花笑みのとき  

あなたにお会いできて幸せです。素敵なあなたに微笑み返し・・・。
良い一日でありますように・・・。

高田敏子の詩

2012-06-20 17:13:55 | 老いの暮らし

 

 

昨日から昨夜 6月の台風4号が駆け抜けていきました。一晩中 荒れ狂っていました。 お宅様は大丈夫でしてか

 

 


 

 

         藤の花      高田敏子

 

 

     着物の色が
     少しずつ地味になってきたように
     料理も淡白なものが好きになった
     「恋」という言葉も もう派手すぎて
     恋歌も恋の詩も書けなくなった

     書けなくなったころから
     古い恋うたのこころがわかり
     私の恋もまた 深く ゆたかに
     静かに 美しいものになっていた


     藤の古木が千条の花房を咲かせるように。

 

何時も 分かりやすい言葉で、優しい詩を書いておられた高田さん。亡くなられてもう何年になるのでしょうか

 

             

 

                       撮影場所    自宅           2012  4/15