新・台所太平記 ~桂木 嶺の すこやかな日々~

N響定期会員・桂木嶺の、家族の介護・闘病・就職・独立をめぐる奮戦記を描きます。パーヴォ・ヤルヴィさんへの愛も語ります。

宝田明さん、ゴジラの着ぐるみまで~ゴジラをめぐるエトセトラ(笑)

2018-12-03 00:57:23 | ゴジラの思い出(笑)

前の投稿で、「シン・ゴジラ」をめぐるお話がでたところで、ゴジラの思い出話を

実は私、むかしゴジラでよく知られる、某T宝株式会社で、8年半宣伝マンをやってました

そのあとは、4年、企業広報やってました

 

一見、華やかに見えるでしょ?ところが実態は・・・(笑)

いやー、はっきりいいますが、映画会社って、見た目は派手に見えますけど、

実は、超~体育会系で、超~泥臭くて、超~ブラックです(笑)>最後は冗談

でも、一応某六大学の法学部で、国際法と日本政治外交史を勉強した私も、さすがにへこんだのは、

「ゴジラの着ぐるみを着た時」でした

 

だって、ゴジラの着ぐるみって、超~重くて超~クサいんですもの!!(爆笑)

※こちらは「シン・ゴジラ」から。さすがにかっこいいですね!

 

なんでわたしが着ぐるみの中に入る羽目になったかといいますと、

私が宣伝マンをしていた当初、ゴジラファンのみなさんを、

T宝、成城の撮影所に見学にお連れするツアーイベントの案内役、という仕事もあったんです

ところが、肝心のゴジラに入れる男性スタッフがいない。

 

じつはゴジラの着ぐるみって、あまり大きくないんですね。

170センチの男の人では、大きすぎて入れないんです。

そこで、女性の私が入れという・・はっきりいって、ムチャぶりですな。

しかし、当時、司法試験浪人中のオット・はるちんと結婚したばかりで

超ビンボー、貯蓄ゼロ、休日出勤代と残業代を稼がなくては、

とてもじゃないけど、司法試験勉強中のはるちんを養えない私は、

「はい、わかりました。じゃ、ゴジラの着ぐるみ入らせていただきます」と引き受けたのでした

 

でも、30分はいってみて、あまりの暑さとクサさに絶句

(なんでクサいかっていうと、ゴムと汗の臭いで、もう鼻がまがりそうなくらいクサいんですね

スタジオは8月の気温35度という暑さだったので、

結局、関係会社の広告代理店の男性のスタッフの方に、お願いすることに・・

(その節はありがとうございました

 

でも、ブラックな仕事でもなんでもやってみるものですね

「T宝史上、女性社員で初めて、ゴジラの着ぐるみに入った女の子」ということで、

「チコちゃんはなかなか根性がある

「チコちゃんは、あれは女じゃない。男だ!」という妙~なお褒めの言葉を

当時の上司からいただきました(なんじゃそりゃ~

 

それから、一応女性社員の出世コースとして、

「ゴジラの着ぐるみに入る」というのがお定まりになったとかならないとか(笑)

後輩の女性社員のみなさん、まぁ、無理にまねすることないですけど、

一応、ゴジラの着ぐるみ、体験してみると面白いことがいろいろありますよ(^_-)-☆

 

「ゴジラ」といえば、私はやっぱり宝田明さんが大好きでした

正直、ゴジラはどうでもよかったのです(笑)

T宝スタジオで、本物の宝田明さんに会った時には、もう卒倒しそうなくらい感動しましたね

まぁ~かっこいいのなんのって!いまだにご健在で渋くてすてきな方ですが、

私にとっては、永遠の「レット・バトラー」ですから

5歳のころに帝劇で、彼の「風と共に去りぬ」を見て、大感激

その次の週に「ゴジラ対モスラ」をみて、またまた大感激

※若かりし頃の宝田さん。まぁ~なんという美丈夫でしょう

フォトジェニックです

それがきっかけでT宝に入ったようなものなのです

 

宝田さんは大変紳士な方でしたが、美女には特別の礼儀をもってもてなしてくださいました

私には、笑顔で握手をしてくださいました

そして、T宝きっての美女の一人である、Y先輩には、なんとその手をさっととって、

「美しい花にはキスを」といって、手の甲にちゅっとキスをしたのです

おもわず「レット~!!!!!」とスカーレットよろしくさけびたくなった私でした(笑)

いま、こんな俳優さん、いらっしゃらないでしょうね

ぜひ、このダンディズムをみなさん、見習っていただきたいものです

 

というわけで、ゴジラをめぐるたのしい思い出話でした~(^^)/

またの機会にゴジラのお話もいたします

 



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