表側
裏側
「 長押 」です。
「 なげし 」と呼びます。
写真の長押は〝材木〝と云うよりは〝新建材〝になりますね。
合板に薄くスライスした杉板を貼ってあります。
多くの方には
あぁ、ハンガーを掛ける所ね。
で通るんじゃないでしょうか。
我が家ではこの切れ端を棚板に流用しています。
L型なので正面からビスを止めて、はい、終了。
ビス止めだけで完了ですので費用は最小限。
これじゃあんまり・・・・もうちょっとお洒落じゃないと・・・。
な方にはこれ。
(↑画像は〝しみつの部屋〝さんから拝借。なんか萌~な写真でしょう。ショコラさん勝手に拝借許してね)
無印良品の「壁につけられる家具~長押~」
(厳密には〝長押〝は〝家具〝ではありません。)
これはお洒落でしょう。
この商品は石膏ボード専用。それは取り付ける金具が石膏ボード用の金具しか設定がないためのようです。そしてその金具がミソなんです。一般には流通していない金具のようです。
代用できる金具を見つければ、家にある端材でできそうです。
木の材質としてはこの商品のように美しくないにしても、それなりの棚板にはなりそうです。
そうそう、石膏ボードの壁にビスを止める時、下地(木材の位置)を見つけるには〝ワンプッシュ〝をお使いください。
どこのホームセンターにも置いています。
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これは武家の家で主は床の間(畳敷き)で就寝してました。
この寝室には長押が回してあり「えぐった部分(長押の裏側)」には
もしもに備えて“槍”を隠したんですよ。
また、床の間方向に目透かし天井を張ることを「床差し」と言いますが、
これは賊が主を襲ったときに刀が向く方向と木目が同一方向だと刀が
そのまま振り下ろされます。
これを嫌ったため目透かし天井は「床差し」にならないように張るのが習わしになりました。
刃先と木目が垂直なら引っかかるため一気に振り下ろせませんよね。
和室って“何故”って思わせることがたくさんありますが、必ず“理由”があるんですよね。
天井が低かったりするのも、刀を振り上げ・振り下ろし出来ないように、だったりするそうですね。