昨日から昨夜 6月の台風4号が駆け抜けていきました。一晩中 荒れ狂っていました。 お宅様は大丈夫でしてか
藤の花 高田敏子
着物の色が
少しずつ地味になってきたように
料理も淡白なものが好きになった
「恋」という言葉も もう派手すぎて
恋歌も恋の詩も書けなくなった
書けなくなったころから
古い恋うたのこころがわかり
私の恋もまた 深く ゆたかに
静かに 美しいものになっていた
藤の古木が千条の花房を咲かせるように。
何時も 分かりやすい言葉で、優しい詩を書いておられた高田さん。亡くなられてもう何年になるのでしょうか
撮影場所 自宅 2012 4/15