長良川鉄道では、ナガラ300形の2両を観光列車「ながら」にリニューアル、2016年発から運転を開始することを発表した。
デザインは水戸岡鋭治、エクステリアは沿線の自然、長良川、雪形式とコントラストをなすロイヤルレッドとし、インテリアは岐阜県産の木材や美濃和紙をふんだんに使用したものとする。
乗車料金は食堂車が約1万円、もう1両は乗車券と整理券500円とし、運転日は金土日祝を中心とした年間約130日の運行を予定している。
------------------------------------------------------
中京圏初の水戸岡車両は、距離の長い長良川鉄道に導入、距離が長いだけでなく郡上八幡などの観光地がたくさんあり、観光列車の導入にうってつけである。また、貸切列車で食事を提供した実績もある。
距離が長いとはいえ、美濃太田から郡上八幡までの所要時間はゆっくり走って1時間20分、北濃までだと2時間かかる。おれんじ食堂は4時間、ろくもんやくろまつは2時間以上かかることを考えると、もう少しゆっくり走るかもしれない。
新製ではなく改造だということを考えると、既存の列車を置き換えて、停車駅を絞る可能性が大きい。トロッコ列車を踏襲すると、美濃市、大矢、郡上八幡、郡上大和といったところだけど、大矢の代わりにみなみ子宝温泉に停車する可能性が高い。設定時間帯は往路が美濃太田発11時台のランチタイム、復路が郡上八幡発15時前後のスイーツタイム、食堂車は郡上八幡で切り離して、指定席車が北濃まで往復するかもしれない。
長良川鉄道の車両といえば、トイレはどうするのだろう。もし、トイレをつけなかったら、トイレなし食堂車は史上初になるのではないかと。美濃市やみなみ子宝温泉でトイレ休憩するだろうけど、数年内にトイレ改造もされるかもしれない。
高速道路が並行して乗客が伸び悩む長良川鉄道。でも、それを逆手にとって『ながら』で郡上八幡へ、そこからバスで白川郷、五箇山を観光、城端からは『べるもんた』という観光列車乗り継ぎを検討してほしいところだ。
最新の画像もっと見る
最近の「情報(西日本)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事