前の投稿で、「シン・ゴジラ」をめぐるお話がでたところで、ゴジラの思い出話を
実は私、むかしゴジラでよく知られる、某T宝株式会社で、8年半宣伝マンをやってました
そのあとは、4年、企業広報やってました
一見、華やかに見えるでしょ?ところが実態は・・・(笑)
いやー、はっきりいいますが、映画会社って、見た目は派手に見えますけど、
実は、超~体育会系で、超~泥臭くて、超~ブラックです(笑)>最後は冗談
でも、一応某六大学の法学部で、国際法と日本政治外交史を勉強した私も、さすがにへこんだのは、
「ゴジラの着ぐるみを着た時」でした
だって、ゴジラの着ぐるみって、超~重くて超~クサいんですもの!!(爆笑)
※こちらは「シン・ゴジラ」から。さすがにかっこいいですね!
なんでわたしが着ぐるみの中に入る羽目になったかといいますと、
私が宣伝マンをしていた当初、ゴジラファンのみなさんを、
T宝、成城の撮影所に見学にお連れするツアーイベントの案内役、という仕事もあったんです
ところが、肝心のゴジラに入れる男性スタッフがいない。
じつはゴジラの着ぐるみって、あまり大きくないんですね。
170センチの男の人では、大きすぎて入れないんです。
そこで、女性の私が入れという・・はっきりいって、ムチャぶりですな。
しかし、当時、司法試験浪人中のオット・はるちんと結婚したばかりで
超ビンボー、貯蓄ゼロ、休日出勤代と残業代を稼がなくては、
とてもじゃないけど、司法試験勉強中のはるちんを養えない私は、
「はい、わかりました。じゃ、ゴジラの着ぐるみ入らせていただきます」と引き受けたのでした
でも、30分はいってみて、あまりの暑さとクサさに絶句
(なんでクサいかっていうと、ゴムと汗の臭いで、もう鼻がまがりそうなくらいクサいんですね)
スタジオは8月の気温35度という暑さだったので、
結局、関係会社の広告代理店の男性のスタッフの方に、お願いすることに・・
(その節はありがとうございました)
でも、ブラックな仕事でもなんでもやってみるものですね
「T宝史上、女性社員で初めて、ゴジラの着ぐるみに入った女の子」ということで、
「チコちゃんはなかなか根性がある」
「チコちゃんは、あれは女じゃない。男だ!」という妙~なお褒めの言葉を
当時の上司からいただきました(なんじゃそりゃ~)
それから、一応女性社員の出世コースとして、
「ゴジラの着ぐるみに入る」というのがお定まりになったとかならないとか(笑)
後輩の女性社員のみなさん、まぁ、無理にまねすることないですけど、
一応、ゴジラの着ぐるみ、体験してみると面白いことがいろいろありますよ(^_-)-☆
「ゴジラ」といえば、私はやっぱり宝田明さんが大好きでした
正直、ゴジラはどうでもよかったのです(笑)
T宝スタジオで、本物の宝田明さんに会った時には、もう卒倒しそうなくらい感動しましたね
まぁ~かっこいいのなんのって!いまだにご健在で渋くてすてきな方ですが、
私にとっては、永遠の「レット・バトラー」ですから
5歳のころに帝劇で、彼の「風と共に去りぬ」を見て、大感激
その次の週に「ゴジラ対モスラ」をみて、またまた大感激
※若かりし頃の宝田さん。まぁ~なんという美丈夫でしょう
フォトジェニックです
それがきっかけでT宝に入ったようなものなのです
宝田さんは大変紳士な方でしたが、美女には特別の礼儀をもってもてなしてくださいました
私には、笑顔で握手をしてくださいました
そして、T宝きっての美女の一人である、Y先輩には、なんとその手をさっととって、
「美しい花にはキスを」といって、手の甲にちゅっとキスをしたのです
おもわず「レット~!!!!!」とスカーレットよろしくさけびたくなった私でした(笑)
いま、こんな俳優さん、いらっしゃらないでしょうね
ぜひ、このダンディズムをみなさん、見習っていただきたいものです
というわけで、ゴジラをめぐるたのしい思い出話でした~(^^)/
またの機会にゴジラのお話もいたします