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幽白蔵馬受とかアイマスとか他ゲームとかたまに猫な妄想ブログです

昔あったかもしれない黄泉+蔵馬+黒鵺  六前編

2018-03-11 10:04:53 | 妄想盗賊三人組
「ぶっ!」
魔界とは言え春は来る。
そろそろ暖かくなり始めたからか子供達(自分も子供だが)の
動きも活発になって来たからか食料の減りが速い。
‐とはいえ一年半程前に拾った妖狐のお陰で果物や野菜や
米や麦あたりは常備出来ている。有り難いことだ。
あとは肉や魚があれば何も文句はない。それにあと一月も
すれば川の氷も溶ける。肉は二月もしたら罠にかかる野ブタや
野鳥も太りだす頃だ。
万年腹減りの欠食児童と最近は少しずつ肉や魚を口にしだした
偏食児童をかかえた母親気分で野草茶を飲んで春を祝いでいた
黒鵺は口から野草茶を噴き出した。

「……?」
不思議そうに妖狐―蔵馬がこちらに振り向く。
「ぬー、どうした?」
「や、あの、どうしたって……」
改めて黒鵺は蔵馬をじっくりと見た。
肩を越えて伸びた銀髪。
丸みをおびていた頬はちょっとしゅっとしてきた。
丈の短い単衣から伸びる足もすらっとし。
身体のわりに大きかった印象の耳と尻尾はバランス良く
なったと思う。

つまり。
背伸びをした蔵馬の着物の裾からちらりと見えた
『まあ可愛い』モノを目撃して茶を噴き出し黒鵺は理解してしまった。

『くーの着物小さくなったな!』と。
今蔵馬が着ている物は以前押し入った集落で盗んだ行李に入っていた
たいして金にならない子供用だ。
処分しておけと押し付けられた代物だが売らずに撮っておいた為
拾って直ぐの襤褸布を纏っていた蔵馬に着せられたのだ。
薄鼠色で所々黒い髪を温かい湯で濡らした布で拭き
汚れて固まった毛先を顎の下で切揃えて綺麗な(汚れてないと言う意味で)
着物を身に着けた蔵馬は輝くばかりに可愛いかった。
―今も可愛いが。
と言っても。
黒鵺は頭を抱えて唸る。
服は貴重で高い。
一番近い市(いち)のたつ町でも布だけでもべらぼうに高い。
運良く布が手に入っても着物を仕立てる能力は黒鵺にはない。
それに、蔵馬に服を買うならもう一人にも買わなければ不公平だ。
(そのもう一人ー黄泉は外に飛び出し遊び回っているが)
だけども。
『金がない……』
黒鵺と黄泉が属する盗賊団は元は暖かい地域で結成されたらしく
冬は雪深いこの地方では殆ど活動しない。となれば必然的に手持ちの
金で冬を越すしかない。
でも『無駄飯食いの穀潰し』である二人には金等支払われた事は
ほんの僅かだ。今手持ちの金もたまたま上手く行った盗みの
成功に気を良くした副団長が自分の取り分から分けてくれたのだ。
ニ、三回肉を買える程度の金額を。

多分蔵馬がいなかったら自分も黄泉も冬を越せて居なかったと思う。
可愛いだけでなく命の恩人でもある蔵馬。
新しい服位買ってやりたい。
古着でなく新品のまっさらなヤツを。
でも金が、全然ない。

突然頭を抱えて唸り始めた黒鵺の顔を怪訝そうに蔵馬は
下から覗きこんだ。
「ぬーどうした?おなか痛い?」
震える手で蔵馬の肩を掴み引き寄せ抱き締め黒鵺は謝った。
「ごめんな、くー。
服も買ってやれなくて」
不甲斐ない自分に呪詛の言葉を頭の中で吐いていると
黒鵺の耳元で蔵馬は呟いた。
「ふく?
ふくならおれ作れるとおもう」と。



〜すっごい久しぶりの三人組。
なのに何故か久しぶりの気がしないのは漫画のネームで
描いてるからか。一応時系列は文章が過去、漫画が未来です。
ぬーさんが健気で泣けますね。新しい服を買うタイミングは
何故か子供が複数居ると重なるのです。
自分だけ買って貰えないとショックだし(私大体お下がり
だったのデスが)!
後編へ続く!

昔あったかもしれない黄泉+蔵馬+黒鵺

2018-01-09 14:24:32 | 妄想盗賊三人組

の続きのネーム。

メディバンの本読んだらネームアプリがあるらしいので

早速使ってみました。あらー楽ねー

紙に残らないからエロいのも練習出来るわねー(描けないけど)

 

きら☆こんさん。コメント有難う御座います。

褒めて下さり有難や。有難や。

大人の三人組は難しいけど子供の三人組なら

書ける!のです。

本当はよみちんはもっと目付き悪いですけど(笑)

ペンで描くより曲線は指で描いた方が描きやすくてですね

それにペン使って描いてると家族が絡んで来るので(¯―¯٥)

何故絡んでくるのだ・・・、解らん。

アイビスペイントでなくメディアバインドでしたね。

使ったアプリは。

オンリーまで半年切りましたねー。

今年黄泉蔵多そうで楽しみですね!


昔あったかもしれない黄泉➕蔵馬➕黒鵺

2018-01-07 16:09:17 | 妄想盗賊三人組

三ツ星カラーズのアニメ始まるので

カラーズちゃんぽい三人組。

と言うか!

黒鵺画像でググッても全然出て来ないし

妖狐さん魔界編と武術会編じゃなんか前髪

違う感じするし盗賊組描く方なんなの神なの?!

手抜きなこれでも三時間くらいかかりましたよー。

そもそも下絵無し一発描き、しかもペンでなく

指で描いてるあたりがダメな気が。

ペン六千円したのにね・・・勿体無いオバケが出るよ!

ぬーの部品色々足りませんがカラーズちゃん年齢なので

大丈夫です、

羽根も塗って無いけど大丈夫です。

いつかコピー紙にする時はちゃんと塗るし描くので。

と言う訳で、三ツ星カラーズアニメよろしくお願いしますー!

いちごましまろ好きな人ならハマるから!!

・・・・・おれじゃないか。


トレスだけど

2017-11-11 22:44:23 | 妄想盗賊三人組
三人組。

可愛いくないですか!?
カツヲ先生すげえ。

因みに三ツ星カラーズ1巻表紙です。
真ん中のぬーだけ雑なのは
服とか解かんないから(酷い)

こーいうちっちゃい三人組が
わちゃわちゃしてる本欲しい。

三ツ星カラーズも1月からアニメ化なんで!

昔あったかもしれない黄泉+蔵馬+黒鵺 五

2017-09-17 06:11:24 | 妄想盗賊三人組
「ぬー。」
三日前から続く土砂降りの雨を見ながら蔵馬が
真剣な声音で言った。
「んー?」
蔵馬の住処である大木のうろの中は暖かく湿気も無く
快適で黒鵺は敷き詰められた落ち葉の上に寝転んだまま
微睡んでいる。
「よみは。」
黄泉?と黒鵺は顔を上げた。
蔵馬の口から『黄泉』の名が出るのは珍しい。
黒鵺が蔵馬を拾ってから半年。
半年間で蔵馬と黄泉が喧嘩をしない日は三日と続かない
くらい喧嘩ばかりの日々。
ー大体黄泉がいらんちょっかいを出すせいだが。
頭の良い蔵馬と少しばかり頭の悪い黄泉では相性が合わないの
かも知れないと黒鵺は思っている。
とは言え。
黒鵺には蔵馬も黄泉も手放す気はない。
多少ぶつかりあっても三人でいたいと考えている。
いつかは今黒鵺と黄泉が所属している盗賊団を抜け
三人で自由に生きる。
それが黒鵺の願いだ。

正座して雨を眺める蔵馬を見る。
半年前肩のあたりまでだった髪は胸の下まで伸びた。
身長も少し伸びてる。
喋り方はあまり変わってはいないが。
そして相変わらず可愛い。
可愛い顔で真剣な眼差しで蔵馬は黒鵺に向き直る。
「ぬー。」
「ん?
なんだ?」
ギャー!可愛い!と抱き締めたいのを我慢して
蔵馬の頭を撫でると気持ち良さそうに目を閉じた。
しばらくさらさらの銀髪を堪能する。
「ぬー、あのね。」
あのね?だって!?何お前?オレを萌え殺したいのか?!
と頭のなかで叫びながらも表面には出さず黒鵺は蔵馬に
何だ?と優しく答えた。
「やっぱりよみはバカだな。」
呆れ果てたとばかりに蔵馬は言った。

「・・・・・・あー・・・」
土砂降りの雨の中を。
何が楽しいのか歓声を上げて黄泉は走り回っている。
「かぜひくのに。」
黒鵺さんー!くー!来いよー!と誘う声がするが
雨の中外になんて出たくない二人はそれを無視。
「くー。」
「なに?」
「黄泉はちょっとおバカだけどな。
いいヤツだろ?」
しばし考え蔵馬は言った。
いいヤツでもばかは嫌いだ、と。
よみのせいで落ち葉がぬれるからとも。



〜久しぶりに盗賊さん達。
雨の日のまったりモードです。
大雨にはしゃぎまわる男子の気持ちは
わたくしには一生理解出来ませんが蔵馬も理解不能
だと思われます。