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農家民宿 「椀de縁」 シェアハウス・ゲストハウス (バックパッカー、ライダー寝袋持参、自炊可)

漆器、茶事、田舎暮らし(河和田型グリーンツーリズム)
うるしの里で、面白いことしよっせ!

お命頂戴致しました de プロローグ

2015-02-01 | 気ままに・・


1月31日 「猟師と過ごす1日in 美浜町新庄」に参加してきました。


(獣害、ジビエ、猟師。 最近は、さまざまなメディアを通 してこんなキーワードを目にする ことも多くなってきました。しか し、多くのひとにとっては、それ はまだ『リアル』ではありません。 冬山で猟師さんとともに1日を過 ごし、山で起きている‘リアル’ と猟師さんの営みの‘リアル,を感じてみませんか!)、、、のチラシを頂戴し
申し込みました。
山でおきている「リアル」を知りたい。
せっかくなので、町の様子も見てみたいと思い、集合時間21時間前に行ってしまいました(^_^)。
ハイ、前日から一人で現地入りしてたのです。

車中泊でもいいかなと思い、寝袋、毛布、カセットコンロ、何故かゴザ(笑)
等詰め込んでました。もち携帯お茶セットは常備品ね。
しかしながらメンバーの方から、近くに農家民宿があるとの情報を得て
即予約を入れることにしました。
農家民宿開業して1ヶ月あまりの当家。
そこの農家民宿の有り様を見て何か学べたらよいし、
又、家主は猟師で奥様がお茶を嗜んでいるとの項を聞いたら益々
泊まってみたくなったのです。

ほぼトラック専用なんか?と思わせる国8を飛ばしても、
大型トラックに追い越され、後ろからも、アオラレッパナシ。
あの浮浪者(あや失礼、風来坊ね)は、この危険な道を自転車で、
琵琶湖から椀de縁まで漕いで来たんかね!と思うと、
ぶったまげたと言うか、恐れ多いと言うか、立派なもんじゃ。
悪運が強いんけ?(これ又、失礼!)


敦賀からの27号線は広く走りやすい。原発立地所在地だからなのか?

美浜に入ってから、一服する場所を探す。
水晶浜海水浴場近くのバス停が立派な雨除けに覆われているのを
発見、雨宿り兼おそい昼飯をとることに。
競馬場のVIPルームか
野球場のベンチボックスか?てな具合に立派なのは発電所職員社宅前だからか?



スーパーでお惣菜でもと思ったが店が見つからず、一汁無菜で昼食。
ベンチで湯を沸かし、昨年息子が作った竹椀?にて波音をオカズに味噌汁をすする。
何棟も並ぶ社宅から、団地妻にカーテン越しから覗かれてる気配が?(笑)
...てな訳ないでしょ。いや交代制なのでしょうね、バスから何人も帰宅する
原発社員が居たので、奥様お昼の用意して待ってられるか?

生憎の雨で、海は荒れてたが、晴れてれば水晶のように美しい浜なんだろね。





お土産に持って来た、和菓子を一足早く一つ食べてまう私。
食いしん坊でゴメンよ。(別に一箱あるからいいやと安易な考え、笑)

3時に、農家民宿着。大きな民家。お婆ちゃんの生活スペースが寝所。
食事は階段を降りて、ご夫婦と娘さんの生活スペースで。2棟が階段で繋がっていました。

ウエルカム抹茶を頂き、夕食時まで延々とお茶談義
奥様は余り話しは得手ではないとの事だが、お茶の話は別。
お互いが置かれてるお茶環境の違いにビックリ。
奥様は茶名も持っておられ、それなりの地位の模様。
聞くところによると、ここでは書けないが立場的になかなか大変そうですな。

私の師匠は異端児(婆?)って処か?(^_^)
地位も免状(許状)も、看板も要らない私は師匠の弟子で良かったと
つくづく思った。他の教室に行ったら私など即破門でしょな?!

ご主人の方は、話し上手の聞き上手。
こちらも気負いもなく、普通の普段通りのままの私を
暖かく迎えてくださった。

こう見えても私は「話す」事が苦手なんです。苦手と言うより下手。
あっ、でも「お喋り」は得意?の方かな(^_^)
喋らなくてもいい事さえ、喋るのは玉に瑕か?

この家では、泊まり客に出すオカズは大体いつも
同メニューにしているとの事。定番?の鹿のローストと猪汁は、
柔らかく、猪、鹿と言われなければ分からいほど、獣臭くなく
美味しく頂きました。


翌日にする解体の鹿は、夜寝る時点では、まだ捕獲されてなかったのです。
さてさて、当日「リアル」が見れるのでしょうか?
参加する皆さんの思いは色々でしょう。鹿の解体が見たいのか?
ジビエ料理が食べたいのか?
猟師になりたいのか?
山の暮らしを知りたいのか?
好ましくはないがただのミーハーか?
(まあ、とっかかりは、それでも現実を見ないで騒ぐより
いいか?)
百聞は一見にしかず、、だよな。

奥様と娘さんと私は炬燵に潜りこみ寝そべり、ご主人は炬燵でPCで作業。
「いつもは、この部屋に洗濯物がぶら下がり、炬燵の中に半乾きの洗濯物が入ってるんですよ」
と奥様が仰る。
すかさず、「ウチも同じですよ、洗濯物くぐってお客様にはお風呂に
入ってもらいます。乾いてたら畳んどいてねって。
一緒に洗濯機で洗っちゃいますしね(^_^)」と返す。

おミカンとコーヒーを頂きながら、マッタリすごす。
初めて此方に伺ったのに、炬燵にドテーッと寝転ぶ、
行儀の悪い?私に、「それでいいんですよ、その方が楽ですよ。
ウチも寝転びますよ」と。
気取らないのが、親戚のように振る舞えるのが、農家民宿の
醍醐味なんでしょう。

「縄文土器~、弥生土器っ!どっちがスッキ?!
どっちもドキっ!」と口づさむと、えっ何それ!?
と、即座にご主人がPCで検索し、YouTubeで流してくださった。
息子の恩師で、吹奏楽部の顧問の教え子が
「レキシ」いうミュージシャンで、歴史に因んだ
歌をファンキーに奏でてるのです。
(興味のある方は「狩りから稲作へ」で検索し聴いてみてね)

何故ですかね此方の家が居心地がいいのは?

実家の父も冬は本業の傍ら猟師をしてた。こちらのご主人もそう。
奥様と私はお茶LOVEと共通点が多いのです。
しかも、娘さんが吹奏楽部でラッパ(トランペット)を吹いていたと聴いてビックリ。
うちの息子も吹奏楽部でラッパ(チューバ)吹いてたのですよ。
そして学校を卒業しても、娘さんは三方の、息子は鯖江の
楽団に入り今でも、続けているということです。
いつか、何処の演奏会か、大会で会うかもですね。


翌日、縄文時代?に近い1日をすごすのでしょうか?
罠を仕掛け、捕らえ、食し、骨やツノで飾り物を作る。

真剣に、始め人間ギャートルズになる覚悟を決め
床に就いたのです。

(肉を食わらば、骨までも、、)でしたっけ??

(毒を食わらば、皿までも、、)でしたかねぇ?!


、、続く。



natural? でわないけど、、守りたい!

2015-01-25 | 気ままに・・





福井県の県花、越前水仙。
平日でもたいがい、素人?カメラマンが佇んているのですが、
この日は独り占め。例年より開花が早く、満開を過ぎてしまったみたい。
10年ほど前から通いつづけてるこの場所はお気に入り。


~~~~
 県花「越前水仙」は、本県を代表する観光資源であるとともに、全国第2位の生産量を誇る重要な園芸品目です。
 水仙は定期的に植え替え作業をしないと球根が小さくなり、開花しなくなってしまいますが、近年、生産者が高齢化し、急峻な斜面での実施が難しくなっています。
 そこで、福井県の誇りである「越前水仙」をこれからもたくさん咲かせるため、球根植え替え作業のボランティアを募集します。

記ふ

1 活動内容  
  水仙圃場での球根の植え替え(掘り起こし、選別、植え付け)作業


~~~~~~

写真で見る水仙は人の手によって植えられたものなのです。
以前は田圃だったのだそうです。
高齢化と不便さで、水仙農家は減少、この近くの村も無くなりました。
市外に引っ越したり、この山の麓に住まいを移したりそうです。

いつまでも、この美しい風景を残すため、今年も
「越前水仙花いっぱい咲かそう大作戦」に参加しようと思う。


近年、この海岸沿いには、お洒落な雑誌に載るような
カフェが彼方此方に出来ました。
大きなガラス張りで海が丸見え、オープンカフェになってて、
ジャスやPOPなBGMが流れて、、いつも県外ナンバーの車も
結構止まってます。
私も何回か癒やされに行きました。




でも、、

この山寄りにある、喫茶店も(カフェと言うより、喫茶店か食堂か?)
私のお気に入り。作業長靴でも気楽に入れるし、頼んだ定食を「海外側に
持ち出して食べてもいいですか?」て断わりを入れ、
遊歩道まで持っていける。(そんなん事するの私位しか居ないらしい、笑)



波音を聞きながら、うどんをすする。
(まるで、工事現場のオッさんが昼休憩してる様か?(^_^)


お洒落なカフェでのイタリアンランチ
(スウィーツにコーヒー付き?)も嫌いじゃないですよ。

でも、この場所では前者も楽しい。

店の前で売ってる、越前水仙を
東京の恩人に送ってもらう。
(毎年、浜に来るのは、これが目的)
何十年と会わなくても、年に一度の
年賀状でしか近況を知らせ合わないけど、
その方の慈(いつくしみ?)を、ヒシヒシと感じるのです。
感謝の意を、水仙をもって届けさせていただきます。






夏、この海の左寄りに、夕陽が水平線に隠れるころ、
太陽の真ん中をイカ釣り漁船が横切る様を、
太陽の光と漁船のイカを引き寄せる蛍光が醸し出す、
あの何とも言えない光景を、
今年も楽しみにしてます。

食堂のママさんが好きな、高橋真理子の歌
を聞きながら、、

岩場でサザエの焼く匂いをヨダレを抑えて嗅ぎながら、、?!




人生山あり谷あり、
福井は山あり海あり、

私は山にも、谷にも、
そして海にも、身を任せたい
naturalに、、、









何方を選ぶ?

2015-01-23 | 気ままに・・


美しい花を選ぶか?
どんな花が咲くかわからない種を選ぶか?


断捨離をして、ふと思う。

屋根裏で埃をかぶり、息苦しそうにしていたもの達も、初めて手にした時は
新品で美しく、私を楽しませてくれ、必要であり欲しいものだった。
スキー板もボーゲンがやっとしか滑れないくらいの回数しか使ってないけど。
洋服も魅せられて買ったもの。

「カイロの紫のバラ」から集めていた映画のパンフレットは教科書より大事にしてたし、
「風と木の歌」「ファラオの墓」など何度読み返したことか、、

でも、それら全て捨てました。

形あるものはやがて失う。そして闇のなか彷徨う(..って浜省やん)

失ってからの方が、あれは凄くいいやつだったのに、美しかったのにと、
目に見えていたときより、評価が高くなる傾向があるみたいだ。
(あの時は良かった、も入るか?)

そんな綺麗なモノやコトなどの必要だったものが、必要でなくなったとか
変化していくのは、時(とき)のたせいだと思う。
不動の動。時計の針は動いてるけど、一瞬一瞬は止まってて?
動いてる??

永遠の1秒前には、戻れない(そうでショーゴ)



スカッと爽やかになる。(コーラ飲まんでも)


綺麗な花の残像は、心の奥の片隅にそっとしまって置き、
咲くかどうかわからない種を蒔いてみるか?




そして、もう要らないと判断されて捨てたものより、もっと以前から
存在してた古い漆器類は残ったのよね。
新しいから残す、古いから捨てるじゃないのよ。
必要とされているモノ、コトは必然的に残るのよ。

必要とされているから生きてる、生き残ってる。

生かされてる。


未練とか執着とかの、邪念を捨てる、思い切りもまた必要だね。


なんと言う 今だ
今こそ 永遠


お茶で習った お軸の言葉が よぎる






クラブのチームメートが亡くなった。
バカタレ!と言って、悼ませてもらった。
薪ストーブの熾火を見つつ、、
目を閉じると物静かな彼の、優しい笑顔が鮮明に映る。
バカヤロー!







思い余って?屋久島へ・・

2014-06-07 | 気ままに・・


新緑が眩しい、爽やかな日に私は生まれました。

53年前の5月の朝、庭先で道志川で捕れた鮎を、七輪で炭を熾し、
パタパタとウチワで扇ぎ焼いていた(もう釣れたのか疑問)
臨月の母。


ちょっとしたことで足をすべらせ、蹴躓き産気づいてしまったそうです。

すぐお産婆さんを呼びに行き、「もう産まれてしまう、頭半分でてるっ!」って
かなり焦ってた父は、急がねばならぬと、ノロノロしてるお産婆さんを背負て走って
家にかけつけた。
・・らしい
(ホントかな?)

時すでに遅し、私はひとりでに産まれて、おぎゃ~おぎゃ~と泣いていた。
・・らしい
(これも、ホントかな?笑)


で、後処理が遅くなり、へその緒を切るのが遅れたから、私は出臍になったということ。
・・らしい
(今は、体脂肪に体中おわれてるから?出べそじゃありませんよ)


でも、私は、名手の橋の下で拾ってきたとか、道志橋の下で拾って来たとか、
幼少のころ聞かされたので、名手でも、道志でも、どうでもと思ってた。


そんなこんなで、53歳の誕生日を迎える、数日前に、新緑、深緑、心力?繋がりで、
果てしなく、緑ばっかりの、屋久島へ行ってきました。


はあぁ~~~、前置きが長くて、すみません


1993年に、世界遺産に登録され、樹齢7200年といわれる、縄文杉などの屋久杉が有名な屋久島。

心身ともに浄化したい。
パワーもらいたい。
これからの30年、どうやって生きていこうか(86歳まで生きる予定は未定)
どの道を進めばいいんだろ?
いったい、私は何者?何がしたいの。
やりたいのか?
やら、ねばならぬのか??

(どんなに遠くても辿り着いてみせる
石のような孤独を道づれに
空とこの道、出会う場所に・・・)と、浜省の詩を心の支えに、

余りあまって、屋久島へGO~~~っとなった。

ピーク時と値段の高い、春と夏休みを避け、ひと月に35日雨が降ると言われる
屋久島へ、梅雨が来ようとする5月後半に、雨具の用意ばっちりで出発しました。




鹿児島から約35分。日本で7番目の大きな島(東京23区ほどの大きさ)に到着。

お天気は、快晴、素晴らしいぃ~~
前々日まで、大雨で船は欠航だったらしい。



チェックインまで時間があったので、宮之浦の宿とは反対方向に南下し、しばしドライブ。
モッチョム岳(世界遺産登録地域)を右手に仰ぎ、

干潮時2~3時間しか入浴できないという、平内海中温泉へ。







ここ、脱衣所がなく、共同浴場、しかも、水着や下着での、入浴厳禁。

素っ裸で入っても、いいかな?(公然わいせつ罪には問われないと思いますが)でしたが、
次が待ってたので、足湯だけで留めておきました
時間あったら、オールヌードになってたカモかも。


はい次は、,

山・・・・でもなく、

海・・・・でもなく



これです(笑)





屋久島と言ったら、屋久杉。山岳かマリンの、エコツアーでしょうね。
でも、

山→木。

海→水。

木と水と言ったら、あと何??

あれでしょあれ、
ーーーかなり、ひっぱる??



ほれほれ、これでしょ!(笑)






陶芸体験してきました。
わざわざ、ここに来てこれかよってか?


でも「木」と「水」とくれば?

「土」でしょ~よ!

・・・そして「火」も使う・・
でしょ??

ほれほれ、わかる方はわかるわよね??



ロクロ初体験でした。自分へのお土産は自分で作る。
私の、処女作品であります・

もう2度とこの地、屋久島を訪れることも
なかろうと(いや、無いお金と、時間さえあれば又来たい)
一期一会の思いで、精神集中して作りました。

2個作ったあとは、ヘロヘロになりましたわ。
2か月後位?忘れたころに、我が家に届くとおもいます。
完成品忘れなかったらUPしますね。
(どうでもいい方はどうでもいいですね・・


あっ、体験料「お金」払ったので、、、

「木・火・土・金・水」  


となるでしょ?
(幾分、こじつけてまかね?笑)


まあ、私が、やりたい事をしたまでです。
土と水を、いじくりまわしてる時間は、なんとも言えぬ
至福のひとときでした。(安上がりにできてます、ハイ)



まだ、日没に時間があったので、も少し進み、西部林道手前の、
日本の滝100選に選ばれてる、大川の滝(おおこのたき)へ。








落差88m。滝壺の真下まで、近づけるのでかなりダイナミックでした。
(画像より、遥かにすばらしい、、やはり生が一番ねっ!)


来た道を戻り(時計と反対廻り)、北上。
水平線に、落ちる夕陽を追いかけ、

エルパソの街並みとは、ちと違うカモかもだが、(砂漠と砂浜)
夕陽のガンマンに成りきり、口笛までは吹かぬとも(ホラはよく拭く)
明日の獲物(縄文杉)を、射程圏内に抑え、夜が更けるのを
待ったのです。

(どちらかと言うと、クイント・イーストウッドより、ジュリアーノ・ジェンマ
が好き )

翌日は、朝4時起きの、4時半宿出発でした。
荒川登山口まで、GO~~~!


今日はここまで、、
長文にお付き合い、ありがとうございあした。



今、うるしの里は、ホタル舞う里になってます。
草むらで、じっとしているメスのホタル。
それを、オスのホタルが、空前の灯のように、幻想的な光を放ち
、メスの追っかけが始まります。

そう、毎年恒例の、ホタルdeホテル (笑
たま~~に、人間様も、車のテールランプで、ホタルの真似してます (苦笑





男に忘られて侍りける頃、貴船に参りて、御手洗川に蛍の飛び侍けるを見てよめる

物思へば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂たまかとぞみる
   和泉式部