無駄を愛ス

先日、動いてしゃべってる奈良さんを

久しぶりに見ました。（いつの話だよ）


うん。やっぱね。

納得した。

わたし、奈良さん好きだわ。（知ってるよ）




苦手なカメラに向かって一生懸命、

言葉を選びながら話す奈良さん・・・


あぁ・・・やっぱり、

この人は、真直な人だ。ってね。

うん。なんか再確認・・した。



直実。

― 正直で誠実なこと―


自分に正直であろうとする奈良さんは、

自分を良く見せることも、卑下して表現することもない。

壁にぶちあたって、もがいてる自分も

人に誉められて嬉しい自分も

そのまま、ありのままに

自分の言葉で伝える。




「結果じゃなく、寄り道にこそ大切なものはある。」




テレビの画面には、奈良さんの名前の横に（５０）の文字。

一般的な時間の軸の上で言えば、

奈良さんは、私のずっと先を歩いている人。


もちろん。

奈良さんと私が歩いている道は、同じ道ではないけどね。

そして、私は奈良さんのようになりたい。・・わけではない。

奈良さんは、私の憧れで尊敬する「大人」だけど、

私は私らしい「大人」になれればいいな。と思う。


年を重ねていくことに（特に女性は）不安や焦り、

時には諦めなんかも入っちゃったりするけれど、

誰もが通る、その避けられない時間の流れのその先に

こんなに「格好いい人」がいることを思えば、

年を取るのも悪くない。そう思える。




・・・

そういう私も、生きてきた年数だけで言えば

充分もう「いい大人」なんだけど。（笑）


私が好きな雑貨たちや、本や、

ベランダから流れる雲を見て一日が終わってしまうような時間たちは

私が人間として生命を維持していく中で、絶対的に必要なものでは・・ない。

よね。きっと。

だって、お腹いっぱいになんないもん。（笑）

でも、私が私である為には

とっても重要なものだったりするんだな。これが。


案外、私たちが探しているものって

“そんなこと”の中に埋まってたりするのかもね。

なんて。



私はこれから

どんどん道草をくって、時間を無駄に使って

丁寧に生きていこう。



私は私のままで行く。



それでいいと

やっと心から思えた。