、
なんとなく、旨い具合に時間が過ぎていった。

もう夢中で、裾の乱れや、釜が釜敷からズレテルのも解らず(トホホ)
最初から完璧などないが、ご飯があんなにも早く炊けるとは、



恐るべし炭の威力


ご飯を御ひつに入れて、釜をすぐ水屋に持っていき、
綺麗に洗って、その釜に水を入れ茶室に持ち帰ります。
その間、自在には炊き合わせの鍋が掛かってます。
洗うの手こずる(おこげ有)と思い、鍋はおでん(我が家の
前日の残り・笑)にしておきましたわ。ガハハハハ・・

どうにか課題?の金色お替りもできたし。
来年は今回より、少しはマシに出来てることを願い、
どれだけ成長できたか?を記録するため
あえて、このみっとも恥ずかしい点前を公開します(笑)

多分毎年この時季に茶飯釜の茶事をするでしょう。
皆が気にいってしまい、それぞれ亭主することに・・
同じ釜で、ご飯を炊いて、お茶を点てる茶事。
はまりそうです。


お釜には「飢来飯」反対側に「渇来茶」って書いてありました。
腹が減ったら、飯食いに おいでなさいな、
ノドが渇いたらお茶を飲みに おいでなさいな。

なんて読むのか読み方は解らないけど、意味はそんな感じでした。

師匠「花見の茶事は茶飯釜にしようかしらぁ~」って

裏庭に、竹でこんなの作っちゃいました。


恐るべし師匠!凄い!!font>

茶事vol、3 「茶飯釜」・・その1

2011-04-11 | 我流茶々
3月4月と釣り釜で稽古をしてる。
昨年の「炉」の季節からの弟子入りなので年間通しての稽古はまだしてないので、
なんでも初めてづくしで面白いっす!(笑)

そして私の亭主デビューです。弟子入り半年が早いのか遅いのか??


そう初めての亭主が、タイトルどおり「茶飯釜」の茶事でした


私がする1週間前に、先輩が亭主、私が正客役で、茶飯釜の練習
したので、その通りすればいいんだなって、ジックリみてました。
師匠は水屋で3人前の料理作り、次客役と、教えるのと急がしくしてました・・


私が亭主をする4日ほど前に、師匠と別の用事で会ってて・・なんだかんだで、
うちの父ちゃん(旦那)を招待なさいってことになってもた。
師匠曰く「案内状だしなさいね~、ホントは巻紙がいいんだけどねぇ~」って!!
「はぁ~~~???」そんな茶事の案内状なんて書いたことないしぃ~
結婚式の招待状みたくでいいんか?

ネットで検索するも、案内状の描き方が載ってる本の案内しかでてこんし・・

季語だけ入れて適当に書いて父ちゃん(旦那)にわたす。



師匠にお見せして・・「まあ大体そんなとこね、あと出席者の名前もねぇ、
正客誰々、以下何名でもいいのよ。こんど書き方教えてあげるわ」
・・って先に教えてだわ。

んで、前日に道具用意しに伺ったら・・
「Ahさん、せっかくだから、箸洗い(小吸物)と八寸入れましょう~」
ええぇ~~1週間前、先輩の時は省略だったのだよ。
まあ、正午の茶事とそれは同じだからいいけどね・・
「ああ、Ahさんそれからねぇ~~」
って、まだなんかあるんかよ!!

「先週と同じじゃ面白くないから、金色(味噌汁)おかわりできるように
やってねっ!先週、長手盆に飯椀、お膳に汁椀おいたけど、今度は
長手盆に、飯椀汁椀両方置いてね~。
茶飯釜は、草(真・行・草の草)の点前だから色々やり方あるのよ!
正午の茶事知ってればできるわね」

おいおい、先輩と違うんじゃねえの。


しかも、私ゃ初めての亭主だよ!!どうなってもしらんぞ!!!

テキスト?みたら何通りかあったけど、
その1・ご飯をよそってあげる
   ・汁は回して客にしてもらう
   ・飯器を回して客にしてもらう

その2・ご飯をよそってあげる
   ・汁をよそってあげる
   ・飯器を回して客にしてもらう
確かに、どちらも載ってたけど、
その他、吸い物、八寸が先とか・・・

でもでも・・汁のお替りなんてどうすんだよぉ~~
そんなの、どこにも載ってないよぉ
常に自在(釣り金)には何か乗ってないと・・

金色(味噌汁)と、炊き合わせ鍋(進肴?)と、
ヌレ釜(ご飯炊いた釜を急いで水屋に持っていき
さっさと洗って、お茶点てるよう水張って戻すのだよ)の、
三つ巴自在(釣り金)争奪戦になるんじゃ???

イメージトレーニングがイメージ通りにならん!!
とりあえず組釜式2枚用意することに・・

いよいよ当日、小雨交じりの日嫌な予感??

師匠曰く「せっかく旦那さん来てくださるのなら、正客やってもらいましょう~
貴人様扱いにするから、私が介添え(介護?)するからいいわよ。
疲れたら、横になって寝ててもいいのよ~それがホントの茶事なのよ」

ホントにベットの用意してくれてのにはビックリ。

「ああAhさん、それからねぇ~」
おいおい、まだ何か増えるのぉ~
「せっかくだから、寄り付きも、外の腰掛待合もしましょう~
丁度、名残の雪もあるし、小雨だけど、風情があっていいわぁ~
炉の灰形したら、火入れの灰形もよろしくねぇ~」

って師匠は露路の掃除をしながら私に言ってくるのよ!
朝行って、いきなりですよ、いきなり

さあ私の亭主デビューはどうなるのやら・・



皆さんにじり口から入っていきます。

私は不安より、ワクワク感でいっぱいでした・・
実践練習でありながら、本番でした。

茶事Vol.2…初稽古・初体験「飯後の茶事&花月?」

2011-01-17 | 我流茶々
 昨年の9月から、師匠の所に入門しているのだが・・・
まだ割り稽古?と言うものをしてないような~
何が割り稽古で、何が割り稽古じゃない稽古なのかようわからんが?
師匠から習った割り稽古と呼べるのは、「袱紗さばき」位。
と「てなり」?という言葉の攻撃(口撃)
あとはなんとなく、通し稽古?実践稽古?してるんかの??


昨年暮、入門3ヶ月目で、いきなり茶事の水屋任されました。(初めて、しかも1人で)

茶事は30年近く前1~2度お客したけど、水屋はしたことありません・・と言ったのですが、
「懐石は家庭料理でいいのよ、ちょっとこ洒落た感じに、野暮にならないよにすれば・・」
・・って!もうハッタリとシッタカとやけのヤンパチ(笑)でクリア
その時の記事はこちら
お客様は2名でしたが、長手盆の使い方練習したかったので、3人膳支度しました。
料理事態は反省会の分も入れて10人分以上つくりました(チャッカリ)

料理より大変だったのは、煙草盆の灰の整え?何か仏壇にあるお線香立?みたいな
お香たくみたいな?あれ。
師匠「富士山みたいにね、筋入れてね、(何とか?)炭はちょっと斜めにね」
だけで、さっさと何処ぞへ・・
へっ?それだけ?なにをどう??
そこらへんにあった火箸の先っちょで適当に山こしらえといた。





あとで、ネットで調べたら、私がしたのは、寄付きと、腰掛待合と、本席(茶室?)の
火入れの灰形作ってたんですわ。何で線作ってたかわかりませんが、
私のと似た様だったので良しとしとこ。こんど師匠に聞いてみます。



師匠は年末年始私用でお留守してて、前日帰宅して翌日もう初稽古です(ビックリ元気)
そして年明け最初のお稽古が、これよ!!
「飯後の茶事」


・掛け軸とお花飾り(これは、師匠がしたり、誰かやったり)軸は雪舟、花は越前水仙。

・灰を整え

・お茶の用意      

  

    以前は抹茶の量が多いのが濃茶で、少ないのがお薄だと思ってたの  
    濃茶と薄茶って、抹茶の種類が違うのね~


・炭点前の用意(○ギッチョとかクダとか?練香を練って練って練って、うさぎ香合の中へ)




・濃・薄茶碗の用意

・お菓子の用意




花びら餅を遊んで、干支のうさぎを作りました
(なかに、豚うさぎや、鼠うさぎも・笑 。寝坊して、昼前チャチャのやっつけですので) 

・点炭熾して~~~

それから、着物に着替えます。
もたもたしてると、点炭が灰になってしまうから、 15分以内で着替えるのよって師匠の激(笑)

おかげで、帯ひとつ結べなかった私が、腰紐(仮紐?)無しで、
帯締め1本で結べるようになりました。

・釜を炉に架けて・・


やれやれ、やっと飯後の茶事に突入です。

炭点前して、お濃茶一服したら、






師匠がささっとお雑煮と箸休めお酒を用意してくださいました





椀物、蓋の表は表のつぼつぼ、裏は裏の銀杏の蒔絵。
帰りは私の運転なので、皆さんイケル口の方、ほろ酔ってね!

その後師匠が「お薄は、花月でいただきましょう」って。
へっ?花月??何それ???
まあ、見よう見真似でどうにか、菓子付き花月だとか、平?花月だとか。
最初、ぎこちなかったけど、スラスラ(でもないけど)判ってくると、面白くなって・・・


気づけば、外は雪雪雪・・・ 大変楽しい、初稽古でした。初体験もいっぱい

お薄たて、お濃茶たてるだけが稽古じゃないのよね。
お茶をたてるまでの、支度?も稽古?
私って、そっちから習ってるのかな?修行?

師匠のお宅にいって、最初にするのは、茶室の炉の炭クズ取って、
灰を整えることからしてます。

普段の練習風景は後々・・


帰ったら、もうこんな暗くなってました。
さあ仕事、仕事。
稽古も、こっちの仕事に活かせるはず。





白雪の ところもわかず 降りしけば 巌にも咲く 花とこそ見れ        紀秋岑

  

茶道のお稽古の仕方・係わり方も多種多様!?

2011-01-10 | 我流茶々
私が始めてお茶を知ったのは、今からかれこれ30年ほど前。
友達に誘われて行ったお宅で、美味しいお茶とお菓子を頂き、私もやってみようかな?
と食い物に誘われて入った感有?

まだ東京にいた学生時代のことです。龍子記念館の近くの桜並木通りの道沿いにある
先生宅での稽古が楽しかったこと(美味しかった?)は忘れられません。
主菓子や干菓子の他に、毎回先輩が手作りのお菓子やお土産を
持ってきてくださいました。先生のお人柄やお菓子の美味しかったことは
覚えているのに、お手前はすっかり忘れてます。(表千家・不審庵)

昨年の9月頃から、20数年ぶりにお茶の稽古始めました。
と言っても今度の師匠は裏なので、初心者同然ですね。

密かな野望を持ってるので(笑)
覚えの悪い50の手習いで頑張ります。

茶の湯サイトの方々は、教室を持ってる先生だったり、生徒さんだったり、
一人で密かにお茶を楽しんでらっしゃる方、お菓子とお茶だけを楽しんでる方、
茶の湯を少しでも極めようと猛勉強なさってる方、お茶の先生の先生だったり、
どこそこの会のお偉い方だったり、何々派の重鎮の方だったり、
商売なさってる方だったりと十人十色で様々の方がいらっしゃるのでしょう。

お稽古の仕方、勉強の仕方も多種多様なのでしょうねえぇ~
先生によっても教え方(伝授の仕方?)取り組み方も違うんでしょうねぇ~
みんな違って、みんないい~なんでしょうね~
美味しいお茶を楽しく飲めれば・・言うこと無し!!でしょうねぇ~

私が最初に何のお稽古したのか、ほとんど覚えていません。
何回か、先輩方のお手前を美味しいお茶とお菓子を食べながら見学してたような?
それから拭紗さばきの練習、薄茶点前、濃茶手前、炭手前、
仕組み?とか総飾り?なんて言葉のみうる覚え・・でもお茶とお菓子は必ず頂けた!

ああ、あれは割り稽古というのだったのねと最近わかった次第。

1~2回お食事を頂いた後、お濃茶飲んだ事がありましたが・・
ああ、あれが茶事だったのねと分かったのも二十数年ぶりにお稽古復活してからよ(笑)

道具も師匠に会うまでに持っていたのは、たったこれだけ・・





買ったのは、茶筅と茶杓だけ、他は頂き物。



この茶碗は、27~8年まえかな?先生のお友達のお婆ちゃんお稽古の日にいらした際、
「あんた、頑張んなさいよ!」って私にくださった。
いきさつは良く覚えてないし、1度しか会ってないから顔も忘れました。
何焼きかしら?萩かな~?
先生の「Ahさん良いものを頂きましたね、大事になさいね」・・だけは覚えています。
3回の引越しにも付いてきましたよ。使ってなかったけど・・
これからどんどん使います。使わせていただきます。

青い?茶碗は、亡き父の中国旅行のお土産、相当ぼられたか?
20年位前で5万円位したって!!
ギョエ~~~~昨年私が使ったお茶関係費用・・道具(着物含)お稽古(茶事含)謝礼より
高い!!


てか、ここ2~3ヶ月で、
「ええ~~お茶するのにこんなに道具が必要なのぉ~~!?」って
分かってきて驚いてる次第(笑)

やはり、それなりの経済力の持った人でないとできないの?
時間とお金持ってる人じゃなきゃできないの?

師匠曰く、「お茶にハマルと(どつぼにハマルと)道具に
家一軒建っちゃう位のお金つぎ込んじゃう輩もいるのよ」


家一軒建てる位のお金出せる人はご勝手にどうぞ・・だけど、
家一軒失って仕舞った方もいなはるそうです。怖~~!

利休の教えの、侘び寂びって何よ??



はたして、貧乏暇無し金無しの私がどこまでやれるか??

先生は分相応でよろしいと言ってくださる。



道具の名前とか、誰々作とか、○○斎お好みの写しとか?
なんだか、訳の分からないことも覚えなきゃならないのかえ??
美術と歴史の勉強も茶事?の1つなの??
ボケ防止にはうってつけか??


有難いことに、私には地の利が見方してくれてるみたい(これは後々)
そして周りの暖かい人の心。



昨年の秋、少しの道具を揃えました。
師匠に、「予算を決めてその範囲以内にしときなさい!!」を守りました。
と言うより、それ以上払えない、無い袖はふれない。




柄杓以外は、お古(リサイクル品、骨董品って言った方がカッコええか?・笑)
稽古用の着物もこれ1枚しか持ってません。
師匠が見ててくれたから、間違いないと思います。


上記の道具、9月からのお稽古(茶事を含)の謝礼全て込みで
何万円も行きません。高いのか安いのか?
お茶習ってる方は、「嘘ぉ~超安すぎぃ~~」でしょうね。

なるべくお金の掛からない(掛けれないし)茶の道を追求してみようと思います。

家一軒建てるの分には、何百年もかかりそうですわ(笑)

まだお茶の事、何も知らない怖いもの知らずの私?怖いもの見たさの私
クワバラ、クワバラ・・



かたちこそ み山隠れの 朽ち木なれ 心は花に なさばなりなむ

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