水銀党本部執務室

冬月のブログです。水銀党本部の活動や、政治社会問題、日常の中で感じた事など様々なテーマで不定期に更新されております。

水銀燈二次創作小説『BLACK ALICE』制作発表!

2006-03-14 23:00:53 | Weblog

どうも、水銀党です。
今日の昼は『異邦人達の終着駅』のオーナー三人で集まってサイト運営についてお話をしてついでにカラオケに行ったのですが(むしろこっちが主目的?)、そこで以前私の掲示板で話題になった某ゲームの主題歌『さくらんぼキッス』を、なんと神鏡も知っていて歌えるという衝撃の事実が判明。

いやー、やっぱり神鏡先生は偉大です(←内緒だよ?キュンキュン♪)
まあ冗談は抜きにして、この日はむしろ神鏡が『香道』(茶道と同じで、こちらはお香をたく時の作法です)という知っている人の極めて少ないマニアックな話を私がしたら即座に話題に付いてきたのと、『銀色の髪のアギト』のテーマソングを流暢に歌えることの方に感心しました。
ところで掲示板といえば、私の管理する掲示板『水銀党本部会議室』http://www2.ezbbs.net/21/colonel/でただいま5000HIT記念企画を開催中で、5000HITを踏まれた幸運なお客様に私の公開している小説ELDER SISTERのキャラクターの中からお好きなキャラを選んで頂いて、それを主役に記念SSを書こうと思っております。
こちらはでき次第神鏡のサイトに公開させてもらえることになりましたので、ご期待下さい♪

それから、これは私の個人的な活動で、一つ発表を。
私が以前から加盟している水銀燈同盟様に、お互いの友好関係を祝して進呈する約束をしていた水銀燈の二次創作小説の構想がまとまりましたので、以下内容を紹介したいと思います♪

 

 

『BLACK ALICE』

 ミリタリー小説専門の水銀党こと冬月が送る、もう一つの水銀燈の物語です。
本格的な二次創作を手がけるのは、実はこれが始めての試み。
原作であるローゼンメイデンの個性豊かなキャラクター達の持ち味を活かしつつ、大胆なストーリー展開とオリジナルキャラクターの投入で、『水銀燈』の魅力を最大限に引き出します!
何より圧巻だと自負しているのが、序章のアフガニスタンの戦場シーン。
執筆にあたっては実際にアフガン戦争を戦った傭兵のノンフィクションの記録を参考にしているので、リアリティー抜群!使用される兵器も戦闘の推移も、水銀燈が登場する以外は(笑)全て史実に忠実に描かれております。
アフガン戦争は、アメリカCIAがムジャヒディンにスティンガーミサイルを供与したからソ連が負けたとよく言われますが、ではもしアメリカがスティンガーではなくて水銀燈(!)をゲリラに供与したら戦場はどうなっていたか、と思いついたことが、今回の小説執筆の始まりでした。
序章はまもなく公開する予定ですので、ご期待下さい♪

STORY

・・・2001年、夏。日本。

DOLL(Diversified Operating Lilliput Lady・・・多目的極小人型活動機械)が人間と共存する世界。

重度の心臓病を煩い、生きる希望を失って日々を過ごす少女、柿崎恵(めぐ)の病室を、一人の少し風変わりなドールが訪れた。

ドールの名前は水銀燈

かつて強大な破壊力を誇る超兵器として世界各地の戦場で暗躍した彼女は、十年前のアフガニスタンで傭兵として戦っていためぐの父・柿崎弘一と、互いに生命力を共有する、『ミーディアム』の契約を結んだ。

水銀燈は戦死したかつてのミーディアム・弘一の遺言を果たすために、日本にやってきたのだ。

水銀燈と出会い、次第に生きる希望を取り戻し、元気になっていくめぐ。

だが、丁度その頃、アメリカ・日本が共同でテキサス州ヒューストンの軍事研究施設で開発中の最新鋭の戦略対地攻撃衛星『ブラックアリス』の電子頭脳が暴走を起こし、研究施設がヒューストン市ごと壊滅する事件が発生。

研究者達は『ブラックアリス』は危険すぎるとして封印を主張するが、その矢先に発生した9・11事件に激怒した米軍上層部は世界にアメリカの力を示すためだとして、『ブラックアリス』打ち上げを強行する。

果たして、打ち上げられた『ブラックアリス』は再び暴走、最終迎撃モードに移行し、3日後に全世界主要都市への無差別核攻撃を行なうことを宣言する。

めぐを看病する日々を送る水銀燈を、日本政府高官を名乗る薔薇水晶が訪ねた。

『ブラックアリス』の暴走を止め、世界を救えるのはあなたしかいないと、水銀燈に告げる薔薇水晶。

実は『ブラックアリス』の電子頭脳プログラムは、水銀燈のデータをコピーしてつくられたものだったのだ。

薔薇水晶からの要請に、水銀燈は苦悩する。この時水銀燈は既に、めぐの体力回復のためにめぐとミーディアムの契約を結んでしまっていた。

ここで自分が出撃すれば、ミーディアムとして生命力を共有するめぐを危険に晒すことになる。

めぐを守るか、世界を救うか。

各国共同の阻止作戦も失敗、『ブラックアリス』は報復としてワシントンDCとモスクワ、北京を攻撃し、数万人もの死者が出る。

避難警報が発令され、パニックに陥る東京。その中で、めぐと、そして水銀燈が選んだ道は・・・・・・。


CASTS

水銀燈・・・「ジャンク・・・そう、良い響きね。私はそれを誇りに思う」
東西冷戦時代、アメリカの下で世界各地の戦場で暗躍したドールで、超強力決戦兵器。十年前のアフガン戦争で、めぐの父弘一と出会い、ミーディアムの契約を交わした。戦場から引退した後、めぐに会うために日本にやってきた。

真紅・・・「あの頃は、戦うことでこんなに迷ったりはしなかった」
水銀燈の昔の戦友で、今は日本国政府・内閣府自走式人形管理委員会の委員長。日本では初めて政府の要職に就いたドールで、ドールへの人権付与の拡大と、軍事使用の制限を目指す。『ブラックアリス』計画には当初から反対しており、航空自衛隊による『ブラックアリス』攻撃作戦の指揮をとる。

柿崎恵・・・「でもね、最近はちょっとだけ、死ぬのが怖いって思うようになったんだ」
愛称はめぐ。生まれつきの重度の心臓病で、幼少期から入院している少女。生きる気力を失っていた。

有栖川陽子・・・「貴女があの子に、希望を持たせたんじゃない!ずっと死にたいって言ってたあの子に、生きていれば幸せになれるって、約束しておいて・・・・・それなのに今度は、世界のために死ねっていうの!?」
めぐが入院している有栖川病院の看護士で、院長の娘。めぐのことが好きで、何かと世話を焼く。 (オリジナルキャラクター)

柿崎弘一・・・「完璧じゃないから、お前は女でいられるんだ、きっと」
めぐの父。元自衛官だったが、除隊して傭兵となる。めぐが二歳の時に、アフガンで戦死した。 (オリジナルキャラクター)

ボブ、シャリフ・・・弘一の戦友。 (オリジナルキャラクター、ボブはソラの小説からの友情出演w)

薔薇水晶・・・「めぐさんを守るか・・・・それとも世界を救うかです」
日本国政府・防衛庁技術研究本部主任を務めるドール。日米共同で行なわれていた『ブラックアリス』計画の開発責任者。『ブラックアリス』の暴走を止めるために、水銀燈に再び戦うよう求める。

エンジュメイデンズ・・・日本の大手軍需メーカー、槐重工が製造したドールズ。薔薇水晶の身辺警護などを行なう。

白崎・・・「凡人には、好機も災厄に見えてしまうものです」
日本国内閣官房副長官。『ブラックアリス』の暴走を利用して、アメリカに対する日本の発言力を高めようと画策する。

カナリア准将・・・「今宵、世界は二者に分たれた。合衆国政府に従い生きながらえる者と、逆らって地上から抹殺される者とに」
アメリカ合衆国空軍幹部のドール。ドールの自由は合衆国政府によってのみ約束されると信じて、『ブラックアリス』計画を強引に推進し、アメリカの覇権を確立したいと考える野心家。

翠星石蒼星石・・・「高度6万フィートまで行くと、やっぱり地球が青く見えるのかな」
姉妹で航空自衛隊に所属するドールで、戦闘機F‐15イーグルのパイロット。階級は二人とも一尉。水銀燈を支援して『ブラックアリス』攻撃作戦に参加する。

『ブラックアリス』・・・日米両国が極秘裏に開発してきた、戦略対地攻撃用人工衛星多弾頭核ミサイル荷電粒子砲を大量に装備し、複数の目標を同時に攻撃できる。核戦争で地上の司令部が破壊されたような場合でも単独で作戦行動が取れるよう、高度な自己判断能力を備えた電子頭脳を搭載し、『宇宙時代の原潜の役割』としての抑止力が期待されたが、それがあだとなり暴走した。その電子頭脳プログラムは、実は水銀燈の過去の戦闘データを元につくられたもので、その点では『彼女』もまたドールといえる。


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3 コメント

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こんばんわ~です♪ (haru)
2006-03-18 00:31:13
haruです。

おぉ・・!!何だかとても楽しみな小説に仕上がりそうですね♪

というか真紅が重要な役割で出演してくれそうで嬉しいのですが、ボ・・ボブが友情出演とは!!(笑

水銀党さん風のボブがどんな感じに活躍してくれるのか楽しみです♪

設定を読んでいたら、何だかいつもと違う真剣な(?感じの絵が描きたくなってきました★

こんな素敵なお話なら、きっと水銀燈同盟さんも喜んでくださいますね。

haruも完成楽しみにしてます♪
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そんな悪いですよ、haruさん(汗 (水銀党)
2006-03-19 01:48:15
ありがとうございます♪

出来上がる前からそんなに声援を頂くと、何だか恐縮ですね(笑)。肝心の水銀燈同盟の管理人さんがここのところネットから蒸発しているので(サイトに行ってみればわかりますが)ちょっと音信不通なのですが、いずれにせよ序章はもうできておりますので。そろそろどこかで公開しようと思っています。

この小説も例によってシリアスな軍事サスペンス調なのですが、ローゼンメイデンの二次創作(パロディ)が基本ですし、『ドール』という完全なフィクションを中心に物語を作っている分、難解な軍事的解説は押さえて、分かり易く噛み砕いた小説にしたいと思っております。

何よりこの小説は、めぐと水銀燈の触れ合いを主軸にした人間ドラマを書きたくて考え付いたものですから、ミリタリーは正直二の次です。

『核攻撃衛星』のようなハリウッド風のガジェット(インチキ大道具)など、エンターテイメント重視で普段の私ならやらない演出もしますし、ちょっと肩の力を抜いて楽しい二次創作にしたいですね♪

真紅は天性の主役キャラですから出すと水銀燈とのバランスが取り辛いので、本当は登場させないつもりだったのですが、主人公のかつての戦友で、一線を退いて政府の重鎮になりつつも昔の信念を貫いているようなタイプのキャラが欲しいなと思ったので、思い切って登場してもらうことにしました(笑)

真紅は性格がアニメと変わらないですから、きっとharuさんも気に入ると思いますよ。

かつて自分が戦いに身を投じた経験から、ドールの軍事利用を加速させるべきだという考えが主流の日本政府の中で、

「ドールには人間と同じ心がある。兵器ではない」

と反対し続けます。

「国防に貢献してこそドールの人権を高められる」と考える薔薇水晶とは対立していて、「兵器として利用される限り、私達が道具としかみなされないことがわからないのですか!?」と。

ボブはアフガン戦争の回想シーンに出てくるアフリカ系カナダ人の傭兵で、まあ名前以外はほとんどオリキャラですな(笑)

・・・しかし、haruさんそんな、また絵をお描きになりたいだなんて・・・・・いつも申し訳ないです(涙)

私も頑張らなくては♪
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Unknown (ソラ)
2006-03-19 22:43:33
ボブ!ボブだ!!

がんばって描いてくれたまえ!

俺はFFやってくる(おぃ)
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