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幽白蔵馬受とかアイマスとか他ゲームとかたまに猫な妄想ブログです

妄想突発童話 ラーメン屋の休日

2016-09-25 10:44:57 | オールキャラ 黄泉×蔵前提
ラーメン屋はいつも夜働いています。
大体お昼過ぎに起きて
ラーメンのしこみをして
屋台を引いて
お仕事をして
眠るのは早朝3時ころです。
いわゆる『ちゅうやぎゃくてん』生活。
ラーメン屋の友達はー人間だけでなく妖怪にも
霊界人にもいますがー普通の日勤で
働いている人が多くあんまり
遊べません。
ので。
ラーメン屋は自営業なのを良いことに
好きな時に休んでいます。
(そこらへんが勤め人たちの逆鱗に触れたりもしますが)

「えー、蔵馬いねーの?」
呼んでもないのに勝手に鬼の家に上がり込んで
良いよとも言ってないのに勝手に菓子を(ちなみに
人間界の有名和菓子店の季節限定品。勿論高価。)
がつがつ食べながらラーメン屋は言いました。
「所用で出掛けている。」
鬼は仕事をしながら答えます。
昔はラーメン屋の相手をする時は客間にとおして
きちんと対応していましたが、こちらの都合を考えず
押し掛けてくるので扱いが雑になりました。
あと、ラーメン屋がちょっと蔵馬さんのことが
好きなので鬼はラーメン屋に対して態度が
大人気なくなります。
「飛影んとこか?」
「邪眼師?何故だ?」
「なんとなく?」

二人して黙りこみます。
蔵馬さんは何故だか邪眼師に優しいのです。
(鬼の子供にも優しいですが。)
二人ともそれがあまり面白くありません。
アレのどこが可愛いのかちっとも二人にはわからないからです。

「なんだよー蔵馬いねーなら店やりゃ良かったぜ。」
つまんねーと自分が買ってきた缶ビールをあけながら
ラーメン屋は言いました。
「メールなり電話なりすればいいだろう。」
あぽいんとをとらないお前が悪いと鬼は言います。
「や、今出来ねーんだよ。」
「何故だ?」
「金払ってねーから電話止まってんの。」
「・・・・・・・」
何とも言えない表情で鬼はラーメン屋を見ました。
「・・・・・なんだよ。」
「今日は泊まって行くか?
最近うちの料理人も人間界から帰って来てな。
そちらの料理も作れるぞ?」
「マジ? 
もう、魔界モンゴリアンデスワームの蕎麦とか
食わされないか?!」
「・・・・・そんなゲテモノ料理は癌陀羅では
食わん。」
「うっそ、うちは普通に食わされたぜ?
魔界ゴキ」
「浦飯。」
「おう。」
「やめろ。」
「イエス。」

椅子から立ち上がりながら鬼は側仕えの
おじいちゃん鬼にメールをおくりました。
ラーメン屋と酒を飲むので肴を幾つか
プライベートスペースの居間に届けてくれ、と。
「あ、そういや修羅は?」
ラーメン屋は鬼の子供のことを来宅二時間目にして
思い出しました。
「蔵馬と出掛けている。
孤光直々の招待だ。」
「て、ことは棗とか躯も。」
「勿論居るだろう。」
魔界が誇るあらゆる意味で最凶美女三人。
 
「蔵馬も大変だなあ・・・」
「帰って来たら機嫌が悪くて宥めるオレが
大変だ。」
ぽろっと鬼がのろけました。
ラーメン屋は面白くありません。
蔵馬さんはラーメン屋達の前では
感情を荒げることがあまりありません。
いつも穏やかにクールです?

それなのに。
鬼にはわがまま言ったり下らないことで
怒ったりするみたいです。
自分にだってして欲しいのに。
なんかむかつく。
そう思ったラーメン屋亡き(妖怪としての遺伝上の)父に
ちかいました。
ー今日こいつの秘蔵の酒の二十分の三くらいは
飲み干してやるぜ!って。


ーそんなん誓われてもラーメン屋の妖怪としての遺伝上の
亡きお父さんはあきれていますけどね。



~あ、蔵馬さんいない。
黄泉様と幽助はこんな感じかなーって。
年の離れた遠縁の親戚?くらいの距離かなあ?
多分友達ではないし、知り合い程遠くはなく。



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