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しーさるの鉄日記

JR四国『うずしお』に新型気動車2600導入


JR四国は12/2から、新型気動車2600系を高徳線特急『うずしお』3往復に導入し、定期列車としての営業運転を開始することを発表した。
2600系は、8600系でも採用された空気ばね式車体傾斜方式を採用、制御つき自然振り子の2000系と同じ速度で曲線を通過することができる。内装やシステムなどについても、基本的に8600系を踏襲しているが、指定席を示すランプなど8600系にはないサービスもある。
2600系の導入対象となる『うずしお』は、高松発1107、1412、1715、徳島発1224、1528、1830、車両検査の都合でN2000、2000が代走することもある。

なお、2600系は連続する曲線の多い土讃線において、空気容量の確保に課題があることが判明した。そのため、今後新製する特急気動車は、空気ばね式車体傾斜方式でなく、2600系をベースとした制御つき自然振り子方式とする。

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今年1月の落成後、8月の営業列車一番ツアー、そして『阿波おどり』号と臨時列車に充当されてきたJR四国の2600系、12月からはそれら列車と同じ区間を走行する『うずしお』として営業運転を開始することになった。

2600系は、『うずしお』16.5往復のうち、3往復に導入、およそ5本に1本が2600系での運転となる。最高速度130のN2000から最高速度120の2600に置き換えられるに関わらず、高松発着も徳島発着も時刻に変更はない。曲線通過速度は変わらないから、130キロ区間で120キロしか出さなくても交換待ちによる停車時間で遅延を回復できるということなのだろう。2600系と同じく120しか出せない2000系が代走するのも、このスジだろう。

編成はN2000と同じ2両編成になると思われる。3往復だが運用するのは1編成2両、つまりもう1編成2両は入庫しており、その間に車両検査を受けることが可能だ。にも関わらず、車両検査の都合でという注釈があるのは、2編成ともに検査するか、1編成が検査している間にもう1編成が『うずしお』以外で使われる可能性があるということだろう。また、年末年始は4両編成で走る可能性もある。その場合は、2600系だけの4両か、N2000の4両で代走ということになるのだろう。

今回の営業運転開始までに、土讃線でも試運転を行なったが、カーブが多いせいで空気補填が間に合わない可能性がでてきた。そのため、2600系の導入線区を高徳線だけにして、土讃線に導入予定の新車は制御つき自然振り子方式となった。2600系のベースとなった8600系でも似たようなことが起きて、量産車では空気タンクを増設したり、空気室の容量を小さくしたのだけど、製造のタイミング的にそれが活かされなかったのだろうか。
他社の在来線特急で、空気ばね式車体傾斜方式を採用している例を見ると、北海道のキハ201、キハ261、中央本線に12月に導入予定のE353、小田急VSE、名鉄ミュースカイといった具合、この中でカーブが多い山岳区間を通るのはキハ261とE353、キハ261は使用してないけど、E353はどうなのだろう。頻繁に使うのは、高尾から小淵沢までになるけど、土讃線よりはきつくなさそうだからな。
2600系導入でN2000は余剰になるのだろうか。もし余剰になったら、それで老朽化したTSEを置き換えればいいのだけど、2両編成2本だけでは、その辺の動きはまだなさそうだ。岡山乗り入れを増やしてもよさそうだけどね。でも、並行する高松道を関西方面への高速バスが毎時3本も走っているから、対岡山・広島方面でしか需要がないか。

特急車両全車種制覇を目指している身としては、どのタイミングで乗りに行くべきか。121系改め7200系だけだったら、琴電の新駅と組み合わせようかと思ったけど、それプラス2600系だからな。琴電の新駅はいつになるかわからないし、来年神戸へ行ったついでに足を延ばすべきか。11時からの運転だから神戸発高松行の夜行フェリーだと時間を持て余しそう。

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