りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

ゴールデンウィークの足柄峠(3)

2011-05-06 16:45:44 | 阿豆麻波夜
足柄城趾でお弁当をいただくことにしたのですが、子どもたちと一緒だと、なにからなにまでにぎやかで、とても写真を撮っている余裕なんてありませんね。 それぞれにつくってきたお弁当にプラス、母からの差し入れもある。山登りにきたはずなのにピクニックシートの上はごちそうでいっぱいになりました。が、あっという間にほとんど食べちゃって。 食べたと思ったら、「おにごっこしよう!」って、ちょっと。少しは休ませてよね。 . . . 本文を読む
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ゴールデンウィークの足柄峠(2)

2011-05-06 13:50:32 | 阿豆麻波夜
峠にある足柄明神。 足柄神社が遷座する前の神社跡。 石の祠の脇には絵馬がかかっていたります。 ここは足柄城趾と万葉公園をつなぐ道すがらに位置しています。 言い伝えによるとヤマトタケルは「明神嶽から足柄山を越えようとしたときに進路に迷う」のですが、ひろく解釈するとこのあたりもその定義に適う場所ではある。そこに一匹の「白鹿」があらわれます。古事記では「蒜」でもって打殺された「白鹿」は、山中で迷 . . . 本文を読む
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ゴールデンウィークの足柄峠(1)

2011-05-06 13:09:49 | 阿豆麻波夜
父と「足柄峠をあるこうか」と話していました。 昨年来、「足柄之坂」についていろいろ考えていますが「考えるよりも先に歩いてみたほうがよいのでは?」とはかねがね思っていたのです。出かけたとしてもクルマでさっと通り過ぎるくらいでしたから、幼い頃に歩いて眺めた風景とはやっぱり違います。一方で、原風景ともいえる記憶の方は変に細かいところは鮮やかなんだけど、「子どもの頃の記憶」にありがちなイメージの世界の . . . 本文を読む
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阿豆麻波夜 足柄の範囲(2)

2011-02-08 05:50:55 | 阿豆麻波夜
JAXAからお借りしてきた「だいち」撮影の「箱根」の画像。 以前書いた「足柄の範囲」で「足柄」という名前について考えたのですけど、手がかり不足もあって、どうにも追いきれなかったなぁって、ずっとひっかかっていました。 「足が軽い」杉材から「足軽」→「足柄」という発想は、確かに説明がしやすい。でも、語呂合わせでもダジャレでも、発想というのはモノや容態のことから意味を見出すより先にいつだって土台が必要 . . . 本文を読む
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足柄小舟の足柄杉

2011-01-29 08:43:14 | 阿豆麻波夜
万葉集にも歌われていた足柄杉。足柄神社周囲にある杉は大きなものでは250年~300年ほどの樹齢ではないか?と言われています。 古代杉というわけではないのだけれど、いにしえを偲ばせるには十分で、こうした杉の木を絶やさずに育て続けてきたのですね。足柄小舟はこういった杉でたくさん造られていたのでは?という想像には耐えられるほどの大きさを持っています。古代の足柄の山にどれほどの杉の森があったのかについては . . . 本文を読む
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阿豆麻波夜 足柄神社

2011-01-01 12:03:50 | 阿豆麻波夜
地域振興、町おこしの鍵として、B級グルメがにぎやかです。記録的暑さだった今年の夏(。。。というか、もう昨年のこと、ね)。御殿場に通うようになって間もなくの頃、富士宮焼きそばをいただきました。だいぶ遅ればせながらではありますが。。。流行りのB級グルメに接したわけです。御殿場で富士宮焼きそば?って思うけど、それがあるんですよね~。どうやらご当地グルメは「ご当地」だけのものではないらしく、ある一定の圏内 . . . 本文を読む
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二重の司祭/碇ゲンドウの場合(2)

2010-11-08 21:35:41 | 阿豆麻波夜
「贄持」「井氷鹿」「岩押分」。このあたりはエヴァをイメージさせるのと同時に「碇」を古事記に結びつけるに強力な要素があると考えています。以下は鈴木三重吉による「古事記物語」からの抜粋。   命(みこと)はそのからすがつれて行くとおりに、  あとについてお進みになりますと、  やがて大和の吉野河の河口へお着きになりました。  そうするとそこにやなをかけて魚をとっているものがおりました。  「おまえは . . . 本文を読む
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二重の司祭/碇ゲンドウの場合(1)

2010-11-02 20:00:59 | 阿豆麻波夜
TVではじめて放映されるとき。すべてが唐突にはじまるので、世界観を知るための準備なんて誰にもできなかったはず。画面に出てくること以上の情報はないわけだから、「エヴァ」にしたって視聴者はいきなり「エヴァ」の世界にポンッと投げ込まれる。現在に至るまでにいろんな話が飛び交って、時代が進んで、また復活して。。。という具合に、すでにたくさんの情報が積み重なっているけれど、情報なしでいきなり目に焼き付いてしま . . . 本文を読む
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エヴァンゲリオン/体験(3)

2010-10-31 05:29:09 | 阿豆麻波夜
1/1ガンダムがお台場に現れたときには、なんだかものすごい人が押し寄せていましたね~。「ん?ひょっとして動くのか?」と期待していましたが、さすがにそこまでは時代(と予算)は追いついてはないようです。ハリボテのガンダムでも、あれくらい大きくなれば「建築」と呼ぶべきスケール。そりゃ~、見てしまえばすっごいぞ!ってことになるだろうな。 でも、ちょっとホッとしました。こいつ、動くぞ!となったら、やっぱり見 . . . 本文を読む
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エヴァンゲリオン/体験(2)

2010-10-27 08:13:12 | 阿豆麻波夜
鉄腕アトムが生まれるという2003年4月7日を迎えたとき、現実に自分の生活環境を顧みて「ふ~ん、未来なんてこんなもんかぁ」とか思った。けど、それをきっかけに久しぶりに読んでみたら「手塚治虫ってやっぱすごい」ってね、単純に思ったのでした。読みはじめれば手塚治虫ワールドが止まらなくなってしまって、実家までクルマを走らせて、両親には挨拶もそこそこに漫画だけを取りに帰ったりして。ひたすら「火の鳥」を読み返 . . . 本文を読む
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阿豆麻波夜 足柄の範囲

2010-10-27 04:22:22 | 阿豆麻波夜
「御殿場」に限った話ではなくて、今ある地名にはそれなりに歴史が積み重なったり、折り重なったりしているはず。土地の名前が変わるなんてことは、言ってみれば大事件だったはずで、「御厨」から「御殿場」に変わったという出来事自体に、変わるだけのきっかけやインパクト、意味なんかが保存されているとも言えます。 そういう事実を知ってまた同じ場所に立ってみると、目の前に複数の風景が一遍に現れてくるようにも感じます。 . . . 本文を読む
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エヴァンゲリオン/体験

2010-10-26 06:07:12 | 阿豆麻波夜
リアルタイムでは観ていなかったので、長い間蚊帳の外にいました。 「あんた、バカぁ?」っていうアスカのセリフは知っている。 シンジくんの「逃げちゃダメだ」も知っている。 綾波レイの等身大フィギアの話題も耳に入ったりする。 でも、はじめて観たのはTV放映から10年後。 それにはきっかけがあって。。。「おおさこさんには絶対観て欲しい」と言っていた若い友人コッシーが、大切な自分の宝物を手渡してくれて。L. . . . 本文を読む
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阿豆麻波夜

2010-10-20 13:59:14 | 阿豆麻波夜
御殿場によく行くようになったこともあるけれど、このごろなんで「御殿場」という地名になったのか?ちょこっと気になりはじめたので、調べたりしていました。御殿場の地名は比較的新しいもので、東照大権現、徳川家康に由来しています。それ以前は、伊勢神宮の荘園として「御厨」(みくりや)と呼ばれていたそうです。 ではそれ以前はなんと呼ばれていたのか? 何の気なしに読んでいた本で知ったのですが、御殿場の地名の由来と . . . 本文を読む
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