昨日バレエを観に行ったこともあり、今日はお気に入りの本の話しを。
種類としては 絵本の類に入るのですが、子供の為の絵本ではなくて
美しさを敬愛した不思議な犬の物語。
(ヌレエフとはルドルフ・ヌレエフ。ニジンスキーの再来と言われた有名な
バレエ・ダンサー。ロシアより亡命後、英国ロイヤル・バレエ団のゲスト
となり、その後パリ、オペラ座の芸術監督に就任。
1993年に54歳で死去。世界でもっとも軽やかにジャンプを跳んだ一人。)
==偶然ヌレエフのもとに引き取られることになった怠惰で
ぶかっこうな犬、オブローモフ。
彼はご主人のバレエレッスン場にいつも同伴されていって
ヌレエフの美しいバレエを見ていた。
「オブローモフには、心の奥深くで、憧れとかロマンティックとか、
美というものが何なのか、おぼろげながらも分かるのだった。」
「オブローモフは、ヌレエフを見ているのが好きだった。
ヌレエフの力強いジャンプは、いくら見ても見飽きることが無かった。
ご主人がエカルデ・ド・ファズのためのポジションにたつと
彼の心は愛に震え、目には涙が浮かんだ。」
ヌレエフは8年半一緒に過ごしたが、先に死んでしまう。
オブローモフをピロシュコヴァに託して。
優しい彼女と落ち着いた日々を送っていたのだが、ある夜ベランダで
「突然、前足をかわいらしく交差させ、勇気を出してちょっとジャンプ
してみた自分に、ハッと驚いた。」
「彼は、自分のことが分からなくなったのだ。自分を駆り立てているのは
飼い主への憧れか、想い出なのか?あるいは美的欲求が原因なのか?
分かっているのは、何度も目にし、夢の中も見たことをやってみたいという
意欲。ジュテ、プリエ、そしてドゥミ・プリエも加えた。
第1ポジション、第2ポジション。胸が高鳴り、彼はとても興奮した。」
それから、オブローモフは毎晩ステップとジャンプの練習をするようになる。
ピロシュコヴァも気づき驚くが、気が付かないふりをしていた。
ある時、我慢しきれずに彼女が練習していているオブローモフにカメラを
向けると彼は悲しそうな顔をして練習を止めた。
それからは、彼女が熟睡しているのを見計らって時々練習していた。
ヌレエフが亡くなって5年がたった、ヌレエフの60歳の誕生日にあたる日に
連れだってお墓参りにいくピロシュコヴァとオブローモフ。
そこで彼女は、「一度だけ踊って、彼の為に」とお願いする。
そして、オブローモフは見事なカブリオールをやってのける。
その後、オブローモフは生きている間、二度と再び踊ることは無かった。==
エルケ・ハイデンライヒが文章を、ミヒャエル・ゾーヴァが絵を描いています。
二人ともドイツ人。
このゾーヴァさんの絵が好きなんです。
ちょっとユーモラスで東欧的な色調、独特な世界観のある絵を描く方です。
実はこの絵本も話というよりも、彼の絵が欲しくて買いました。

他の絵本もいいものがあるし、作品集も発売されています。
もし機会がありましたら、是非手にとってみて下さいね。
犬好きなので、犬の絵を追加して貼っておきます♡


*画像はお借りしています。ありがとうございます。
種類としては 絵本の類に入るのですが、子供の為の絵本ではなくて
美しさを敬愛した不思議な犬の物語。
(ヌレエフとはルドルフ・ヌレエフ。ニジンスキーの再来と言われた有名な
バレエ・ダンサー。ロシアより亡命後、英国ロイヤル・バレエ団のゲスト
となり、その後パリ、オペラ座の芸術監督に就任。
1993年に54歳で死去。世界でもっとも軽やかにジャンプを跳んだ一人。)
==偶然ヌレエフのもとに引き取られることになった怠惰で
ぶかっこうな犬、オブローモフ。
彼はご主人のバレエレッスン場にいつも同伴されていって
ヌレエフの美しいバレエを見ていた。
「オブローモフには、心の奥深くで、憧れとかロマンティックとか、
美というものが何なのか、おぼろげながらも分かるのだった。」
「オブローモフは、ヌレエフを見ているのが好きだった。
ヌレエフの力強いジャンプは、いくら見ても見飽きることが無かった。
ご主人がエカルデ・ド・ファズのためのポジションにたつと
彼の心は愛に震え、目には涙が浮かんだ。」
ヌレエフは8年半一緒に過ごしたが、先に死んでしまう。
オブローモフをピロシュコヴァに託して。
優しい彼女と落ち着いた日々を送っていたのだが、ある夜ベランダで
「突然、前足をかわいらしく交差させ、勇気を出してちょっとジャンプ
してみた自分に、ハッと驚いた。」
「彼は、自分のことが分からなくなったのだ。自分を駆り立てているのは
飼い主への憧れか、想い出なのか?あるいは美的欲求が原因なのか?
分かっているのは、何度も目にし、夢の中も見たことをやってみたいという
意欲。ジュテ、プリエ、そしてドゥミ・プリエも加えた。
第1ポジション、第2ポジション。胸が高鳴り、彼はとても興奮した。」
それから、オブローモフは毎晩ステップとジャンプの練習をするようになる。
ピロシュコヴァも気づき驚くが、気が付かないふりをしていた。
ある時、我慢しきれずに彼女が練習していているオブローモフにカメラを
向けると彼は悲しそうな顔をして練習を止めた。
それからは、彼女が熟睡しているのを見計らって時々練習していた。
ヌレエフが亡くなって5年がたった、ヌレエフの60歳の誕生日にあたる日に
連れだってお墓参りにいくピロシュコヴァとオブローモフ。
そこで彼女は、「一度だけ踊って、彼の為に」とお願いする。
そして、オブローモフは見事なカブリオールをやってのける。
その後、オブローモフは生きている間、二度と再び踊ることは無かった。==
エルケ・ハイデンライヒが文章を、ミヒャエル・ゾーヴァが絵を描いています。
二人ともドイツ人。
このゾーヴァさんの絵が好きなんです。
ちょっとユーモラスで東欧的な色調、独特な世界観のある絵を描く方です。
実はこの絵本も話というよりも、彼の絵が欲しくて買いました。

他の絵本もいいものがあるし、作品集も発売されています。
もし機会がありましたら、是非手にとってみて下さいね。
犬好きなので、犬の絵を追加して貼っておきます♡


*画像はお借りしています。ありがとうございます。