Chibyのコトノハ

アナタが笑ってれば、それでイイ

誠実な人

2010年03月07日 | 奈良さん
「期待ばがりだった20代の頃の旅で、落としていったものを拾う旅」


-旅について今どんなことを思いますか?-


YNGとしての出展作品から連想される“旅”というテーマについて、

ART iTのインタビュアーの問いに、奈良さんが答えた言葉。
 


なんか私ね・・・ じぃ~ん・・としてしまったのですよ。



あ、いいんだぁ~ってね。



これは私だけなのかもしれないけど、

過去のことを思うのは、悪いことのような気がしちゃってね・・。


いいことも悪いことも 過ぎてしまったものはしょうがない、

そう言い聞かせて ガッチリ蓋をしてしまってた私がいて。


いつも

“前へ進まなくちゃ、前を向かなくちゃ・・・”って

自分を追い立ててる私自身がいて

最近ちょっと息切れというか、

正直ちょっと、しんどくなってきてしまったのね。(情けない話やわ・・)



でもね、 過ぎてしまった時間の中で、

置き忘れたものだったり、落としてしまってたものの存在に

今なら気づいてあげられるなって。(あげられる、ってのもおかしいけど)


若い頃のことだったり、

過去のことをいつまでも思ったりすることに

罪悪感を覚えてしまってた私には、

そういった心の余裕がなくなってたんだな、って思って。


私は、前向きに頑張ってきたハズなのに

どうしてこんなに息苦しいんだろう・・・

長い間ずっとそんな“?”が頭ん中をぐるぐるしてたんです。

ときには、それにイライラしちゃったりして。(ハタ迷惑・・)



でも、「あぁ・・・だからか・・」って

奈良さんの言葉で、なんか謎が解けた気がした。



過去の落し物を拾う“旅”は、決して後ろ向きなんかじゃない。

逆に昨日より前に進めてんじゃない?ぐらいの気持ちで。笑


自分とちゃんと向き合える人=誠実な人。

奈良さんは、強くて誠実な人。

そりゃ、世界中の人を“わしづかみ”にするわけです。笑


私も、ちゃんと自分と向き合える人になろう。

自分のペースを知ろう。


そしたら今より少しは 優しく、なれるかな・・・。





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