6月の、ホタルの季節になると、師匠の所へ、
県外から、ホタルの茶事がしたいとお出でになられます。
京都、大阪などの関西方面。遠くは群馬よりはるばる、いらっしゃいます。
ホタルが出る、所なら、どこでもさせていただきますが、
メイン会場は2か所。
そして皆さん、どおしても「あちらでやって欲しい・・」と
リクエストくださるのが、ここ。
師匠は、この場所を、お一人で草刈りしてしまうのよ。
写真の奥の方、緑の草萌えてますね?
あそこみたいなのを、手前のように、綺麗に勝手るのです、茶事ができるように。
いつか、苔になるのを待って・・
今回は、水屋のお手伝い。亭主は姉弟子。
岡山から、茶友と、その妹さんも、ご参列。
ここまでの準備が大変。もちここでお食事です。
軽トラック、いっぱいに機材?もってきます。
茶道具はもちろん。
日曜大工セットで、部屋のしつらえ。すだれ掛けたり、
ゴザ敷いて、毛氈しいて。蚊取り線香も用意。
竹の灯篭。
炭を熾し、汲んできた清水で湯を沸かす。
露地の準備。
暗くなる前に、どこに何があるか確認。ミニ携帯懐中電灯を、偲ばせる。
本日は、松花堂弁当と椀物(師匠、お嫁様手作り)、香の物、果物、アルコール、ソフトドリンク。
薄暮時の中、炭点前をしてから、お食事。
円座にて、皆様和やかに、過ごされてます。
メインイベント、濃茶をたてるころは、丁度、いい場面に
ピーンと張りつめた、心地よい緊張感
一碗のお茶を皆で飲み、心一つにします。
お椀でご縁が繋がりました。
これぞ、椀de縁 (手前味噌・笑)」
すだれを上げて、お薄点前になります。
山、田んぼ、川
目の前の、川べりには、無数のホタルが・・
ホタルを愛でながら、お薄茶を一府。
お客様の、歓声の声が聞えます。
ここだけ、別世界。
1年に1度、この季節にしか、お目にかかれない、非日常の一時。
河和田の片田舎で、ひっそり繰り広げられてる、夢?物語。
すばらしい景観ですよ。
草むしり、茶事で獣害対策に一役かってるのよね。
茶事は、究極のグリーンツーリズムだと思います。