昨日は久しぶりにソウルの知人に電話をした。

中循環を乗ろうとバス停でまっているがなかなかこない。市内循環に乗ろうとしたが鞄のほかにスーパーで買物した荷物など両手に持っている。市内循環は乗車する人が多い。座れなかったらもっと大変と考えてすいている中循環を待った。
待っている間、ベンチに腰掛けているが寒い。
ふと思い出して韓国の知人に携帯から電話をした。
元気な声が電話から伝わってきた。
元気そうで良かった。
「今日は金剛学園の卒業式に行ってきた」話など、たわいもない世間話をした。
そしてこの2月半ばに1人の大阪に赴任されていた公官が帰国されて後任の人のことを教えてくれた。
知人もよく知っている人で私も知っている人だった。
なんと世間は広いようで狭い。
本当に狭い。
この25日には新しい大統領の新政権が誕生する。
私みたいな平凡な在日韓国人は就任の様子をテレビで見て次の大統領の就任を実感する。あれこれのとやかく政治論は在日韓国人の普通の生活をしているので話さないようにしている。心の中でいろいろ思うことがあっても親しい日本人の女友達と昼ランチをしたときは本音で自分の考えていることは話すがそれ以外では話さない。どこでどんなふうに伝わっていくのかがやはり気になるので絶対に話さないようにしている。
もう後、就任まで何日もない。
そして新しく就任される公官にお会いできるのも嬉しい。しかしこんなに太ってしまった公官、また私を見てびっくりされるだろう。
1988年のころ神戸におられた。1990年の始めは兵庫県の現場にも入ったのでよくお会いをした。京都にもおられたが3年任期で帰国された。もう赴任はないと思っていたが大阪に赴任されることを知人から聞いて驚いた。
皆さんはどんどん肩書きをつけて日本に来られるのに私はあいかわらずの普通の主婦と記者生活をしている。赴任してこられる方々は私より若い。それでも年輩の私にはけっしてタメ口をされない。丁寧な日本語で話される。
また知人が側にいれば言われる。
「韓国語をいつも使って　一生懸命勉強しなさい（ハングマル　チャズチャズスヤジ　ヨルシミ　コンブハセヨ）」
そして私は「ソンセンニム（先生）に韓国語ならったのですが生徒の私が勉強しないから私が悪い」というと側に韓国から来ている知人の知り合いは「いや。生徒はわるくない。教え方の悪い先生が悪い」とまた面白い冗談を言って周りを爆笑させる。こんなジョークが韓国人は上手いです。ホントうまいです。在日韓国人のジョークの面白さ、案外と民族性があるのかもしれません。こんなときまた日本人と違う感性を認識しています。
新しい人の就任でまた春が1つきています。人事異動の時期になりました。日本も韓国も同じです。

昨日は韓国の知人の元気な声に寒さがふっとびました。
今日も風が冷たい。しかし空は晴れている。今まで仕事の原稿を作成した。あと1本は午後からしよう。これから遅い昼食です。