しーさるの鉄日記

福井鉄道とえちぜん鉄道3/24ダイヤ改正


福井鉄道とえちぜん鉄道は3/24にダイヤ改正を行った。改正概要は以下の通り。

●福井鉄道

★朝6~7時台の列車を1分~5分変更する。
★越前武生発944~1344、田原町発1032~1432の越前武生~田原町間急行5往復を廃止する。
★データイム急行の越前武生発を毎時14分から毎時12分に繰り上げ、田原町発を毎時02から毎時03に繰り下げる。また、一部区間の所要時間を見直す。
★『市役所前』停留場を『福井城址大名町』停留場に改称する。


●えちぜん鉄道

★勝山永平寺線において、福井着640の列車を627に、722の列車を711に繰り上げる。
★平日のみ運転の永平寺口発718の福井行を、土日も運転する勝山発640の福井行に変更、福井着を10分繰上げ731着とする。それに伴い福井発732の勝山行は736発に繰り上げる。(越前新保から先は同時刻)
★勝山発717の快速の日曜日の運転を取りやめ、平日と土曜日の運転とする。

★三国芦原線において、福井着638の列車を630に、711の列車を704に繰り上げる。
★平日朝に運転している福井~西長田ゆりの里間列車2往復を土曜日も運転させる。

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福井鉄道はえちぜん鉄道と相互乗り入れを開始して以来2年ぶりのダイヤ改正、今回は平日のみ運転の急行を見直す他、併用区間で所要時間に余裕を持たせることになった。そのため、赤十字前→市役所前(改正後は福井城址大名町)の所要時間は6分だったのが8分に、その逆は7.5分だったのが9.5分になった。

今回一番目立ったのは、前回の改正で設定された急行5往復の廃止、これにより急行が毎時2本となるのは、越前武生発で7時台と14~17時台、福井発で7時台と15~18時台になる。毎時当たりの運転本数は急行1本、普通2本というのは、昔の体制と同じだけど、列車1本当たりの輸送力が半減してしまったからな。通学時間帯だけ急行を毎時1本追加して輸送力を増やすというのは、輸送力の少ない車両で適正かもしれない。今回廃止となる急行は元々土日祝運休なので、土日祝の運転本数に動きはない。

現状ダイヤでは、データイムの急行は毎時1本の時は神明、毎時2本の時は神明と北府で交換を行っているが、今回の改正では、毎時1本の時は三十八社だけ、毎時2本の時は三十八社と家久に変わった。そのため急行の越前武生~田原町間の所要時間は、田原町方面44分、越前武生行45分だったのが、田原町方面45分、越前武生行に至っては50分と5分も延びてしまった。三十八社で交換待ちをするため2分ほど運転停車する他、赤十字前でも2分停車して併用区間での遅れを回復させるからだ。そのため、越前武生着は47分だったのが53分と6分も繰り下がった。それに伴い、武生発1455の『サンダーバード』への乗り換えができなくなった。普通については田原町、越前武生の発車時刻は現状維持だが、併用区間での所要時間を余裕のあるものに、代わりに福井駅前での停車時間を短縮している。田原町行の場合、急行との交換を西鯖江から水落に変更しているが時刻変更なし、その次の神明で1分繰り下がっている。福井城址大名町着が4分繰下げの15、45に、福井駅での折返し短縮で、その先は2分繰り下げている。越前武生行の場合、福井駅発を2分繰上げているが花堂から先は現状とほぼ同じ時刻になっている。急行が交換駅を変えたのに、普通の時刻があまり変わらないのは意外だ。

データイム以外だと、朝ラッシュ時の福大前西福井行が浅水以南で4~7分繰上げ、その後の越前武生発729の急行田原町行も5分繰り上がったが、併用区間の時間見直しなどで6分所要時間が増えることに、福井城址大名町以北の以北は1分繰り下がった。あと、福井駅発725の区間急行が『神明まで急行』という表記になったことか。化け種別は最近の改正で流行しているな。

停留場名の改称については、一週間前の大津市の逆、市役所前から変えることに。バス停の停留所は大名町(福井市役所前)になっているから、それに合わせればいいのに。お城に近いことを強調したかったのだろうか。


えちぜん鉄道は朝上り列車を10分前後繰上げ、JRへの接続を見直すことに。

まず、627着の勝山永平寺線と630着の三国芦原線は、リリースで触れている通り、福井638の特急『しらさぎ』に接続することに。それに乗れば、名古屋に851に、米原で新幹線に乗り換えれば1010に東京に到着する。欲を言えば、朝一の快速を同じくらい繰り上げて、福井549の『しらさぎ』に接続させてほしいのだけどね。

7時台を見ると、704着の三国芦原線は710の大阪行高速バスに、711着の勝山永平寺線は720の『おはようライナー』金沢行に接続するようになり、729の『サンダーバード』大阪行への乗り換えにも余裕が出た。永平寺口始発から変更となった福井行は731に到着し、739の『しらさぎ』名古屋行と743の『ダイナスター』金沢行だけでなく、それらの特急の2分後に出る上下普通に接続するようになる。また、福井発736に繰り下がった勝山行は、金沢発645の『サンダーバード』から8分で接続するようになる。金沢に宿泊して、永平寺へ向かう観光客が使いそうだけど、朝早いか。

三国芦原線の土曜増発は時間帯的に通学需要でもあるのだろうか。福井鉄道からの直通の時刻変更に伴う時刻修正でもあるかと思ったら、そうでもないみたいだ。武生側の時刻を変更して、田原町側の時刻を固定しているからな。
なお、福井付近は6/24に仮線から新しい高架に切り替えるとのこと。その時も改正があるか気になるところだ。


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