COCORO便り

大阪市西区新町、四ツ橋・心斎橋近く こころ はり灸治療院。
スタッフでつづる「こころ」に残った出来事日記

不妊と鍼灸:妊活鍼®を始めたきっかけ

2020年02月13日 | 妊活、不妊、出産

当院には妊活(不妊)の治療を目的に来院される方が多くおられます。

ほとんどの方が、病院に通院しながらの来院です。

20代の方から40代後半の方まで

幅広い年代の方が、それぞれの悩みやステップを踏んで来院されます。

 

私は不妊治療に鍼灸はとても良いと感じます。

なぜそれを感じるかと言うと、実際に患者さんの結果が伴っているからです。

 

私がその可能性を感じたのは同じ時期にであった2人の女性でした。

1人は42歳の大変線の細い方で

声は細く、胃腸が弱く、息を吹きかけると倒れるのでは?と思うくらい

毎日に疲れ、治療に行き詰っておられました。

1年以上採卵しても卵が採れず鍼灸へ来られました。

 

もうひと方は30代多嚢胞性卵胞症候群の方でした。

 

当時の私は不妊治療についての知識が薄く

生殖医療治療の事を患者さんから教わることが多くありました。

しかし、心の中で「鍼灸で妊娠できる健康状態に上げれたら絶対できる!」

と無根拠な自信をもって鍼灸治療にあたっていました。

 

実際、なかなか採卵できなかった方も生活習慣なども気を付けることで

良い受精卵に恵まれ、妊娠し、体力がなく帝王切開になりましたが無事に元気なお子さまを出産されました。

 

そして、30代のかたも元気な2卵性の双子ちゃんを妊娠

妊娠中、すごいスピードで大きくなってくるお腹をなでなでしながら

何度無事に生まれてきてくれることを願ったが。。。

無事里帰りで双子ちゃんを出産されました。

 

こんな経験が立て続けにありました。

もっと新しい命の手助けをしたい!と思うようになり

中途半端な知識ではせっかく来てくださる患者さんに失礼だと感じました。

そして鍼灸師でも生殖の専門医から学べる学会があることを知り

2009年に日本不妊カウンセリング学会に入会しました。

 

あれから早10年以上が経ちました。

嬉しかった思いで、残念な出来事。いっぱいありますが

こうして患者さんの身体を通じて、孫?子ども?がいっぱい居る錯覚になります。

 

鍼灸は直接的にホルモンを与え卵を増やしたり、生理を止めたりできませんが

母体となる体の健康状態の底上げをし

血流、自律神経、ホルモン、免疫、卵の質

など様々な面へ影響を与えると感じています。

 

治療をしていてしんどい時、不安な時

これから治療を始めようかと悩んでいる時。

どんな時でも鍼灸はその周期に合わせてケアできますので

気になることがあればいつでも相談してみてください。

 

お近くの不妊治療ができる鍼灸院は

不妊カウンセリング学会のHPにも載っていますので参考にしてみてくださいね


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