スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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幼稚園年中さん

2015-03-25 | 育児
日本は卒園、卒業シーズンですね。桜も開花したとか。スロバキアの新学期は9月始まり、桜は5月初旬、卒業シーズンも桜の開花もまだ少し先のことですが最近特にネルカの成長を感じるので書きとめておきたいと思います。

今年ネルカは幼稚園の年中さんです。一昨年前、3歳の誕生日を迎える前の少し早めの入園で幼稚園最年少、毎日泣きながら、そして元気の良い男の子にびくびくしながら始まった初めての幼稚園生活も今では朝登園するときに「ママ、早く迎えに来ないでね!」と言って出かけていくまでになりました。幼稚園のお友達と遊ぶのが楽しいようで毎日喜んで行っています。(迎えに行っても私のことを無視してお友達と遊び続けるほど…)義母の働く小学校の附属幼稚園へ通わせたので、あらかじめ私の方でも幼稚園の設備や方針等々確認することもなくそのまま通わせてしまい、2年目になってようやくわかったことも出てきました。

去年もアリンコ組だったネルカ、日本に帰省中に義母から今年もアリンコ組だと告げられました。昨年度は空きがないからと、ひとつ上の学年に入ったという話だったので、では今年は本来の学年に入れてもらえるのかと思っていたら、また同じクラスでみんなと一緒に持ち上がってしまったようです。友達も半分くらいは同じクラスに残っているようですが、みんなは小学校に上がっていくのにネルカだけまた幼稚園に残るのもどうかな・・と思いつつ、まぁ、幼稚園の手続きは全て義母に任せてしまったので仕方ないとそのままにしていました。でもどうやら年齢でクラスわけされているのではなく、均等に縦割りで、2歳から6歳の子が混合になっているらしいことがわかりました。実際ネルカより小さな子たちがクラスに入ってきました。男女比、年齢比の割合で時々生徒の移動はあるようですが、基本的に同じクラス、同じ先生で3年間(ネルカの場合4年間)過ごすのだそうです。

この縦割りクラス、とても良いですね。ネルカは年上の友達が多く、着替えや食事など、できないことはお友達に手伝ってもらったり、男の子に泣かされれば、体の大きな女の子にかばってもらったり、友達に慰めてもらったりしているようです。お絵かきだって年齢の割には下手と言われてスタートしましたが、友達から教えてもらいどんどん上手になりました(私たち大人がいくら教えても頑固で聞く耳を持たないのでお友達の存在は助かります)。字だって、最近書くことに興味を持ち、NELKASAKURKAが書けるようになったと思ったら、仲の良いお友達、それぞれが自分の名前を教え合い、アルファベットのほとんどの文字をたいして教えてもいないのに覚えてしまいました。

そしてこの幼稚園生活で得たものが最近家でも発揮されるようになりました。自分の着替えはなかなか進んでしたがりませんが、サクルカの着替えを手伝うのです。幼稚園から帰ってきて、とりあえず二人を家に入れ、私がまだ外でベビーカーを運んだり、買い物を片付けたりしていると、ネルカがサクルカの靴、上着、帽子等を脱がせ、自分のスカートをサクルカにはかせ、ラジオをつけて二人で踊ったりしています。私は一言も頼みもしなかったのに、自ら進んで自分より幼い子の面倒を見る。成長したなと感じたことでした。

それでも上の子はやっぱり我慢も多いものです。せっかく作ったおままごとの料理、レゴ、パズルをサクルカに壊され、サクルカは赤ちゃんだからとわかってはいてもどうにも抑えられず、力ずくで阻止し、サクルカは泣き、それでネルカはマルツェルに怒られ、その怒りをどこにぶつけたら良いのかわからず全身を震わせて大声で喚くことがあります。今は「壊されたくないものはベッドの上(サクルカの手が届かず、上がれない場所で)しなさい」と言っているのだけれど、ネルカとしてもベッドの上はきれいに保ちたいとそれなりの考えがあるようで、カーペットの上で遊び結局壊される。私たちのベッドルームに置いてあるPC用の机を移動してネルカがサクルカに邪魔されず遊べるスペースを確保してあげないと可愛そうかなと思う今日この頃です。姉妹がいて、我慢すること、譲ることを学んでいくのも大切ですが、我慢ばかりではやっぱり可愛そうですもんね。

日が長くなり、暖かくなり、幼稚園の帰りに幼稚園の庭や、幼稚園近くの公園で1時間ほど遊んで帰るのが日課になりはじめました。幼稚園のお迎えも3時間コースで帰ったらすぐに夕食。私もますます家事等手際良く(手抜き)しないとダメになってきました。


二人めのサクルカはやっぱり一人目のネルカよりも写真の数が圧倒的に少なく可愛そうになってしまうのですが(こういう写真だって幼稚園のお迎えにカメラを持ってでかけるのも億劫で携帯で撮って済ませてしまうし)、でも姉妹がいるっていいですね。ネルカのときは一人シーソーやブランコに乗せて私が押していましたが、サクルカはネルカと一緒に乗ったり、動かしてもらったり、やっぱり大人に遊んでもらっているときと、子供同士で遊んでいるときとでは表情が違います。

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