映画VSボーリング

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『サマータイムマシンブルース』 ☆☆☆★★

2005年09月10日 01時33分00秒 | 映画:2005年公開作
これまたTOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞しました。

『サマータイムマシンブルース』
監督:本広克行
出演:瑛太、上野樹里、与座嘉秋、川岡大次郎、ムロツヨシ
   川下大洋、升毅、佐々木蔵之介

ご存知「踊る大捜査線」シリーズの本広監督が次に目をつけたのが
ヨーロッパ企画の同名の芝居。本広監督はかなり小演劇が好きらしい。
以前監督した「スペーストラベラーズ」もジョビジョバの演劇を映画
化して話題になりましたよね。僕もつられてジョビジョバの芝居の
リサイタルを見に行ってしまったもんね(笑)

今回のヨーロッパ企画とは上田誠率いる小演劇集団。京都を拠点にした
同志社小演劇から98年に生まれた。かなり人気があるらしく、僕も昔
この人らの芝居を扇町に見に行った氣がする…。記憶は定かではないで
すが、一時期小演劇をちょこっと見に行っていた時期があって。。

出演者にも『遊気舎』『そとばこまち』『惑星ピスタチオ』『MOTHER』
などの出身者もおりもちろん『ヨーロッパ企画』からも参加してる人も
いる。彼らの出演作を見ると本広監督の「踊る~」や「交渉人真下正義」
にも出てる人も何人かいるみたい。

話はいかにも小演劇らしいお話。タイムマシーンの話だがSFちっくな
要素はほとんどない。なんせ彼らが旅するのはなんと昨日。
なぜ昨日に戻るかというと・・・
<壊れたエアコンのリモコンを昨日に戻り取ってくる為>

ある大学の名ばかりの<SF研究会>彼らは熱い夏を部室でエアコンに
あたりながら過ごしてした。ある大事件が起こるまでは…。
その大事件とはひょんなことからエアコンのリモコンにジュースをこぼ
してしまい、エアコンの電源が入らなくなるというもの(笑)
そうこうしてる間に彼らの部室に見慣れない機械が!!
その機械をいじったところタイムスリップしたのだ。彼らはその機械が
どこから来たのかもわからず、またタイムスリップした後帰ってこれる
保証もなく、試しに昨日に戻ることにした。ただリモコンを取ってくる
だけのミッションのはずが彼らの悪ふざけにより思わぬ方向へ・・・
かなりの多くのリンクが張られておりラスト近くで全てがひとつに繋が
る。でも映画より芝居で見た方がおもろそうな内容かもですね。

なんと昨日と今日をタイムスリップすること18回!!

瑛太と上野樹里主演ではちょっと弱いんじゃないの?と思っていたが
全く問題なかった。いろんな小物や台詞もうまく使われていた。
「はりきりスタジアム」を連発したり、さりげなく「サトラレ」の
漫画が置いてあったり・・・。ヴィダルサスーンとか(笑)
脚本がうまい!!自然な台詞回しはくどかんっぽく飽きさせない。
くどかんの次を担う脚本家になるかも知れないですね上田誠!!
三谷幸喜の再来とか言われてるらしいけど、それはちょっと違うかも。
今後かなり要チェックな人物であることは間違いないでしょね。

ぴあの満足度調査でなんと1位を獲得したらしく、出演者や上田誠ら
があちこちで舞台挨拶するみたいですね。大阪だとシネリーブル梅田
とかで。京都シネマでも。ええなあ。

あと劇場によってはクーラーのリモコンを持参すると割引あるそうで
す。最近いろいろそういうのありますね。「オタク1枚」と言えば
オタク割引のある「電車男」とか(笑)
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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございました。 (SHOKO)
2005-09-10 12:34:35
ものすご~くよくできた映画でしたよね。「サマータイムマシーンブルース」。正直、最初伏線部分はちょっとしんどかったんですけど(笑)、どんどん引き込まれていって最後は大満足!
返信する
ようこそ! (tomy)
2005-09-10 12:56:30
>SHOKOさん

脚本がうまいですよね。タイムマシンをあんなことに使ってしまっている彼らが凄い!

これからも上田現には頑張って欲しいですね!

また遊びに来てくださいね~
返信する
こんばんは (ナオミ)
2005-09-11 02:21:08
TBありがとうございました。

タイムマシンを実用的に使っているところが、現実的で共感もてました。

実際に、目の前にタイムマシンが来ても、あれぐらいのことしか浮かばないんだろうなあと思います。
返信する
実用的 (tomy)
2005-09-11 05:36:37
>ナオミさん

そうですよね。確かにかなり実用的な使い方をしてましたね。でも大作映画みたいに歴史を変えたりって大げさなことは実際その立場になれば思いつかないですよね。めちゃめちゃですもんね。まあバックトゥザフューチャー1も結構身近なことでしたけどね(笑)

返信する
緻密さを感じさせないとこがいい (solitarylife)
2005-09-11 20:31:57
僕の今年の邦画ナンバー1です。

期待してがっかりした人もいるようだけど、僕の場合は大作じゃないので下調べはろくにしませんでしたし、だいたい予告編からゆるゆるだし、、、

期待しない→意外に面白い

のギャプが極大。



値段といい、おとく感有りな映画でした。
返信する
ナンバー1ですか! (tomy)
2005-09-11 21:24:14
>solitarylifeさん

そうですか!一番ですか!

僕の今年邦画ナンバー1は「運命じゃない人」なんで

残念ながらナンバー1ではないですが、確かによく出来た脚本ですよね。僕も見るつもりでいたけどあの予告見たら見るのん止めようかと思いました(笑)

あの予告はないですよね・・・。
返信する
TBありがとうございます. (oki)
2005-09-12 01:44:39
なかなかのおバカッぷりが非常によかったです.

けっして大作映画ではなく,

なおかつ青春映画であるところが非常に好きです.
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こんばんは (tomy)
2005-09-12 02:05:16
>okiさん

邦画の大作映画は残念ながらはずれが多いんですよね。でもこういう映画があるから邦画はいいんですよね~。僕も青春映画って好きです。結構内容軽くても成り立つんですよね。
返信する
初めまして。 (natta)
2005-09-12 09:08:13
トラバありがとうございます☆

ほんま、脚本の手の込みようには唖然です。

日本人にしか分からない笑いがいっぱいで、

邦画を見た!って感じでしたね。

DVD出たら、即買い(笑

「運命じゃない人」もなかなか興味深い。

今週中に観に行ってきます。



ところで、脚本:上田誠さんじゃないでしょうか・・?
返信する
初めまして (tomy)
2005-09-12 12:15:45
>nattaさん

確かに邦画を見たって感じですよね。「運命じゃない人」はほんとおすすめです。あっちも脚本勝利の映画です。



ほんとだ。名前間違えてました。訂正しときます…
返信する

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