JRグループのダイヤ改正、北関東地方の改正概要は以下の通り。
●『とき』337号、347号、336号を上毛高原通過に、349号を本庄早稲田通過に、314号を熊谷通過に停車駅変更させる。
●八高線、高崎~児玉間、小川町~高麗川間のデータイムの運転間隔を平準化させ、約1時間毎とする。
●両毛線の宇都宮線への乗り入れを取りやめる。
●高崎発21時46分の長野原草津口行を新前橋発に短縮変更させる。
●東北本線、宇都宮~黒磯間でデータイム概ね毎時2本の運転とし、那須塩原での接続も見直す。
●日光線の運転間隔を見直し、データイムは1時間毎、夕ラッシュ時は40分毎に鹿沼行2本を加えたダイヤとする。
●烏山線の運転間隔を見直し、16時台までは宝積寺発偶数時台、烏山発奇数時台、17~21時台までは毎時1本ずつとする。また、早朝深夜も宇都宮に乗り入れさせ、線内運転は夕夜間のみとする。
●朝6時台の小金井行1本を宇都宮まで延長変更させる。
●黒磯発13時台の新白河行を新設する。これに伴い、黒磯発23時00分の白河行の運転を取りやめる。
●上野発15時32分の水戸行を土浦行に、52分の土浦行を勝田行に変更する。
●上野発22時10分の上野東京ライン(常磐線)を土浦行から勝田行に延長変更させる、その前後の勝田行2本については土浦止に短縮変更させる。
●常磐線下り大津港行最終を30分繰上げ、先行列車との運転間隔を短縮させる。また、最終高萩行の水戸発を8分繰りさげる。
●水戸発22時13分の土浦行の運転を取りやめる。
●水戸線を走る車両をE531系5両編成で統一する。
●水戸線において9時台の普通列車1往復を下館~友部(水戸)間で部分廃止する。
●水戸線の下り3本(小山発10時07分、16時27分、20時17分)、上り1本(勝田発17時04分)の常磐線乗り入れを取り止め、勝田発着から友部発着に変更して、友部で常磐線に接続させる。
●水戸発17時24分の常陸大宮行の土曜日の運転と取り止め、平日のみの運転とする。常陸大宮発19時24分の水戸行については運転を取りやめる。
●郡山発13時45分の常陸大子行と常陸大子発15時55分の水戸行を一本化させる。
●常陸棚倉発6時04分の水戸行、水戸発16時15分の郡山行を常陸大子で分断乗り換えとさせる。
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JRグループのダイヤ改正、北関東地方では栃木県内を中心に運転間隔の平準化が目立った。
上越新幹線は、新潟県内だけでなく、上毛高原以南でも停車駅の整理が行われた。新潟のリリースでも述べるが、336号はE7を新たに導入、浦佐だけ通過していたのを燕三条、上毛高原通過にすることで所要時間を7分短縮させている。ただ、短縮分は新潟の発車時間を繰り下げているので、秋田いなほとのホーム上接続が13分から20分に拡大しただけで、庄内地方と首都圏の時間短縮は図られてない。
上毛高原通過となる『とき』3本はいずれも夕方の運転で、30分以内に他の『たにがわ』『とき』が停車しているから大して不便にならないと思われる。上毛高原発17時47分の『とき336号』は観光需要がありそうだが、水上駅や猿ヶ京からの関越交通バスは17時26分の『とき334号』に接続するから利用者が少なかったのだろう。
『とき349号』は本庄早稲田を通過するが、20分後の『たにがわ473号』が停車、最終『かがやき』から逃げ切って高崎での停車時間も短縮させるのではないかと。『とき314号』は16分前に『あさま』が停車しているからな。
八高北線は運転間隔を平準化させることに、高麗川~小川町間、児玉~高崎間で1時間半近く開くことはなくなるが、データイムの数往復が小川町~児玉間で区間廃止となるので、同区間は2時間以上開くこと部分も出てくる。この区間は通しの利用客も含めて少ないのだろうか。通し客がそこそこいるなら、小川町~児玉間で寄居のみ停車の快速にしても良さそうだけど。
国鉄時代から運転されていた両毛線から宇都宮への直通列車も廃止されることに。通学需要を見込んだ16時台の設定で、小金井折返しともうまい具合に接続しているのだけどね。17時台でこれを間引いたら、宇都宮発で16時55分から17時30分まで開くわけだが、その間の小金井発を宇都宮始発に延長変更させて、39分発の上野行を小金井始発に短縮変更させるのだろうか。
宇都宮周辺は、日光線、烏山線、東北本線ともに運転間隔見直すことに。宇都宮線を毎時2本化ということは、午前中の1時間近いブランクをなくすことになる。だが、午前中に2本ぐらい増やした分、14時台、15時台を毎時3本から毎時2本にするのではないかと思われる。貨物の兼ね合いを考えると等間隔にはならないと思うが、那須塩原での新幹線との接続の記述から毎時の時間はそこそこ揃うのではないかと。
日光線も1時間毎にするとのこと、宇都宮発11時33分から15時33分の間で、13時06分、14時17分、15時05分となっているのを毎時33分でそろえて、26分着の盛岡やまびこから接続させるのだろう。7分乗換は、大きな荷物のインバウンド客にとっては厳しいから、38分発ぐらいがいいだろう。
烏山線は宇都宮発13時台を繰り下げて、15時台の1往復を廃止する模様、午後の通学時間帯が不便になるのは仕方がない。朝下り一番は東北本線乗り入れで、宝積寺駅での充電から東北線内での充電になる。コスト的にはどっちの方がいいのだろうか。朝6時台の小金井行の宇都宮延長は、18きっぷ旅行に影響が出てくるか気になるところだ。
東北本線の栃木・福島県境では、データイムの列車を増発することに。現行、黒磯発で11時31分、12時55分、14時13分と80分前後の運転間隔になっているを1時間毎にするようだ。その代わりに終電を廃止して、黒磯発22時くらいに終電を繰り上げる。新幹線を使えば、那須塩原発22時過ぎでも新白河折返しで豊原方面へ行けるわけだが。最終白河行が廃止となると、翌朝の白河始発の送り込みは回送で行なうのだろうか。当然ながら、E531系の白河幕は見納めとなる。
常磐線は、最終大津港行の時刻繰上げ。先行との間隔を縮小させたいのなら水戸発21時11分の繰り下げた方がいいと思うのだけど。時刻繰り下げで、上野発21時30分の『ときわ』からの接続がなくなり、南仲郷、磯原、大津港への最終は上野発21時の『ひたち』となる。リリースにはないけど、10分前を走る水戸発22時14分の高萩行は廃止になる予感がする。でも、その『ひたち』から通過駅への接続需要もあるからな。
水戸線については、E501系が撤退してE531系で統一することに。正確には去年からE501系の故障が頻発していたから、既に9月に撤退しているわけで。水戸線から撤退したE501系はいわき以北で運用されるようになり、年末の駅降りの時も早朝に乗った。下館以西は午前中に減便、先行列車を20分繰下げて、約1時間間隔の時間帯を拡大するかもしれない。友部返しの線内運転も増えるから、運用本数は減るのだろうか。その場合、常磐線にE531を1編成戻して、故障の多いE501は休車扱いするかもしれない。
水郡線は、一部列車の見直しと運用都合による常陸大子での分断、データイムは水戸駅毎時15分発の1時間ヘッドが確立されているから、弄る必要がないのだな。
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