
「ドバイがクール」 三一書房 1500円 槇島 公 著
1年前にNHKの「沸騰都市」でドバイを放送していました。

ドバイはオイルマネーで次々と近未来的な建築物を作り上げてきました。


700mを超える世界最高峰ビル「ブルジュドバイ」。

大小300の人口島で海に世界地図を描く「ザ・ワールド」。

アラビア湾に浮かぶ7つ星ホテル「バージュアルアラブ」。
世界一の高層ホテル。海上に風をうけた帆の姿。

大きなヤシの木(パーム)が海岸線からのびて海上に葉を広げる「ザ・パーム」。
その木は人口衛星からもはっきり撮影できるほど巨大。
ベッカムなどが別荘を買ったのはここ。

日本の企業もドバイに誘致し建設に従事していました。
その頃は、近いうちにドバイ・エジプトツアーに行きたいと旅行パンフレットを眺めていました。

この本もドバイの基礎知識を得る為に購入しました。

それから1年が経ち、先日NHKで1年前と現状の比較を放送していました。
世界規模の不況でドバイの建設ラッシュもストップし建設機械の競売が行われ、投資家達も不良債権で大変な状況になっています。

建築物も投資家達の利潤目的で売買を繰り返していた為、値が釣り上がり、今は買い手が見つからずに廃墟同然になっているようです。

ドバイは原油が出ないので観光と金融で成り立つ予定だったので、今後どうなってしまうのでしょうか?

100年後にはエジプトのピラミッドのように世界遺産になっているでしょうか?(冗談)

逆にドバイに別荘を持ちたい人は今が買いでしょうね。
