~おっさん歩日記~

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和琴温泉

2011-05-04 | 24-120mm f/4G ED VR

Ohotuku 

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当時、高校生だった私はバイト収入で買った中古の日本電気製パーソナル・コンピューターPC6001mkII(当時中古価格:6万円位だっとと思います)。

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このPCは「デゼニランド」「サラトマ 」や「ハイドライド」「ブラックオニキス」「タイムトンネル」など超有名的(?)なソフトウェアをプレイできる庶民的なPCだったのです。

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しかしながらプログラム(ソフト)のロードには音楽用カセットテープを使い、モデム(FAX信号)と同じ「ピーギョロギョロ・・・」という超低速なアナログ信号で行ないます。
また、描画速度も超低速(1ラインを左上から順番に線を引いていく)!
画面を変えるたび描画に1分以上待ちで間違えてエンターキーを押したりすると、しばらく失神できます。
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開発言語はN88-Basicというインタプリタ型の言語で初級者にもとっつきやすいPCなのです。
しかも日本語もしゃべるので・・・いや、この辺でやめておきます。
PC6001mkIIやFM7、FM8などの話しを始めたらキリがないです・・・
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マニアックすぎて理解不能なので話題を戻しますが、バイクで二回目の北海道ツーリングに行った時のこと。
「オホーツクに消ゆ」ですっかり北海道の神秘的な魅力に洗脳されてしまった私。
屈斜路湖にある和琴温泉やトドワラなど、同ゲームに登場する場所を巡ってきました。
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さて、今回の探訪ではタイトルにある和琴温泉に20年ぶりに行ってまいりました。
といっても当時は学生で金銭的にキビしい状態でしたし、バイクでのツーリングメインの旅だったので旅館などに宿泊することは皆無。 キャンプの日々です。
.あの時も和琴半島湖畔キャンプ場にお世話になったのです。
和琴半島には無料で入浴できる温泉がありました。
お金も無く、毎日キャンプ暮らしでココロもカラダもキツくなった私を癒してくれたのがこの温泉なのです。
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20年経った今も、それは当時のままに、そこに在りました。
さっそく服を脱ぎ、温泉へ身を投じたのでした。

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「熱っ! あつつつつつっ!! うわっ!!! \(◎o◎)/!」

つるっ!!!! ばしゃ~ん!!!!!
緑色のコケに滑り、当時にの想いにひ浸る間もなく熱湯風呂に浸ったのです。
これではまるで罰ゲームです。
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ヤケドするような湯温と緑色のコケのおかげですっかりテンションが下がりまくりなう。
気を取り直して当時を思い出してみると・・・
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そう、あの夏は冷夏で雨の日々。
バイクでテント暮らしで金欠にはこたえる状況の中で和琴温泉は私のココロとカラダもを癒してくれたのです。
そう、そして今日もあの時と同じ雨。
5月にしてこの寒さ。 今にも雪へと変わりそうな雨です。
雨に打たれながら再び温泉へ身を投じたのでした。 
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「熱っ! あつつつつつっ!! \(◎o◎)/!」
学習する私はもう騙されません。
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「うっ、うぅ~~ m(-。-)m゜゜゜」
ゆつくりと湯船に浸かりあの頃に想いをはせます。
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若かったあの頃。
何も怖くなかったあの頃。(ん?何かのフレーズ?)
何でもできると思っていたあの頃。
明日を見続けていたあの頃。
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和琴温泉は思い出させてくれました あの頃の夢に溢れていた想いを。
しかし今日の状況を20年前に誰が予想でしたでしょう?
世の中が夢を長く見すぎたのでしょうか?
でもこんな状況だからこそ子供たちには夢を見てほしい、夢を与えたいと思うのです。
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「・・・熱っ! あつつつつつっ!! \(◎o◎)/!」
急に熱湯が噴き出てきました。
熱湯には浸りましたが感傷に浸る間も無くノボせてしまいました@@;
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和琴温泉 私にとってはあの頃に回帰できる、懐かしく、思い出深い貴重なスポットのひとつなのです。

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