鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

2月26日(火)曇だろうか。夜から雨とか。

2013-02-26 12:08:44 | 直言!
朝から受信メールの返信をしてそれから。

8時過ぎから「奈良おんな物語」の原稿、木曜日の原稿を見直して写真の配置を決めていく。その前に画面構築をする写真を画面構築のファイルに入れていく。そして画面構築の画面を開いて「奈良おんな物語」の予約投稿の画面を作成していく。やっと今できた。
時計は11時20分です。
やれやれ。ほっとした。
明日はまた1日、外で仕事、仕事の前に知人とあって大阪で昼食をすることになっている。その後、現場の仕事になっているので明日の夜はとても画面構築ができない。夜、長い時間、パソコン作業をすると目が冴えて眠れなくなるのです。今日も大阪で4時から現場です。

昨日、韓国の大統領の就任式をテレビで見ていた。
「漢江の奇跡」という言葉を何度か式典挨拶で使われた。
涙が出そうになった。
冷戦構造の時代、アボジの朴正煕大統領が経済成長を遂げた意味で韓国ではよく使われる言葉です。南北分断国家で日本でも南北分断国家はかなり影響をしていた。
どれだけ在日コリアンは苦しんで今日まできたことか。
韓半島の政権を担っていた朴正煕大統領は北朝鮮といつも向き合っていなければならない。24時間、安心して眠れない韓半島だった。

韓国の政治の裏を垣間みてきた韓国の人は私に話して下さった。
「韓国の学生たちのデモを主導しているのは日本にある朝鮮総連と日本人の左翼なんだよ」と。
この話を聞いて背中から鳥肌がたつほど恐怖心になった。
1970年から1980年代、韓国籍に切り替えて朝鮮総連の学生たちの多くが韓国に留学していく。
現実に直截に聞いている。
「留学して夏休みに日本に帰るたびに韓国の現況を朝鮮総連に伝えないといけない。これが嫌で日本に戻らないこともあった」と。その彼もソウルで拷問にあって日本に戻ってきた。またある人はソウルの町を夜、逃げ回ったが彼も捕まった。
またある学生は授業中に北朝鮮の指導者を崇拝する歌を歌って捕まった。
日本に戻ってくると日本国籍に切り替えて2度と韓国の土を踏まない在日コリアンがいた。
こうした現実に朴正煕大統領はやみくもに在日コリアンを逮捕していった。
そうせざるを得ない側面があった。
そうした中で金大中らが民主化運動をして日本で拉致された。これは当時の政権が関与していたなどがいわれているが、金大中は日本で朝鮮総連の関係者に会い支援もあったと間接的に聞いている。しかしこれは裏取りをしないといけなので支援もあったと聞いているることに留めておこう。

ある人がいった。
「金大中は日本で拉致されたから日本人の支援者が多い」と。
これも一理あるかもしれないが、冷戦構造時代の韓国の指導者たちは命がけで政治をしていたことも若い世代の人は知ってもらいたい。

その私は当時、韓国にも民族にも何の関心もなく興味もなくて日本国籍に切り替える準備をしていた。
それがある日、突如と沸いてくる民族と向き合わなければならないという気持に侮れなかった。
正面から自分の出自と向き合わないと後悔するという気持と葛藤していた。
私の父方の家族、男性は誰も日本国籍にしないで我が家の家門を守り通している。その第1子の私、他家に嫁いでいるのに日本国籍に変えることは断じて許さなかった。

そこで葛藤している。
日本の雑誌記者をしていても日本のふりして日本の記事を書く苦痛と葛藤していた。
息子が大学に入学したのを機会に自分と正面から向き合えことにした。
これが民族というものに初めて学び始め、在日韓国人の新聞記者になって真っ白だった私の脳みそは少しずつだが韓半島のことをわかり始めていた。
けれど今も知らないことが多い。
民族にのめりこんではいない。
父親が生きたそのものを私も歩いているようだ。
いつもどこかで在日韓国人であって日本で奈良で暮らしている在日韓国人2世と思っている。2世として物事を客観的にいる位置を大切にしている。

昨日の新大統領の挨拶で「漢江の奇跡」という言葉に1960年代から1980年代、韓国の当時の苦労そして日本に渡ってきた1世たちのその苦労を思い出して思わずこみ上げてくるものがあった。

体調管理をして5年間の任期を経済発展のために尽くしてもらいたいと心から願っていた。
2006年2月、民団大阪本部にこられて取材でお会いしている。
そのときよりもまたまた成長されている。身震いがする。
式典での挨拶の服は地味だったが華があった。
そして民族衣装の韓服も色もよくてセンスのよい色で華があった。

若い時の朴槿恵さんは細くて母親の変わりを務めていたその姿はいたいたしかった。けれど悲しみ、苦しみを乗り越えたその心のうちは計り知れないほどいろんなものがつめこまれているだろう。
NHKのBSプレアムから1枚撮影。式典挨拶の時は写真を撮るのを忘れるほど画面に見入っていた。
2013年2月25日、12時前に撮影。NHKテレビBSプレアムから。

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