こんにちは😊
今回は20代~50代の幅広い年齢の女性に発生しうる乳癌についてお話します。
乳癌の原因はまだはっきり解明されていませんが、エストロゲン(女性ホルモンの一つ)が
大きく関係してると考えられています。初潮が早く閉経が遅いなど、エストロゲンの影響を受ける期間が
長くなるため、乳癌が発生するリスクが高まると考えられています😱
その他では、遺伝子も関係していると言われていますので、母親や姉妹が乳癌になった人は注意が必要です。
また、動物性脂肪の多い食品の摂取や肥満も原因の1つになるようです🐄
生理は女性にとって健康のバロメーターなので、遅れるなど何らかの症状が出やすく
婦人科で定期的に診てもらっている方も多いのではないでしょうか?
しかし、胸のトラブルは自覚症状がない限り検査をしてもらう機会が少ないと思います。
お住まいの地域によって公費負担で検診が受けられるので気になる方は是非利用してください✨
乳癌の危険因子
①40歳以上
②出産経験がない、あるいは初産年齢が35歳以上
③初経が11歳以前
④閉経が55歳以降
⑤肥満
⑥乳腺症になったことがある
⑦乳癌になったことがある(もう片方も乳癌が発生する可能性あり)
⑧家族に乳癌になった人がいる
セルフチェックの方法
1、乳房の形はどうか
鏡の前に立って、両腕の力を抜いて自然に下げたまま、以下ことを確かめます。
①左右の乳房の形や大きさに変化はないか
②乳房のどこかに皮膚のへこみや、ひきつれがないか
③乳首のへこみ、ただれがないか
両腕を上げた状態でも、①②③と同じことを確かめます。
(しこりがあると、そこにへこみができたり、ひきつれができたりすることがあります。)
2、乳房にしこりはないか
仰向けに寝て、確かめる側の肩の下にあまり高くない枕またはタオルを折って入れます。
両腕を上にあげ、確かめる胸と逆の手の指をそろえて伸ばし胸の内側の部分を指の腹を使って胸の中央部(乳頭)
に向かって、滑らすようにしながらまんべんなくしこりの有無を確かめます。
次に同じ姿勢のまま腕を自然な位置に下げ、今度は乳房の外側(乳頭より外側)の部分を、外から内にむっかて
柔らかく、しっかりと指を滑らせて確かめます。
3、わきの下のリンパ節にしこりがないか
起き上がり、右手の指をそろえて伸ばします。その手を左わき下に入れてしこりがあるかどうかを指先で確かめます。
右わき下についても同様の方法で確かめます。
4、乳首から異常な分泌物が出ないか
左右の乳首を軽くつまんで、血液の混じった分泌物が出ないかどうかを確かめます。
胸のしこりはすべてが乳癌ではありません。乳腺繊維腫などの可能性もあります。
乳腺繊維腫瘍は良性乳腺腫瘍です。
画像診断で癌との鑑別が困難なことも多く、穿刺吸引細胞診や針生検による病理検査を行い乳癌との鑑別を行います。
良性乳腺疾患の中では乳腺症と並んで最も頻度の高い疾患で、一般的に触知可能な腫瘤は20-30歳代に多く、
マンモグラフィーで偶然発見される非触知腫瘤は40歳代から閉経期以降に多いようです。
もし、乳がんだとしても早期に発見することで、
対処できる病気ですので、これを機に普段から自分の身体に目を向けセルフチェックをしてみてください😄