seiji honda's blog

制作雑記帳云々

冬の門馬邸

2009-03-07 14:02:03 | インポート


春待ちの嵐めいているここ数日。

先週用事があり御邪魔したギャラリー門馬はまだまだ冬の様相であります。

お庭には啄木鳥や烏や種々の野鳥が訪れ、
狐が横切ることもあります。

蝦夷栗鼠もみかけますね。

今回は狐の足跡が付いてました。




春待ちの雪野に跔を踏むでなし


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自画像'09

2009-03-04 20:27:42 | インポート


二月は知らぬ間にどこぞへ行きました。

過去は事実、未来は不安
今一瞬は過去を知らず、未来を求めぬ青白き夢

画像は大阪の個展では展示しました、
今年の自画像、題「夢煙」(部分)。

毎年自画像を描くことにしておりまして、
よく恐いといわれますが(笑)、
ある意味一番私の本質を現しているように思います。

普段人物をそう描かない分、
それを自身で省みることができて気に入っております。

ここ一年くらい煙管(キセル、喜世留)で煙草を吸っているので、
そのままの絵となっておりますが煙に夢や化け物の変容態を見出した所以でしょうか。

(煙管については気が向いたらご紹介します。)



一種幽婉漂渺とした表現を求める

夢見心地の癇癪

死んだら治るであろう痛痒

かゆいかゆい心持に

濛々とした煙の反作用が

もう一つの扉を開放する
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ここ数日の麗しき泡沫

2009-03-01 01:35:13 | インポート


札幌の南部に位置する小金湯に行きました。
数年前までは妖怪が出そうなほどに鄙びた温泉でしたが、
新装して奇麗になっております。

個人的には妖怪が出そうなくらいが好みなのですが、
新しくなるもの時の流れ、
それはそれでいいものです。

しかし画像は昔から残っているお地蔵さんになりました。
温泉も何もありません。

お地蔵さんの後ろには樹齢700年とされている桂の木があって、
そこは手を付けずに残したのはなんとなしの信心(私にはありません)があって微笑ましく思います。



↑のこれは小金湯の向かいにあるピリカコタンという、
アイヌ民族の資料館で購入した口琴の一種、ムックリです。

ぼちぼちビョーン、ミョーンという音は出るようになったので、
それをまったり激しく均一に演奏できるようになりたいところです。



終いは上記の場所から帰って作った、
蓮根チップスと蓮根の箸置き(既製品)。
どっちがどっちでしょう?

左は鳥胸肉野菜巻き。

これ以外に簾舞のお豆腐屋さんで購入したおぼろ豆腐と厚揚げをつまみに食しました。これまた絶品。

と、なんにせよ泡沫と消えてゆくのは、
厚く降り積もった雪でもゲイジツ作品でも例外は無く、
夜の化に転じて生ずる化生の気分を満喫しながら夢見の手前を彷徨するのでありましたとさ。


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