海流のなかの島々

狭く浅くな趣味のあれこれを
波の彼方から語ります

「ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち」 @梅田芸術劇場 2/4

2012-02-07 17:09:11 | 演劇

なかなかに面白かったです。 

演出:山田和也

出演:鹿賀丈史、市村正親、原田優一、愛原実花、香寿たつき、真島茂樹、新納慎也、今井清隆、森公美子ほか

 

新納くんの変換が一発で出てきて驚いた!

 

オカマのショークラブのオーナー夫妻(ゲイのカップル)はやや倦怠期?1人息子がカタブツ議員の娘と恋に落ち、その議員夫妻が訪ねて来るというのですったもんだの大騒ぎが勃発。まぁ簡単に言えばそんなお話です。

一部はオカマたちのショーが見もの。極楽鳥のようにケバケバしく着飾ったダンサーたちがみんな愛嬌があって楽しい。特に「金ののどぼとけを持つシャンタル」役の新納くんが毒も色気もあって目が釘付け!高音と低音を交互に出すソロ(?)で音を絶対はずさないところはさすがです。それにレオタード姿の脚の細くて長いことよ。これを拝めて寿命が3年くらい延びたような気がするわ~。真島茂樹さんはカーテンコールでチノパン姿になると普通のおっさん。でも劇中では見事なオカマダンサーでした。フレンチカンカン、アクロバット、SM(?)。どれも見応えあり。タイに行ったときにオプションで「オカマショー」があったのに他のものを選んでしまった。行っときゃよかったわ。

わりと何度も繰り返されることもあって耳に残る曲多し。全体的にいい曲が揃ってます。

鹿賀、市村の熟練の味にホレボレ。特に市村さんはキュートで健気で、客席の盛り上げ方も上手い。一度ザザが酉の市の熊手かえべっさんの福笹のような髪飾りをつけてでてきてました。10列目くらいからではよく分からなかったけど、検索したら大阪バージョンで「ビリケンさん」と「通天閣」と「くいだおれ太郎」だったようです(節分の日は海苔巻きバージョンだったらしい)。

熟練の味といえば、2幕になってようやく出てきた今井さんとモリクミさんも。今井さんの低音は座席が振動するくらい響いてたし、森さんは歌はもちろん存在するだけで笑えてくる。

そして原田優一くん。この子がガブローシュ→アンジョルラスなのね。東宝の見本みたいな歌唱だけど、甘く澄んだ声で上手い。もうちょっと背が高ければバルジャンまでいけるのになぁ。

カーテンコールは5回はあったでしょうか。ちょっとおぐしのたそがれたおじ様まで立ち上がって楽しそうに身体を揺らしていましたね。私も満足の舞台でした♪



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