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イロイロ。。。

   四国 愛媛の松山に住んでます

旅3日目 鳴門 そしてまた香川

2005-11-10 00:00:00 | お出掛け(四国)
泊まった旅館の前は道路を挟んですぐ海だ。
早起きして、周辺散策をしなければ!
と思いながら雲が多く、なかなか明るくならずグズグズしてるうちに7時前に。
7時半からの朝食までと、散歩に出た。
すると真正面、こんな朝日が出ていた。
朝日は山から昇り、夕日は海に沈む松山育ちの私
海から昇る朝日は感動モノだった!


朝日

旅館の周りの畑のあちこちがピンク色になってる。
何だろうとそばに寄る。


らっきょう畑だ!
初めて見た!
畑の土は砂地のようだ。


らっきょうの花
めちゃくちゃ可愛い花だ♪

さて今日の目玉の大塚国際美術館へ。
9時半の開館と同時に入館。


大塚国際美術館(詳細はこちらから)
出てから思いついたので、すでにバスがいっぱいで正面からは撮れなかった。
大塚製薬グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した
日本最大の常設展示スペースを有する「陶板名画美術館」だ。
オリジナルと同じ大きさで再現された展示作品の数々は圧巻!

それ以上に驚いたのが、山をくりぬいて造った美術館だという事。
地下5階、地上3階の大きな建物が山に埋まってるといった感じだ。
ちなみにこの入り口は地下4階か5階だ。
入ると長~いエスカレーターがあり、地下3階へ!
この美術館は、ありがたい事に作品のみは禁止だが写真撮影がOK。


システィーナ礼拝堂


エル・グレコの大祭壇衝立画

絵にほとんど馴染みのない私でも見知った名画の数々も多数。
見たかったフェルメールの作品やゴッホのひまわり、ピカソのゲルニカ。。。
地下3階から地上2階までまわり終えると、時間はすでに午後1時過ぎ。
思った以上に広くて予定時間オーバー。
この時点で那賀川に現れたアザラシの【ナカちゃん】を見に行くのは諦めた。


一番札所 霊山寺(りょうぜんじ)
四国八十八ヶ所巡りは徳島→高知→愛媛→香川の順になっている。


多宝塔


池には鴨と鯉が仲良く。。。ではなかった。
鳩はたくさんいたが、鴨はこの一羽だけ。
かなり人馴れしてるので、ずっとこの池に留まってるのかもしれない。
鯉がうじゃうじゃいる池を我が物顔で泳ぐだけじゃなく
鯉が鬱陶しいのか、近くにきた鯉を突く。。。追っかけてまで突いていた。
それとこの池にはとてつもなくデカイ鯉がいた。

何か力が入らないなぁって思ってたら昼食を食べてない事に気づく。
私は空腹になると足に力が入らなくなる。
時間はすでに2時半をまわっている。
近くに、こじんまりした食堂がある。
夫に泣くように食べさせてくれと頼むのに
夫はもっと色んな物がある店があるはずだと譲らない。
空腹すぎて口論する気力もなし。
すぐそばは次の行き先のドイツ館。
夫はそこで食べようと私を励ます。


ドイツ館
到着するや否や、大急ぎで中に入る。
が、悲しいお知らせが。。。中に食事する場所はございませんと(涙)
入場料払ったからには楽しもうと2階に上がってはみたが
もう足はフラフラ、頭は朦朧としてきて何がなにやら。。。
見かねた夫が「もう出よう」と手を引っ張って外に。

ちなみにこのドイツ館の詳細はこちら

結局、近くにそれらしい食べ物屋さんを見つけられず高速に乗る。
空腹に耐えかねた私が今にキレやしないかと
オロオロとやたら御機嫌伺いする夫。
津田の松原S.Aで、セルフのうどんにやっとありつく。
うどん(大)にかき揚げをのせ、ショウガをたっぷり入れて食べた。
涙が出るほど美味だった。

時間は4時過ぎ。
夫に夕日が見たいから海に連れて行ってくれとお願いする。
お腹が満たされて機嫌がよくなった私に夫も気をよくして二つ返事で海へ。
地理に詳しくないので、高速を下りてアテもなく景色のいい場所を探す。
着いた先が「うたづ臨海公園」という所。
辺りを見渡してみる。


ゴールドタワー
ワンポイントに三日月を♪
全高158mあるそうだ。
かなり前に行った記憶がある。
確か隣接して「世界のトイレ館」があり
純金トイレに純金スリッパを見たような。。。
今はどうなってるんだろう?


瀬戸大橋


夕陽
また雲の影が出来ている。
これで私たちの旅も終わりかと思うと寂しさが。。。
預けた愛犬を迎えに母宅に寄り、3時間ほど母のお喋りに付き合い家路につく。
あんな自己チューの母だが、夜も遅く寒空の下
いつまでもいつまでも私たちの車を見送ってる姿をミラー越しに見ると
どうしようもないくらい胸が痛んだ。

旅2日目 徳島 祖谷・脇町

2005-11-09 00:00:00 | お出掛け(四国)
母宅を朝7時前に出発。
祖谷(いや)方面へひた走る。
山に入っても色づきがイマイチ。
お天気がいいのに、いつまでも霞んでいて景色がくすんで見える。
黄砂の影響か。。。


小歩危(こぼけ)峡


大歩危(おおぼけ)峡船乗り場
この遊覧船に乗って往復30分ほどの舟下りを楽しむ。


川下りの舟からの風景
川の両側にそそり立つ奇岩に圧倒される。
この川は吉野川。


平家屋敷
平家の資料や遺品を展示してある。


囲炉裏もあった。


かずら橋に向かう道中の渓谷の紅葉


かずら橋
シラクチカズラ(重さ約5トン)で作られたもので
長さ45m・幅2m・水面上14m。
3年毎に架替えが行われるそうだが、かなり朽ちてる感はある。
私は以前渡った時、橋の上で1時間近く動けなくなったので今回は辞退。
こういうの大好き夫は怖がる皆様を尻目に
猿飛びのようにあっと言う間に渡り終え物足りなさそうだった。
中央、赤いシャツの夫、片手を挙げて余裕を見せる。

これとは別にもっと山の奥に奥祖谷二重かずら橋と言うのがある。
名前の通り2本の橋がかかってて橋板のすき間も大きい。
ここには野猿もある。
野猿とはケーブルに取り付けられた籠(箱)に乗り
人力でロープを引っ張りながら対岸に渡るという珍しい乗り物だ。
こちらの方が秘境にふさわしくオススメだ。

 
鮎の塩焼きとでこまわし 
形が阿波人形浄瑠璃の木偶人形(でこにんぎょう)に似ていることと
焼く時に串をくるくる回すことからこの名が付けられたそうだ。
じゃがいも、豆腐、こんにゃくを串にさし味噌ダレをつけて炭火で焼く。
風味があって美味。


祖谷そば
そば粉を多く使用する「祖谷そば」は、つなぎをほとんど入れない素朴な太麺。
ぶつぶつ切れるがそばの香りが強くて美味。


脇町のうだつの町なみへ


これが「うだつ」
うだつ・・・町家の妻壁の横に張り出した袖壁で火よけ壁ともいい防火の役目もした。
江戸時代、裕福な家はこの「うだつ」をあげた立派な家を造っていた。
「うだつが上がらない」はここからきている。

 



 
時代劇で見るような佇まいや、昔懐かしい道具がいっぱい。


阿波の土柱
いまから100万年前の氷河時代に堆積した扇状地がその後隆起し
雨水の浸食作用を受けて形成された雄大な自然の芸術品なんだそうだ。
南北約90m東西50mに高さ10数mほどの土柱が乱立している。

この日泊まるのは鳴門。
が、ここで重大な事に気づく!
二人とも今夜泊まる旅館の名前が思い出せない。。。
たしか、ひらながの名前だった。
食べ物重視で選んだので料亭旅館だった。
この二つのヒントを出して道行く人に聞きまくり
何とか無事、予約した旅館に到着出来た(´ヘ`;)ヤレヤレ
私達夫婦の場合、旅の楽しみと言えば温泉ではなく食べるものが一番!
今回、奮発して私の好きなヒラメ尽くし会席を頂いた。


最初にヒラメの活け造りとサザエの刺身が。。。
それから次々とこれでもか!のオンパレードでお腹が裂けそうなくらい飲み食いした。
ここでもどちらがよく飲み、食べるかバトル!
飲むのは2杯分私が焼酎水割りを多く頂く。
が、最後の鯛釜飯は三口が限界。。。夫、私の分まで完食!
 

食い意地の張った私達は、宝楽焼きの下に敷いてある石までつまんで口に入れてしまった。
黒豆みたいで美味しそうな石なんだもん。
あまりに食べ過ぎて寝苦しかったのは言うまでもない。

せっかく紅葉狩りに行ったのだから。。。
道中、キレイだなと思う所で車を停めてもらい、写真を!
イチョウもモミジも青空に負けないくらい美しく色づいていた。
色が濃くて溜め息ものだった。


イチョウの黄


モミジの赤


紅葉


ウリハダカエデ(瓜膚楓)カエデ科


ウリハダカエデの実 


クマシデ(熊四手)の実? カバノキ科
見た時は、ミノムシがいっぱいついてるのかと思った。。。

旅1日目 香川 こんぴらさん

2005-11-08 17:08:23 | お出掛け(四国)
雨の中、松山を朝7時前に出発。
2年ぶりの夫との旅だと言うのに、車に乗ったそうそうバトル勃発。
音楽、何をかけるかで夫ともめる。
私は絶対「小田和正」と言い、夫は「天童よしみ」だと言って譲らない。
何が何でも朝から「よしみちゃん」のド演歌は勘弁して欲しかった。
いつも通り、うまく夫をやり込めて小田和正を聴きながら香川まで♪
9時前に母宅着。

母は話好きだ。
それも一方的に喋る。
人の話は聞かないし、人の話の腰を折るのも得意だ。

久しぶりという事もあり、機関銃のように喋る。
聞くのも親孝行かと、ふんふんと相槌を打っていたがさすがに疲れてきた。
まる一日聞かされたらたまらんな~と思ってたら
昼前くらいから空が明るくなった。
陽が射し始めた。
天が味方してくれたようだ(笑)

午後から「こんぴらさん」に行く事にした。
母もどうかと聞いたが「行かない」と。。。
母は出不精だ。
温泉へ行こうと言っても、すぐそばの焼き鳥屋さんに行こうと行っても
「行かない、家にいる」と言う。
昔から出掛けるのが嫌いな人で母とどこかに出かけた記憶はほとんどない。
とりあえず母から一時解放される(笑)

母の住む町から「こんぴらさん」はすぐだ。
長い石段に立ち向かうため、気合を入れる!




参道両側に建ち並ぶ土産物屋の所どころに昔ながらの建物が残っている。


一休みがてら上ってきた石段を振り返る。
結構上がってきたけど、まだまだ余裕だ♪


大門 ここで356段目


五人百姓
大門を抜けると「五人百姓」という飴を売っている5つの出店がある。
何でもこんぴらさんの境内で営業を許されているのはここだけとか。
飴の味見をさせてくれた。


神馬 北勇号(しんめ・ほくゆうごう)
長寿日本一の神馬で、長寿と健康の霊験あらたかな神駒(かみこま)とされてるそうだ。
お尻を向けたまま、ほとんど動かないので作り物かと思ったほどだ。
こちらを向いて欲しかったがムリのようだったのでお尻に手を合わせてきた。


奥には、まだ若そうな神馬がいた。


旭社 ここで626段目
この建物は国の重要文化財に指定されており、権現時代の金堂にあたる建物だそうだ。
建物全体に彫刻がほどこされた立派な社殿で、本宮をしのぐほどだ。
ここを本殿と思い込み、お参りして引き返した森の石松の気持ちがよ~く分かる。
(ウソかマコトか、そんな森の石松の話があるそうだ)


本宮 ここで785段目


本宮からの讃岐平野の眺望
この景色を見れば疲れも吹き飛ぶ(気がする)
中央に見える山は飯野山(いいのやま)標高422m
讃岐富士と呼ばれる美しい山で
高速道路からこの山が見えると母のとこに来た!って気になる。


本宮から、隣の三穂津姫社へと続く回廊


モルツマーメイド号
平成10年1月22日、海洋冒険家の堀江謙一氏より
世界初のアルミ缶リサイクルソーラーボート(モルツマーメイド号)が奉納されたそうだ。
堀江氏が地球環境問題を訴える為
空き缶約2万2千個をリサイクルした素材で船体を建造
ソーラーパネルにより自力発電機を搭載した画期的な船で
全長9.5メートル 幅1.6メートル 総排水量0.9トン 総重量370キロ
平成8年3月に南米エクアドル・サリーナスを出航
同年8月5日、東京に138日間、1万6千キロの太平洋単独無帰港航海の快挙を達成!
よくまぁこんな小さくてオモチャみたいな船で太平洋の大海原を航海したもんだ。。。

時間もたっぷり有るので奥社も参拝する事に。
が、これがハンパじゃなく辛い道のりだった。。。

 
奥社への道
落ち葉を踏みしめながら、ひたすら石段を上る。


道中斜面には、こんな植物がたくさん。。。
これは実なのかな?
なんて名前の植物なんだろう?
*ヤブミョウガだそうだ*(杏さんありがとう)


奥社こと、厳魂神社(いづたまじんじゃ)
やっと到着。。。ここで1368段目!!
へたれの私がよくまぁここまで上って来れたもんだ。
参拝して眺望を楽しんだ後、来た道を降りる。
雨に濡れた落ち葉だらけの石段は滑るので、上り以上に骨が折れる。
途中から裏参道と呼ばれる坂道を下る事に。。。楽だ!
が、かなり薄暗くなっており、鬱蒼とした林の中を歩くのはちと気味悪かった。


幸せの黄色いお守り
本宮でしか手に入らないお守り。
魔除けの効果があるといわれるウコンで染めた絹糸で織られているそうだ。
病気や災いから身を守り、幸せをもたらしてくれるとされている。

夜6時過ぎに母宅に帰る。
そして、おでんで一杯やりながら母の話は夜更けまで続いた。。。

粟島・島四国88ヶ所巡り(香川県詫間町)

2005-04-30 01:35:07 | お出掛け(四国)
帰ってきました~\^o^/

いやぁ。。。疲れました。
香川は30度を越えてたそうで、日差しも強く
その炎天下の中、粟島の島四国88ヶ所めぐりに行ってきました。

慌てて出かけたので帽子も忘れちゃってるんですよね。
こりゃヤバイとコンビニで日焼け止めクリームを買って塗ったけど
アップダウンの続く島の中を10キロは歩いたものでもう大変。
吹き出る汗を拭き拭き。。。
クリームなんてもはや意味ない状態。
日焼けはお肌の大敵なのに。。。
まるで酒飲みの赤ら顔みたいになっちゃってすっかりオッサン化。
そう高くもない鼻と頬骨なのに(TоT) 
ま、準備を怠った自分が悪い訳だから仕方ない。

この島四国88ヶ所めぐりは島独自の札所を巡る遍路道で
お茶やお菓子、ところてんなどがお接待されるのです。
今尚、瀬戸内の多くの島でミニ四国、島四国の風習が残ってます。

私は四国に住みながら初めての体験だったんだけど
粟島のある詫間町に住む仲間のひとりが毎年行っているそうで
イロイロ仕切ってくれて助かりました。
とにかく袋を持参しろとの事で小さいのを持っていったら
「そんなんダメダメ」って大きな袋を持たされました(笑)

札所ごとにある可愛らしいものから味わいのある石仏に手を合わせて周ります。
その所どころで地元の人がにこやかに迎えてくれてのお接待三昧。
ジュースやおせんべい、飴、スナック菓子、袋ラーメンなど
周り終える頃には袋がパンパンです。

久しぶりにすごく歩いて疲れたけれど
地元の人たちの温かいお接待に触れ、ありがた~い気持ちに。
それになにより大好きな海がキレイで
コレを見られただけでも来た甲斐があるってもんです。

そんな訳で私の足は今、パンパンです(´ヘ`;)トホホ
でも久しぶりの遠出はいい気分転換になり
年齢職業性別まちまちの仲間達も変わりなく気が置けなくて
こうして私の心が軽くなったのも88ヶ所まわったご利益かと。。。
いい思い出がまた一つ出来ました。