1月31日 「猟師と過ごす1日in 美浜町新庄」に参加してきました。
(獣害、ジビエ、猟師。 最近は、さまざまなメディアを通 してこんなキーワードを目にする ことも多くなってきました。しか し、多くのひとにとっては、それ はまだ『リアル』ではありません。 冬山で猟師さんとともに1日を過 ごし、山で起きている‘リアル’ と猟師さんの営みの‘リアル,を感じてみませんか!)、、、のチラシを頂戴し
申し込みました。
山でおきている「リアル」を知りたい。
せっかくなので、町の様子も見てみたいと思い、集合時間21時間前に行ってしまいました(^_^)。
ハイ、前日から一人で現地入りしてたのです。
車中泊でもいいかなと思い、寝袋、毛布、カセットコンロ、何故かゴザ(笑)
等詰め込んでました。もち携帯お茶セットは常備品ね。
しかしながらメンバーの方から、近くに農家民宿があるとの情報を得て
即予約を入れることにしました。
農家民宿開業して1ヶ月あまりの当家。
そこの農家民宿の有り様を見て何か学べたらよいし、
又、家主は猟師で奥様がお茶を嗜んでいるとの項を聞いたら益々
泊まってみたくなったのです。
ほぼトラック専用なんか?と思わせる国8を飛ばしても、
大型トラックに追い越され、後ろからも、アオラレッパナシ。
あの浮浪者(あや失礼、風来坊ね)は、この危険な道を自転車で、
琵琶湖から椀de縁まで漕いで来たんかね!と思うと、
ぶったまげたと言うか、恐れ多いと言うか、立派なもんじゃ。
悪運が強いんけ?(これ又、失礼!)
敦賀からの27号線は広く走りやすい。原発立地所在地だからなのか?
美浜に入ってから、一服する場所を探す。
水晶浜海水浴場近くのバス停が立派な雨除けに覆われているのを
発見、雨宿り兼おそい昼飯をとることに。
競馬場のVIPルームか
野球場のベンチボックスか?てな具合に立派なのは発電所職員社宅前だからか?

スーパーでお惣菜でもと思ったが店が見つからず、一汁無菜で昼食。
ベンチで湯を沸かし、昨年息子が作った竹椀?にて波音をオカズに味噌汁をすする。
何棟も並ぶ社宅から、団地妻にカーテン越しから覗かれてる気配が?(笑)
...てな訳ないでしょ。いや交代制なのでしょうね、バスから何人も帰宅する
原発社員が居たので、奥様お昼の用意して待ってられるか?
生憎の雨で、海は荒れてたが、晴れてれば水晶のように美しい浜なんだろね。

お土産に持って来た、和菓子を一足早く一つ食べてまう私。
食いしん坊でゴメンよ。(別に一箱あるからいいやと安易な考え、笑)
3時に、農家民宿着。大きな民家。お婆ちゃんの生活スペースが寝所。
食事は階段を降りて、ご夫婦と娘さんの生活スペースで。2棟が階段で繋がっていました。
ウエルカム抹茶を頂き、夕食時まで延々とお茶談義
奥様は余り話しは得手ではないとの事だが、お茶の話は別。
お互いが置かれてるお茶環境の違いにビックリ。
奥様は茶名も持っておられ、それなりの地位の模様。
聞くところによると、ここでは書けないが立場的になかなか大変そうですな。
私の師匠は異端児(婆?)って処か?(^_^)
地位も免状(許状)も、看板も要らない私は師匠の弟子で良かったと
つくづく思った。他の教室に行ったら私など即破門でしょな?!
ご主人の方は、話し上手の聞き上手。
こちらも気負いもなく、普通の普段通りのままの私を
暖かく迎えてくださった。
こう見えても私は「話す」事が苦手なんです。苦手と言うより下手。
あっ、でも「お喋り」は得意?の方かな(^_^)
喋らなくてもいい事さえ、喋るのは玉に瑕か?
この家では、泊まり客に出すオカズは大体いつも
同メニューにしているとの事。定番?の鹿のローストと猪汁は、
柔らかく、猪、鹿と言われなければ分からいほど、獣臭くなく
美味しく頂きました。
翌日にする解体の鹿は、夜寝る時点では、まだ捕獲されてなかったのです。
さてさて、当日「リアル」が見れるのでしょうか?
参加する皆さんの思いは色々でしょう。鹿の解体が見たいのか?
ジビエ料理が食べたいのか?
猟師になりたいのか?
山の暮らしを知りたいのか?
好ましくはないがただのミーハーか?
(まあ、とっかかりは、それでも現実を見ないで騒ぐより
いいか?)
百聞は一見にしかず、、だよな。
奥様と娘さんと私は炬燵に潜りこみ寝そべり、ご主人は炬燵でPCで作業。
「いつもは、この部屋に洗濯物がぶら下がり、炬燵の中に半乾きの洗濯物が入ってるんですよ」
と奥様が仰る。
すかさず、「ウチも同じですよ、洗濯物くぐってお客様にはお風呂に
入ってもらいます。乾いてたら畳んどいてねって。
一緒に洗濯機で洗っちゃいますしね(^_^)」と返す。
おミカンとコーヒーを頂きながら、マッタリすごす。
初めて此方に伺ったのに、炬燵にドテーッと寝転ぶ、
行儀の悪い?私に、「それでいいんですよ、その方が楽ですよ。
ウチも寝転びますよ」と。
気取らないのが、親戚のように振る舞えるのが、農家民宿の
醍醐味なんでしょう。
「縄文土器~、弥生土器っ!どっちがスッキ?!
どっちもドキっ!」と口づさむと、えっ何それ!?
と、即座にご主人がPCで検索し、YouTubeで流してくださった。
息子の恩師で、吹奏楽部の顧問の教え子が
「レキシ」いうミュージシャンで、歴史に因んだ
歌をファンキーに奏でてるのです。
(興味のある方は「狩りから稲作へ」で検索し聴いてみてね)
何故ですかね此方の家が居心地がいいのは?
実家の父も冬は本業の傍ら猟師をしてた。こちらのご主人もそう。
奥様と私はお茶LOVEと共通点が多いのです。
しかも、娘さんが吹奏楽部でラッパ(トランペット)を吹いていたと聴いてビックリ。
うちの息子も吹奏楽部でラッパ(チューバ)吹いてたのですよ。
そして学校を卒業しても、娘さんは三方の、息子は鯖江の
楽団に入り今でも、続けているということです。
いつか、何処の演奏会か、大会で会うかもですね。
翌日、縄文時代?に近い1日をすごすのでしょうか?
罠を仕掛け、捕らえ、食し、骨やツノで飾り物を作る。
真剣に、始め人間ギャートルズになる覚悟を決め
床に就いたのです。
(肉を食わらば、骨までも、、)でしたっけ??
(毒を食わらば、皿までも、、)でしたかねぇ?!
、、続く。