スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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一足早いクリスマスプレゼント

2013-12-23 | スロバキア/Slovensko 2013以前
冬休みに入り毎日のように義両親宅へ出かけ、ほとんど家にいない。どうしてもブログの更新がしたいと思うと夜中になってしまう。

さて、スロバキアのクリスマスイブの食事は鯉だ。
義父は毎年子供のためにと生きた鯉を買ってきて、自宅のバスタブで数日泳がせてくれる。
マルツェルが小さい頃ももちろん毎年買い、マルツェルたちはその鯉に名前を付け、餌をやったりしていたそうだ。それをさばいて食べると知ったときは大泣きしたそうだが。
義父も昨晩話していた、自分にはできないと思ったが、子供たちに良い経験・良い思い出を残してやるためと思いするようになったと。義父もやはり幼かった頃、子供たちが寝静まった後にその鯉をお母さん(マルツェルの祖母)がさばいていたのだそうだが、偶然夜中に目を覚ましてしまい、鯉の頭を手で押さえ、もう一方の手に包丁を握っている姿を目にしてしまったときにはショックで1週間熱を出したそうだ。
ネラもいつかそれを知る日が来るのだろうが、今年はクリスマスになったらTesco(スーパー)に帰るんだよ。ということにしている。


義両親宅のバスタブに泳ぐ鯉を日に何度も何度も見に行っては、触ったりして遊ぶネラ
もう鯉は今日、Tescoに帰ったそうだ。


ところで、毎年悩むのが家族へのプレゼント。
両親、ネラ等々にはなんとか買ったが、マルツェルのプレゼントがどうしても思い浮かばない。
一緒に買いに行ってはつまらないし、かと言って無理にどうでもいいものを買って済ませるのもいやだ。特に専業主婦で収入がないので、マルツェルのお金でマルツェルに、本人が必要と思わないものを買うと思うとそれほど馬鹿らしいこともない。
マルツェルも私のプレゼントを決めかねているようだったので、提案した。

今年はネラを預けて二人で食事に行かない?と。

本当はクリスマスの後に行きたかったのだが、クリスマス後は友人、親戚に会ったりと何かと忙しい上、ハイシーズンでレストランの予約もなかなか取れないかもしれない。1月に入ってしまうともういつ生まれてもおかしくないので、先延ばしにしてせっかくの機会を逃したくもない。少し早いが今日食事に行ってきた。
そう育てた私がいけないのだが、ネラがママっ子で義両親宅に完全に預けることができないので、マルツェルはホテルに一泊したかったようだが、一泊どころか、夜出かけるのもむずかしい。無理はせず、ランチにした。

こういうプレゼントもいいものだ。ランチでも十分満足だ。
ネラが生まれてから二人で出かけ、どこかでゆっくり食事をするということはなかった。いや、結婚前ですら、考えてみれば外食することはあってもきちんとしたレストランに食事に行ったことはなかった。どこに行こうかとあれこれ考えるのも楽しかった。
この大きなお腹ではなかなかきちんとした服装をするのも難しいが、いつもより少しお洒落をして、そしていつもは自分も食事をしながらネラにも食べさせ、会話を楽しむどころか、食べた気さえしないが、二人でゆったり向かい合って食事をする。お互いにとってここ数年のご褒美になったような気がする。

今回行ったレストランはタトラ山脈、タトランスカー・ロムニツァというところにある、グランドホテル・プラハだ。創業100年を越え、建物も趣があり素敵だった。ちなみに4つ星ホテルだ。こんな田舎に4つ星ホテルがあるのかと意外に思われるかもしれないが、5つ星ホテルだってちゃんとある(笑)。次は5つ星ホテルかな!


Grandhotel Praha←ホテルのサイトはここをクリック



今日、ネラが寝た後にマルツェルはクリスマスツリーを出し、私は義父が庭から切ってきてくれた枝を分けてもらい、キャンドルのリース(風)を作った。
やはりクリスマスの飾りが家にあるのは良いものだ。

明日は義両親宅で家族みんなで夕食を囲み、その後はイェジシコ(小さなキリスト)がプレゼントを持ってきてくれることになっている。
ネラへのプレゼントは私も子供のころよく遊んだシルバニアファミリーだ。こちらでもインターネットで購入することができ、イギリスから取り寄せた。気に入ってくれると良いのだが…。

それでは皆さま、良いクリスマスをお過ごしください。



追伸:昨日、「世界の村で発見!こんなところに日本人」の番組取材担当の方からお礼のメールが来た。
   いつもより視聴率も高く、局内でも高い評価を得たそうだ。
   私のブログでさえ、その数日間は一日のアクセス数が1200件を超え、テレビの力はすごい!と驚いたくらいだ。
   観てくださった皆さん、本当にありがとうございました。


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