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スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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海外で焼きそばとかお好み焼きとか

2016-05-26 | ハーブ・食べ物・レシピ
週末の一品持ち寄りパーティー、私はネルカの大好きな焼きそばを持って行きました。
こちらのキャベツは葉がきっちり詰まっていて、ずっしり重く、葉も固く、長時間調理するのに適しているのですが、春キャベツは比較的ふんわりした玉で葉もそれほど固くありません。ちょうどいつも行くスーパーで小ぶりの春キャベツを見かけたのでこれを使って焼きそばにしようと考えたわけです。

焼きそば用の麺はもちろんないので、スパゲッティーですが、味付けにおたふくソースを使っているのでそれらしい味になります。肉はスライサーをいただいて以来、薄切り肉も自宅で簡単にできるようになったので(それまでは一度肉を冷凍し、半解凍になったところで包丁でスライスしていましたが、スライサーをいただいたら、凍ったままラクラクスライスできて良いです。)豚バラブロック(スロバキア語ではボチックと言います。燻製されたものと、されていないものがあるので、されていないものを選びました。)を薄切りにしたので、麺以外は日本の味に近づけたかな。余すことなくみなさんに完食していただけて良かったです。

それからよく日本や中華の麺に近づけるために、乾麺・パスタを茹でるときに重曹を入れるという話を聞くのですが、私はそこまでしなくてもこれで大丈夫です。

ただ、スロバキアのパスタは美味しくないものが多いんですよね。固めに茹でようとすると芯が残り、芯が残らないように茹でようとすると外側はベチャベチャになってしまうものがほとんどです。色々食べてみて、Lidlのパスタが今のところ一番です。どの形のパスタもちゃんとアルデンテに仕上がります。焼きそばもこのパスタで済ませています。


さて、焼きそばをしてもまだ少しキャベツが残っていたので、昨日の夕飯はお好み焼きにしました。おたふくソースもありますしね。
山芋がないため、今まであえてこちらでお好み焼きを作ったことはありませんでした(作っているという人は聞くのですが)。
スロバキアにもお好み焼きに似た食べ物があります。キャベツクレープと呼ばれるもので、義母は小麦粉、牛乳、卵、それにみじん切りにし、先に炒めたキャベツを混ぜて焼きます。卵は卵黄と卵白を分け、卵白はメレンゲにしてから他の材料と混ぜ合わせます。このキャベツクレープを作っているときはまさにお好み焼きの匂いがし、メレンゲが入っているので、生地もお好み焼きのようにふんわりしています。ただ、違うのは具はキャベツだけ、ソースはなどは付けず、このクレープ(甘くはなく塩味です)をメインに茹でたじゃがいもと一緒にいただくということだけです。このキャベツクレープの要領で卵をメレンゲにすれば良いのかなぁと考えつつ、それも面倒でインターネットでレシピを検索していたら、なんとベーキングパウダーを入れて山芋の代用にするというものを見つけました。それなら簡単です。

焼きそば同様に豚バラの薄切りを用意し、キャベツと長ネギをたっぷり入れ、ダシと以前卵をたくさん入れるとフワッとできると教えていただいたのを思い出し、卵もたっぷり入れたら、なかなか美味しいお好み焼きになりました。(写真がないのが残念ですね。撮る間もなく食べてしまいました。)こんなに簡単に美味しくできるのなら、もっと前に挑戦してみれば良かったと思ったほどです。

ただ、子供たちには不評でした。焼きそばも嫌いなサクルカはともかく、焼きそばが好き(ソース味OK)なはずのネルカも一口かじっただけで全く手を付けず、マルツェル(と私)だけが「美味しいね~」と食べました。「今日の夜ごはんはお好み焼きしか作ってないから何もないよ」ネルカとサクルカは野菜スープとパンにバターと蜂蜜でした。「ママ、明日はネルカの好きなものを作ってね」ですって。
よく和食を作ると言っても、和食もいつも似たようなものばかりなので、もっと色々なものを作って何でも食べられるように育てないとダメですね。半分は日本人の血が流れているんですから。

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