辛夷は
白き花ながら
つくづく見れば影もありけり、
影と見えつつ
かうがうしくも寂び明りけり。 (大木 惇夫)
こぶしの花を見ると、この詩を思い出す。この詩を知った頃の若い時の想い出が甦る。その時々、一緒に過した友人達の顔も浮かぶ。懐かしさを感じる花。
昨日は、「比良の八講荒れじまい」の日だったのだろうか。冷たい強い風が吹いた。今日は一転、晴れの暖かな日。外出している人がとても多い。学校や幼稚園が春休みなので、公園では親子連れで遊びに来ている。昨日京都の桜が、昨年より一日早く開花したと発表されたが、二条中学の桜はまだ3分といったところ。昨年は8分程咲いていた。二条城の西の堀端の桜もまだ咲いていない。楽しみはゆっくり・・・と。