『東京ゾンビ』 ☆☆★★★

久々に映画を見た日に感想書きます。

一から十まで偶然だ♪夜が暗いのも偶然だ♪
東京ゾンビ♪東京ゾンビ♪
↑ブルーハーツの歌「東京ゾンビ」とは関係ないよ。

「おまえには何もねえ。でも何もねえから無限の可能性があるんだよ」


『東京ゾンビ』
監督・脚本：佐藤佐吉
出演：浅野忠信、哀川翔、奥田恵梨華、古田新太、中村靖日、森下能幸、楳図かずお
センチュリーシネマにて

＜ストーリー＞
近未来の東京。消化器工場で働くアフロのフジオとハゲのミツオは柔術をこよなく愛し、日々練習していた。そこへ本社から藤本が現れてミツオをいたぶる。それを見たフジオは藤本を消火器で殴り殺してしまう。仕方なく二人は遺体を廃棄物のゴミの山＜黒富士＞に捨てに行く。黒富士にはいろんな物が捨てられていた。大型ゴミ、車、死体…。そんな黒富士からゾンビが大量に生まれてきた…。
ゾンビから逃れる為にミツオは北へ向かおうと言い出す。

男ならロシアだ！

＜感想＞
原作は花くまゆうさくの同名漫画。本屋ではちらっと見たことあったけど
あのハゲとアフロをまさか浅野と哀川翔がやるとは誰が想像したでしょう？
特に翔兄のハゲはないわ（笑）
よく引き受けたな。佐藤佐吉の人柄かな。佐藤佐吉と言えば「殺し屋１」の
脚本家で初めて知ったっけ？「キルビル」ではチャーリーブラウンとか言われ
犬童一心の「二人が喋ってる」を初めて評価した人（←これはパンフに書いてた）
今の犬童がいるのも佐藤佐吉のおかげだと言っても過言ではないわけです。

話がそれましたが、映画ははちゃめちゃです。
ゾンビを抑えきれず、金持ち達は高い塀を作り、その中に住み、ゾンビと奴隷を
戦わせて娯楽にしているような世界。ってか「マッスルヒート」みたいやなあと
思ってたら「マッスルヒート」の脚本も佐藤佐吉が協力してた（笑）

ちょっと展開がだらだらしていて話の進む方向がようわからんくて見てて
長く感じた。メンツはいい感じなんですけどね。
中村靖日がまた出てた。俺この人よく見るわ。
楳図かずおはまた演技せず、素だった。奥田恵理華って人はきっとかわいいんだ
ろうけど、残念ながらキレてばっかの役だったのでようわからんかった。
次回作に期待ですね。

そして何より良かったのはエンディング！
THE HOMESICKS

この人らちょっと氣になる。この歌はちょっと前から聴いたことがあった。
仕事で東芝エンタテイメントに電話することがあるんですが、電話を保留する
時にこの曲流れるねん。

「少々お待ちくださいませ」
の後にロック調の曲で
「街のネオンがハイテンション！！♪」
やからね（笑）
びっくりしたもん。思わず用件忘れて、「今の歌なんですか？」って聞きそうに
なったくらいだし。

パンフには「２１世紀のブルーハーツ」って書いてあった。ちょっと違う氣が
するけどＣＤ聞いてみたいなあ。

『東京ゾンビ』　オフィシャルHP