2004年10月、秋雨前線を巻き込んだ大型台風23号は、
日本各地に多大な災害をもたらしました。
これによって岡山県北の山林もなぎ倒され約5,500ヘクタールが壊滅しました。
そのうち1,000 ヘクタールは自然復帰、4,5000 ヘクタールを植林する予定だそうです。
個人所有の山林は補助金によって、森林組合が植林をしました。
この場合、スギ、ヒノキのみではなくて、落葉広葉樹も植林したそうです。
しかし、補助金の出ない場所は放置されてしまいます。
そこで、岡山県はこの山を再生するために県民にボランティアとして
協力してもらい「森の育ての親」事業をスタートしました。
場所は、津山市の市有林約1.5ヘクタールです。
私は県北を車で通る度に目にする風倒木に心を痛めていたので、
早速8名のグループを作り参加しました。
これは5年間継続して協定を結び、植林後も下草刈りをして
森を責任持って育てて行くというものです。
そして、3月11日に最初の植林に集まった人は、約150人でした。
現場は風倒木を撤去して造成しているとは言え、
残材が重なりあい帯状になっており
急斜面の中それを乗り越えて、空いている場所に苗木を植えていく作業は、
初めての人には大変だったと思います。
1区画1,000平方メートルに200本を植えていきます。
私達は、2区画分400本を植えました。
植栽樹種は、コナラ・クヌギ・クリ・ヤマザクラ・ケヤキ・ヤマモミジなどです。
スギ・ヒノキが倒れて全滅した後は、災害に強い森つくりを目指して
落葉広葉樹を植樹したのです。
いつの日にか花見もできる様にヤマザクラ約60本はまとめて植えました。
朝の濃い霧が晴れた後は気持ちの良い天気になり、
作業後は山でお弁当を食べて、山を下りながらゴミや空き缶をひろい、
最後に掛け流しの温泉に入って何とも充実した日でした。
次回の下草刈りは、7月初旬の日曜日を予定しています。
興味のある方は、一緒にいかがですか?
事務局 大饗朱美
私も九州より参加してみたいです。
マレー半島とボルネオ島の先住民族の村に滞在していました。ボルネオ島のサラワクでは、見渡す限り伐採された熱帯雨林が
パーム椰子のプランテーションになっている
のを見ました。伐られた木はもちろん日本にきています。マレーシアのNGOの受け入れで
行ったのですが、観光では見ることの出来ないマレーシアを見ました。この報告はまた、書いていきたいと思っています。
5月の二風谷の植林・7月の岡山の下草刈り
来年3月のマレーシア先住民族を訪ねる旅
一緒に行きませんか?