『ミリオンズ』 ☆☆☆★★

人生には二通りの生き方がある
一つは奇跡など全くないかのように生きること
もう一つは全てが奇跡であるかのように生きること

後者のような生き方が出来たらどんなに素晴らしいのだろう
僕は奇跡とか偶然って言葉に実に弱い。

『ミリオンズ』
監督：ダニー・ボイル
出演：アレックス・エテル、ルイス・マクギボン、ジェームズ・ネスビット
シルバー劇場にて

＜ストーリー＞
キリスト教マニアの８歳の男の子ダミアンと現実主義者の10歳の兄アンソニー。ママを亡くしたばかりの２人は、郊外の街へと引っ越しする。そんなある日、秘密基地で遊んでいたダミアンの目の前に、大きなバッグが降ってきた。中身はなんと22万ポンドの札束。ちょうどこの頃ポンドからユーロに変わろうとしている時期だった。ポンド紙幣も12日後には紙クズになってしまう。アンソニーは大人には内緒にして自分たちで使い切ろうと言い出す。一方、神様からの贈り物と信じるダミアンは、貧しい人に分け与えようと考えるのだが…。

あれ？　ダニーボイルどうしちゃったの！？って内容のお話。
なんでも自分の子供に見せれる映画を作りたかったんだって(笑）
そりゃ「シャロウグレイブ」「トレインスポッティング」「ザ・ビーチ」「２８日後…」では子供には見せれないもんね。「ザ・ビーチ」以外はどれも結構好きなんだけどね。強盗、ドラッグ、SEX、ゾンビばっかだ。
聖人になりたかったのはダニー・ボイル？？

「ザ・ビーチ」でダニーボイルのファンは半減したのは間違いないがいまだに僕は律儀に見てます。内容どうのこうのより映像的にかっこいいシーンとかきれいなシーンがちょこちょこあるんですよね。今回でもお気に入りのシーンがいくつかあった。

この映画もなかなか良かったです。
奇跡は金で買えるのか？大金があったからって何が出来るのか！？
この映画のテーマは金なんて知らない間になくなるものでたいして価値もないってこと。しかもちょうどユーロに変わる時期で両替しないと本当に紙屑になってしまうって設定だもんね。

子供たちにとってお金なんて使えばしらない間になくなってしまうから口の中で溶けるチョコレートのようなものなんですね。僕は大金には縁がないです。



↓今日は前々から氣になっていたチラシをもらった↓

主演はゴードン・リュー。東京では１１月公開だったが名古屋では１２月２８日公開みたいです。絶対見るぅ～