
中野坂上~荻窪間でも12本、11本、10本と改正のたびに本数を減らした。方南町支線は9本運転され、そのうち3本が新宿方面へ乗り入れていたが、3月改正で7本へと削減、新宿方面への直通も2本となった。8月改正では方南町支線のデータイムの本数は維持されたが、池袋~荻窪間の列車が減ったので、時刻の変更はあった。データイム以外も、3月改正では平日夜の、8月改正では平日朝夕、土休日朝夜の運転本数を、毎時1~3本削減している。
東京駅の定期外乗降人員を見ると、2019年度は109千人だったのが、2020年度には48千人と半分以下になっている。2021年度には62千人に回復したが、それでもコロナ前の6割に満たない。2022年度には88千人、2023年度には104千人とコロナ前と変わらないくらいまで回復している。一方、定期客はコロナ前108千人だったのが、2020年度では77千人に落ち込んでいる。それでも7割以上なので定期外客ほどではない。ただ、2021年度、2022年度も70千前後で、2023年度は82千人とコロナ前の8割以下に留まっている。朝ラッシュ時の運転本数を減らしたものの、定期客はそれ以上に減っている。
池袋発を見ると、9時台まで変わらないが10時台から毎時2本ずつ減らしている。毎時13本、時刻表上では5分間隔×8、4分間隔×5となっているが、実際には4分30秒か4分40秒の間隔で運転しているのかと思われる。方南町行は00分、20分、40分と20分間隔になっていたが、改正後は00分発、32分発と少し偏ることになる。16時台から19時台までは運転本数の変更なし。20時台は30分発の方南町行が新設、6分間隔だったのが3、4分間隔となる。45分発の荻窪行も方南町行に変更となっている。結果、2本だった方南町行が4本に増えて、全体の運転本数も15本だったのが16本に増える。21時台は、25分発の荻窪行が方南町行に変更、代わりに59分発の方南町行が廃止となり、14本あったのが13本に減る。22時台も46分発の方南町行1本を廃止、12本から11本に減らす。23時台は13分の方南町行を廃止に、08分の荻窪行を繰り下げ、3分続行をなくす。新宿発22時半以降で見ると、8本あった方南町行が5本になり、特に22時02分発以降は50分以上方南町行がの設定がない。池袋発23時22分以降、新宿発23時前以降は大きな変更はないが、24時17分発の最終茗荷谷行は24時20分発に繰り下げとなる。
荻窪発も9時50分頃から本数を削減する。改正前は20分サイクルで、5分、4分、4分、7分という運転間隔で7分のところに方南町発が入っていた。改正後は、1本減らされ、毎時11本の60分サイクルとなった。60分のうち、5分間隔8回、4分間隔1回、8分間隔2回で、8分間隔の所に方南町発が入る。最大運転間隔は7分から8分に拡大したが、回数は3回から2回に減っている。4分間隔は激減し、3回しかなかった5分間隔は8回に増えている。ちなみに中央線快速は毎時8本前後で、10分開くこともたまにある。16時台から19時台までは運転本数の変更はない。
21時台後半に1本削減して、13本だったのが12本に、後半に新たにな6分空きが発生する。22時台も12本だったのを11本に削減して、前半に6分空きが発生する。22時47分発以降は変更はない。
土日ダイヤの池袋発は、10時04分発までは改正前と変わらないが、それ以降19時台まで平日と同じ毎時13本体制となる。20時台以降は運転本数が変わらないが、20時20分発の荻窪行が方南町行に変わる。21時台、22時台は1分程度の修正を行いながら、22時09分発以外の方南町行3本が荻窪行を入れ替わりになる。23時台は時刻行先とも変わらないが、平日と同じく24時17分発の最終茗荷谷行は24時20分発に繰り下げとなる。
土日ダイヤの荻窪発は、9時14分発まで改正前と同じ、54分発までは本数も変わらないが、10時台から18時台までは平日データイムと同じ毎時11本となる。19時代は22分発がなくなった代わりに05分発が設定され本数は変わらず、20時台も12分発が4分繰り上がった以外は修正程度となっている。21時台は10分発が廃止となり、8分のタイムラグが発生、それ以降は改正前と変わらない。
★方南町支線
方南町支線の中野坂上発を見る。10時台まで運転本数に変更はない。ただし、データイムに減便されたため、中野富士見町行が9時54分と10時21分に設定された。いわば、中野富士見町~方南町間は2本減便となる。
データイムは、2019年7月改正で毎時9本となっていた。毎時00分、20分、40分が新宿方面からの直通、その間に06分、13分の中野坂上始発が入る20分サイクルのわかりやすいダイヤだった。荻窪発着で始発に接続するのはその半分で、残り半分は接続しなかった。荻窪行から中野坂上始発への接続時間は1分か2分だった。改正後は07、12、21、31、40、46、55発となり、12分、40分が新宿方面からの直通だ。間隔は5分、6分が1回ずつ、9分が3回、10分、12分が1回と偏っている。荻窪行11本のうち、中野坂上始発に接続するのは5本だから、改正前より1本減っている。21分、31分の荻窪行はすぐに方南町行に接続、44分発は2分接続、54分発は1分接続、03分発は4分接続となっている。08分の荻窪行は到着する寸前に方南町行が発車するのが、新宿方面から方南町への利用者はほとんどが次の方南町行が来るのを待つ。減便されても毎時6本の2019年7月改正以前より多く、毎時1回の12分間隔も、13分間隔が毎時3本あった頃に比べるとマシな方なのかもしれない。
16時台から20時台までは本数の変更なし。21時台は中野坂上発01分を新設して、03分発を06分に繰り下げ、その次の09分発が始発だったのが新宿方面からの直通に変わっている。また、25分発の新宿方面からの直通が新設されている。結果、新宿からの直通が49分発1本だけだったのが3本に増えて、本数も9本から11本に増えた。
22時台は39分の新宿方面からの直通がなくなった代わりに、06分に直通が設定された。23時台は、中野坂上発25分と53分の直通が廃止に、13本あった本数を11本に減らす。そのため、21分発を3分繰り下げ、15分発からは9分のタイムラグが発生する。15分の中野坂上始発は直通の2分続行、そのため新宿からの接続はないが、14分の荻窪発からは接続する。そしてすぐに発車しないと、17分着の方南町からの列車が中線に入れなくなる。23時59分発以降は変更はない。
次に方南町発を見ると、9時台まで変更はないが、10時台10本あったのを8本に減らす。11時台以降は、改正前は、09池 16坂 22坂で、20分サイクルで毎時9本だったのが、改正では08坂 17坂 26池 36坂 44坂 54池 58坂の60分サイクルと分かりにくくなり、本数も毎時7本に減った。運転間隔は4分1回、8分1回、9分連続2回、10分3回、44分発からは10-4-10と偏っている。中野坂上行5本のうち、方南町発08 17はすぐに接続、44は1分で接続してたが、36は4分待ち、58は6分待ちとなっていた。この2本は荻窪発の1分後に中野坂上に着いていたので、接続していた可能性もあったけど、5か月だけのダイヤではそれは不明だ。58は方南町発の後なので、荻窪発も時間調整していたかもしれない。
15時台では、10本から8本に削減するが、中野富士見町からは15時33分、44分の出庫の池袋行が追加となり、中野富士見町場面では増えることになる。16時台以降の運転本数は変わらない。
土日については、中野坂上発は10時50分くらいまで時刻修正程度だったが、11時台から18時台まで毎時9本あったのを7本に削減する。19時台は10本から7本に削減、4本あった直通は2本に減る。20時台が20分の直通がなくなり、11本から10本に減る。21時台以降は運転本数は改正前と変わらないが、21時00分発が新宿方面からの直通になる。直通の時刻変更は23時過ぎまで続き、23時半以降は改正前と変わらなくなる。
方南町発は、9時09分発まで改正前と変わらないが、9時29分発の池袋行を廃止して、9時台10本を9本に減らす。10時台から18時台までは平日同様、毎時9本から毎時7本に削減、19時台も8本から7本に削減する。20時台は9本をキープしながら、11分の池袋行を16分に変更、21時台は13分に池袋行が新設となる代わりに、30分の中野坂上行が廃止に、それ以外は一部列車の時刻修正となっている。
最新の画像もっと見る
最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事