急田園都市線の3/13ダイヤ改正、朝夕の改正概要は以下の通り。
●平日朝時間帯に中央林間発7時00分の急行を新設する。それに伴い中央林間発6時54分の準急の運転を取りやめる。また、中央林間発7時台に始発準急3本を新設する。
●平日17時台下りに各停1本を増発する。
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●朝時間帯
中央林間発を見ると、改正前は急行が5時29分から6時48分まで10数分の間隔、準急が6時54分、7時03分、7時12分でその後1時間は全て普通となっていた。改正後は5時台が準急2本、6時09分から7時00分まで急行6本、7時04分から56分まで準急13分間隔で運転となった。5時台は急3各8計11本だったのが、準2各6の計8本と減った。その一方、7時台が準2、各11の計13本から、急1、準5、各9の計15本と増えることになった。
中央林間発5時台、改正前は29、41、54と急行があったが、改正後は22、51の準急だけになる。それ以外に30の普通が長津田始発の準急に接続する。準急に格下げとなるため、渋谷までの所要時間は36分だったのが48分と10分以上も延びることになる。長津田発では5時04分の急行渋谷行が廃止になる。中央林間発5時30分の急行とともに、2017年春改正でオフピーク通勤を狙って設定された列車だったが、利用客そのものが減少したので4年で廃止となった。折り返しの渋谷発5時46分の各停中央林間行、6時14分の急行長津田行も廃止の対象になり、下り優等は渋谷発6時35分の急行までなくなった。
7時台の準急の1/3が長津田始発から中央林間始発になったの代わりに、後続の各停は長津田始発になる。今まで、この長津田始発に乗っていた客は早起きして1本か2本前の長津田始発になる。長津田始発の各停に乗るのなら、7分待って2本後の準急に乗った方が渋谷には7分早く着く。
ピーク時に中央林間始発の優等を頑なに設定しなかった東急だったが、今回の改正で設定したのは、小田急の速達化による乗客減にコロナ禍が追い打ちをかけたためだと思われる。例えば、今回の改正で中央林間発となった7時30分の準急に乗ると表参道は8時26分に到着する。それに対して、7時29分の小田急の急行→快急から千代田線に乗り継ぐと表参道着8時17分と9分も早くなる。ただ、乗り換える必要がないだけでなく、3か月の通勤定期が53,820円と小田急の57,550円より安い。
中央林間発7時00分の急行は、長津田から二子玉川までは、改正前の6時54分の準急のスジを踏襲、二子玉川から先も優等運転して、桜新町で各停を追い抜く。このことで渋谷まで53分かかっていたのを44分に短縮する。中央林間から長津田までは南町田GPしか停車しないので、長津田始発の各停を中央林間発6時55分として延長変更する。また、長津田始発の各停桜新町で追い抜くことで順序が入れ替わるので、準急久喜行は急行押上行に、桜新町で抜かれる各停は押上行だったのが久喜行に変わる。
●夕方時間帯
夕方時間帯では、17時台の各停が11本から12本になった。といっても渋谷発18時00分が1分繰り上がっただけなので、18時台は減ったということになる。
渋谷発16時53分の準急は、16時59分の急行に格上げ、時刻を繰り下げて運転間隔を見直している。具体的には、1648急 53準 06急 18急 30急 44急となっていたのが、1647急 59急 12急 23急 33急 44急に変更している。17時台前半の急行の時刻を繰り下げたため、17時44分の急行の前のタイムラグが14分から11分に短縮する。改正前の17時09分の渋谷始発は廃止に、代わりに押上発16時23分、渋谷発16時55分で半蔵門線内の増発を行う。この各停は前述の準急とほぼ同じ時間帯になるので、準急の急行格上げで通過になった駅をフォローする形となる。
こどもの国線は、長津田発17時58分と18時32分を増発、改正前は18時前後で22分開き、その後17分間隔になっていたのを、17時47分から11~12分間隔に変更する。
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