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NPO法人 ナショナルトラストチコロナイ

広く募金活動を行い、寄付金で山林を買い取り、また山林所有者と保全契約を結び、森林回復の活動を行います。

5月5日の山菜採り

2016-11-13 22:25:28 | Weblog

 チコロナイの会員になって十数年、植林活動にはしばらく参加できていないのですが、今回、札幌でホームステイ中の高校生の2人の留学生と一緒に「山菜採り」を楽しませていただきました。

 私たち夫婦は昨年も来させていただいてますが、留学生たちにとっては、初めは「???」という感じでした。

 朝早く札幌を発ち、二風谷で車を降りての第一声が「エアーがフレッシュ!」(空気がきれい!)。そうですよね、大人も無意識に感じてはいたけれど、ほんとに新鮮な言葉でした!

 ログハウスに入って、宿泊された皆さんにご挨拶して、朝食のおにぎりまでおすそ分けいただきました。気がつくと皆さん外に集合です。カムイノミはもう終っていたかも?留学生も子どもたちと一緒に軽トラに乗り、楽しい出発です。

 コゴミ、キトビロ、それに加えて今年はモミジガサ(シドケ)も、ちょうどいい具合に成長していて、「お昼の天ぷらが楽しみ~」と言いながら、進みます。

 ドイツから来たレアはイラクサを見て「これドイツで食べたことある」とのこと。オランダから来たエドウィンは斜面を登って太一さんに山菜の穴場をガイドしてもらっています。

 それぞれの袋に山菜がたまって、気持ちもリフレッシュ、お天気に恵まれてよい時間を過ごすことができました。

 後半は昼食です。貝澤さん宅の倉庫で、料理上手な皆さんがきびきびと昼食準備を進めていて、そこに混ざってお手伝いさせていただきました。山菜の下処理の仕方、天ぷらを揚げるコツ、うかがってきて、自宅で練習しています。米粉を買って、天ぷら粉に混ぜて、葉物を揚げるときは箸でしごいて衣を薄くして・・・とやってみるのですが、まだまだ美枝子さんの足元にも及びません!

 それにしても大量の天ぷら、美味しくて、揚げても揚げてもどんどんなくなって、今年もお芋やニンジンは裏方の皆様のお口に入らなかったのでは・・・と気がかりです。

 子どもからご長老までいろいろな方がいて、初めてでも温かく受け入れていただいて、本当にありがたかったです。

 次回はもう少し、後片付けまで残りますね。裏方のスタッフのみなさま、おつかれさまでした。ありがとうございました。二風谷の一日を満喫させていただきました。

高田菜穂子


チコロナイの活動を通して学んだもの

2016-11-13 22:21:43 | Weblog

 5月4日、5日に行われたチコロナイの活動に初めて参加しました。今回参加できたのはとても幸運でした。

もともと、地域の自然保全やまちづくりといった地域に根差した活動に興味を持っていました。さらに、アイヌ文化についても興味を持ち、調べ始めていたところでした。その最中に、チコロナイという森林回復を通してアイヌ文化の回復、伝承に寄与していくことを目指している団体があることを知りました。偶然にも、授業を受けた先生にチコロナイの会員の方がいらっしゃって、タイミングよく、この活動について教えてくださいました。また、免許を持たない私が二風谷で行われるこの活動に、一人で参加することは難しかったのですが、幸い連休中でしたので、父が車を運転して同行してくれました。

 活動への参加を通して、学んだことが2つあります。1つ目は、見方を変えるということです。植樹した苗木は、すべてが定着するわけではないようです。ほんの一部が活着し、成長していくのだそうです。多くの苗が無駄になってしまうなら、随分非効率な活動なのではないかと一瞬考えてしまいました。

ですが、何もしなければ成果もないということにある方の言葉で気づかされました。また、山菜採りでは雄大な自然の中で様々な植物を見つけました。しかしながら、見つけた山菜は何も山の中でしか生えていないものではなく、私の通う学校の敷地内にも生えているそうです。実は、自然は身近にも溢れているのです。

 2つ目は、人の温かみです。チコロナイには本当に様々な方々がいらっしゃいました。地元の方や本州からはるばるいらしている方、大学の先生、留学生など普段生活していてはなかなか知り合う機会のない方々と交流することができました。そのよう方々が、一緒になって山菜を採ったり、それを天ぷらにしてお蕎麦と共に嬉しそうに頬張っていたりといった光景が私にとっては新鮮なものでした。同時に、年齢や立場に関係なく一緒に笑いあえるチコロナイという空間に魅力を感じました。新参者で緊張しきっていた私達にも皆様は温かく接してくださいました。

 二日間という限られた時間でしたが、多くのことを学ばせていただきました。大げさかもしれませんが、参加したことで視野が広がった気がします。

 最後に、チコロナイの活動を通してお世話になりました皆様にお礼申し上げます。活動を継続させるということは難しいことだと思いますが、どのような形であれチコロナイという素晴らしい場が存続することを願っています。

北浦彩由菜


苗畑 

2016-11-13 22:15:35 | Weblog

苗畑では、苗の移植が行われました。

桜の苗木には、花が咲いていました。小さい苗木が多くて、約1,500本を丁寧に植え替えをしました。

子ども達もしっかりと仕事をしています。毎年参加しているので、慣れていますね 。


植林 2016年5月4日 参加者43名

2016-11-13 21:35:20 | Weblog

 5月3日の夜から雨が降り始め植林当日は大雨の予報でしたが、集合時間の8時半には雨が上がっていました。しかし、いつ崩れるか解らない空模様だったので、植林グループは急いで山に上がりました。

前日、太一さんが植林場所の笹原を草刈りをしてくれていました。

 11時過ぎには、ほぼ作業も終わり、山を下りる頃には、大雨になりました。作業が終わった後で本当に良かったです。何度も書いていますが、チコロナイは運が良いのです。今まで一度も雨天中止になっていません。

 記録によると2006年に雨天決行で 約1,000本の植林をしています。学生が多かったので、午前中で終了しています。2012年と2013年も続けて小雨でしたが、作業は難なくできました。大雨予報だったり、大型台風接近だったりと、何度もひやひや気分でしたが、うまくすり抜けてくることができました

これからもお天気の神様と仲良くしていきたいものです。 

今回は、山の下部分なので移動が少なくて助かりました。

電気牧柵の中にナラを中心にカツラ、ツリバナを約350本植えました。