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Review | D810 × AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II & AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

2014-10-27 | NIKON D810

今年の7月の投稿依頼、久々となります。
ちょっとサボっていたわけですがちゃんと撮影はしていました。

海外出張中のユニークな写真もたくさん撮ってきたので掲載したいと思いますが、またの機会ということで・・・



今回は前回に引き続き、D810の使用感を少々掲載させていただきたいと思います。


やはりD810の3600万画素ともなる画素数をピクセル等倍で確認すると精神的に悪いことが分かりました。(汗)
以前使用していたD700は等倍で見ても、あまり気にならなかったピントのズレやブレ(機材と被写体含む)が3倍気になるようになりました。(大汗)


以下はめしべを狙って200mmの望遠端・手持ちで撮影しましたが体が動いてしまいピントが花びらに合ってしまったものです。
やはり三脚は必須ですね・・・
それはそうと、D810の性能、そしてこのレンズの解像度には改めて驚かされます。

最短撮影距離が1.5mほどですが、焦点距離が200mmということもあってか、絞りをF4に絞ってもかなり被写界深度が浅いことが分かります。 もう少し絞ればよかったかも・・・
花一輪全体にピントをそろえようとすると花に対してピント面を水平にしなければなりませんが背景を考慮するとなかなか気の利いた花がありません(泣)。
とりあえず解像感・ボケ感を考察するには適当かと思われます。

20%程度に縮小したものですがピントの合ったところのシャープさ、背後のボケの滑らかさにほれぼれです。
あとはテクニックとセンスが問われるところですが、今回は「テスト」ということでご容赦ください。

NIKON D810 x AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II / f/4 1/500sec ISO-64 +0.7 EV 200mm





以下はピクセル等倍で切り出したものです。
花びらの煌びやかな質感と背景の滑らかさ、花びらの輪郭が浮き立つような対比が容易に見て取れます。
しかし1/500秒というシャッター速度ですが、よく見るとブレが気になってしまう。 やっぱり3600万画素は体に悪いです。






そして次の写真はワオキツネザルです。
焦点距離が28mmのレンズで撮影しました。
絞りは解放のf/1.8。
これも20%程度に縮小しています。

逆光気味ですがDライティングが効いているのか、暗部も程よく持ち上がっています。
陽だまりで10匹程度が団子状に固まってうつらうつらしているシーンです。

NIKON D810 x AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G / f/1.8 1/1600sec ISO-64 0EV 28mm


最初はD810のかな~り大人しいシャッター音に戸惑いましたが最近では慣れた、ということもありますが上記のような写真を撮る場合「気づかれにくい」という側面のほうが大きな意味を持つようになりました。

見ての通り、焦点距離が28mmのレンズで近接して撮影していますがワオキツネザル君はカメラのシャッター音を意識せずに大あくびをかましています。
まぁもともとワオ君は無防備な性格なのでカメラなんか眼中に入っていないかもしれませんが・・・(汗)
いずれにしても「いかにも!私は今、撮っていますが、何か?」と言わんばかりのシャッター音から解放されて新たな境地に入ったような気がします。
でも未だにD700も愛用しているので「いかにも!私は今、撮っていますが、何か?」という音も好みなのは言うまでもありません。(笑)

とは言うものの、機材が目立つのは好きでない私。
カメラ本体に刻印されている白字のメーカーやモデルは黒シールでマスキングして極力目立たないようにしています。
またD810、などとデカデカと書かれたネックストラップは使っていません。
もともと首からカメラをぶら下げるスタイルが好きではないのでもっぱらハンドストラップを使っています。







そして今回は掲載しませんが先日の月食も撮影してみました。
このような場合、電子先幕シャッターが超重宝ですね。
当然三脚は必須で、手ぶれ補正機能が付いているレンズはオフが基本となります。
詳しくはまたの機会で。


グリップもD800系より持ちやすくなっているようです。
D800は使ったことがないので分かりませんが、D700と比較すると指掛かりが良いのはD700、グリップが良いのはD810、というカンジでしょうか? 少々分かりずらい?

そうそう、それと初期不具合として話題になった白点問題ですが先日修理に出して戻ってきました。
条件としてはx1.2クロップで長時間露出時、が条件だったと思いますが私の撮影スタイルには当てはまりませんでしたが、むしろファインダースクリーンのゴミの方が問題でした。
清掃もお願いしてきれいスッキリなファインダーになって戻ってきてくれました。
ついでにセンサーの清掃もお願いしようと思っていましたがD810は全く、と言っていいほどゴミは見当たりませんでした。
(ゴミを見つけるには絞りを最小にして白地を撮影すると容易です)

未だにD700で十分ですがD810の性能もとても魅力的。
使いこなし甲斐があり、奥が深いです。
D700だからラフに撮影して良い、ということにはなりませんが、より慎重な扱いを要求されるカメラがD810ですね。
D800系よりも撮影するシチュエーションを選ばないところも好感が持てます。

重量も軽くなり取り回しも軽快ですがピント位置のことを思うと気が重くなります。
手持ち撮影の場合、全部ハズレってこともありますからね・・・(大泣)



今回は長文になってしまいましたがレビューはこれからも続けたいと思いますので良かったらおつきあいください。