作・演出:三谷幸喜
出演:戸田恵子
戸田さんがミヤコ蝶々さんを演じる一人舞台。再演です。
舞台の始まりは「戸田恵子」としてのお喋りから始まります。で、蝶々さんからメガネを受け取り(もちろん一人芝居で表現)、後ろを向いてそのメガネをかけ、くるっと客席に向き直った瞬間「蝶々さんだ-!」とドキっとしました。
蝶々さんと関わった男性を表現するのに様々な色とサイズの額縁を使ったのが面白い。その男たちが去っていくと、舞台のあちこちにあるフック(?)に次々と掛けていく。話がどんどん進んでいっても、額縁があちこちにぶらぶらぶら下がっていることで、このたくさんの男たちが彼女の人生を翻弄し続け、男たちとの関わり合い=(イコール)彼女の人生なんだなぁと視覚的に実感できる。クライマックスではその額縁に加えて更にいくつかの枠が劇場壁面にライトで映し出され、蝶々さんの長い長い波乱の一生が見事に表されていたような気がする。
でも、ストーリーのメリハリが少ないのでちょっと飽きてしまう場面も。戸田さんの芝居は見事の一言。大阪弁もそれほど違和感なかった。でも声のトーンが高かったのが残念。私の頭の中で蝶々さんの実像が結びにくかった。晩年の蝶々さんの低くてしわがれた声のイメージが強すぎるからかもしれません。
出演:戸田恵子
戸田さんがミヤコ蝶々さんを演じる一人舞台。再演です。
舞台の始まりは「戸田恵子」としてのお喋りから始まります。で、蝶々さんからメガネを受け取り(もちろん一人芝居で表現)、後ろを向いてそのメガネをかけ、くるっと客席に向き直った瞬間「蝶々さんだ-!」とドキっとしました。
蝶々さんと関わった男性を表現するのに様々な色とサイズの額縁を使ったのが面白い。その男たちが去っていくと、舞台のあちこちにあるフック(?)に次々と掛けていく。話がどんどん進んでいっても、額縁があちこちにぶらぶらぶら下がっていることで、このたくさんの男たちが彼女の人生を翻弄し続け、男たちとの関わり合い=(イコール)彼女の人生なんだなぁと視覚的に実感できる。クライマックスではその額縁に加えて更にいくつかの枠が劇場壁面にライトで映し出され、蝶々さんの長い長い波乱の一生が見事に表されていたような気がする。
でも、ストーリーのメリハリが少ないのでちょっと飽きてしまう場面も。戸田さんの芝居は見事の一言。大阪弁もそれほど違和感なかった。でも声のトーンが高かったのが残念。私の頭の中で蝶々さんの実像が結びにくかった。晩年の蝶々さんの低くてしわがれた声のイメージが強すぎるからかもしれません。
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