森からパワーをいただいた二日間 馬場直子
5月のワークショップに小学2年の子ども二人と参加しました。私にとっては、2001年に参加して以来です。いつか子どもと一緒にチコロナイの森に木を植えれたらなと思っていたので、とてもありがたい機会でした。
初日午前は小雨の降る中、雨合羽を着ての苗木テープ付け、植林準備などいくつかの班に分かれての作業となりました。それでも、集まったみなさんは「森に行くぞー!」と気合満々。お昼を食べたあとは、いよいよ植林作業へ!二人一組でオヒョウを中心に植えていきました。
慣れないスコップを片手に、ベテランのみなさんにやり方を教わりながら、穴を掘り、苗木を植え、土を戻し、長靴で踏み固め、「しっかり育つんだよ」と愛情を送り、数歩歩いて次の場所へ・・。雨合羽にフード姿ではもはや小雨も気にならず、むしろ、少しひんやりした外気と、スコップを動かし、長靴で雨で少し柔らかくなった地面を歩く感覚が心地よかったです。子どもたちは2本でリタイア(苦笑)。でも、無理せず記憶に残ったらいいな。
平取温泉で汗を流し、名物の特大コロッケを夜ごはんにいただいた後は、ログハウスで総会に参加。ワークショップ参加者も大学生から大学の先生、移住されてきた方、メンバーのお友達など、年齢もバックグラウンドも多種多様で、総会のあとはあちこちでお酒を囲んで話に花が咲いていました。
二日目。やはり小雨だったものの、待望の山菜とりに出かけました。プクサキナとトリカブトの見分け方には子どもたちも興味津々。そのほか、耕一さんが食べられる草や植生の説明などをしてくれました。沢沿いに広がるいのちあふれる緑の風景はとても美しかったです。太一くんに励まされ?、急な斜面をはいつくばるようにのぼり、キトピロをゲット! 夢中になりずんずん奥まで進む人、鹿の角を発見した人、少し残った雪にはしゃぐ子どもたち。森はみんなにとっての遊び場となりました。
お昼は山菜天ぷらそばと天丼。大人も子どもも揚げたそばからパクパク食べていました。自分で採ったものを自分で食べるという生活が都会ではなかなか難しいので、本当においしく、うれしい体験でした。
子どもの日でもあったその日、帰りの時間に余裕があったこともあって、貝澤家のお餅つきに参加させていただきました。よもぎを混ぜてぺったん、ぺったん。餡も美和子さんたちの手作りです。つきたてのお餅は格別!一日半のワークショップでの労働以上に食べてしまいました。
ぜひみなさんも次回は参加してみませんか?