JR東日本では、山手線に投入するE235系量産先行車を新造することを発表した。来年3月以降に落成した後、走行試験を行ない、秋頃の営業運転を目指す。
E235系では、腰掛幅を45㎝から46㎝に拡大、全車両の車端部にフリースペースを設置、中間車の優先席も3席ずつ増やす。また、車内照明はLED、広告媒体はデジタルサイネージ化させ、トレインネットを取り付ける。
ハード面としては、主制御器に次世代半導体素子(SIC)を採用して、車内の消費電力を抑制させる。また、車内車外間の情報ネットワークを強化し、機器類の状態監視で事前に車両故障を防止する。
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E231に次ぐ6世代目の山手線車両、103系は25年間、205系は20年間山手線を走り続けたが、E231は16年前後で山手線を撤退することになる。E231で置き換えた時よりペースが早ければ、もっと短縮されるだろう。
正面のデザインは、角の形状でペットボトルの底を連想してしまった。実車が出る前にトレインドリンクの製品化がされてしまうのではないかと。濃い緑が正面を占めているのは、烏山線のACCUMっぽいな。
2015年秋に1編成目投入だから、全て置き換わるのは2017年度末前後、オリンピックや田町新駅には十分間に合う。また、2年前のリリースによると山手線の全駅にホームドアが整備されるのは2017年度末だとのことだから、それともぴったり合う。
フリースペースが編成両端から、各車両毎になったのはいい傾向ではないかと。これで位置関係なく車いすで乗り込むことができるし。フリースペース確保で3席分の立席スペースが増えることになるが、腰掛幅拡大による差引で2席分となってしまう。
フリースペースは車いすやベビーカーよりは、スーツケースの置場に使われそうな予感。オリンピックで渡航者が増えるだろうし。フリーだからどういう使われ方がされてもいいと思うのだけど、車いすの人が来たら譲らなければならない。
余剰となったE231は、武蔵野線の205を置き換えるのだろうか。115や107が残る高崎地区も大きな変化が起こりそうな予感がする。
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