歩道を走る自転車のこども

題詠blog2015に参加しています。
ただし…めっちゃとろとろしておりますので
どんどん追い越してってくださいな~

第二回 犬という名の猫な歌会

2006-11-29 23:49:51 | こども日記
題詠100首が終わるやいなや
待っていました~犬という名の猫な歌会
今回のお題は「色~COLOR~」

お題を見たとたんうなってしまいました。
だって・・・NHKBSの短歌スペシャルでも
苦しんだのです、この「色」。
その時は詠み逃げ「おたく」で使った「たくらみの色」で
チャレンジしたものの~撃沈

さあ、どうする~~~
煮詰まって、ぎりぎりまで悩んで、
一時は棄権する?ってところまで追い詰められたわ~
全然納得いかないけれど「これ以上無理~」って感じで
締め切りぎりぎりに提出。

叩かれても耐えます、試練の歌会です。
ワンコ、もっと強くなるために・・・
涙は、涙は・・・流さない。




フィナーレでございます~

2006-11-24 17:30:12 | 鑑賞
さあ、みなさま~大広間へお集まりくださいませ~
フィナーレでございます。
詠み逃げ宮殿の舞踏会をはじめましょう~
もう一度、殿堂入りのお歌を作者の方の称号と共にご紹介します~
お歌の朗読と共に入場です。



まず、美しい詠み逃げで世界を魅了し続ける「薔薇のほのお姫」西宮えり様~
   
  冬薔薇のほのおたくわえ何度でもきみが帰ってこられるように(おたく)


続いて、じわじわとしみる詠み逃げの「うぐいす姫」砺波湊様~

  社の住所「おおたくかまた」と読み上げるときだけ幼い声になるひと
                              (おたく)

                                 
たくましい腕の彼は健在?「腕力騎士に囚われ姫」KARI-RING様~

  きみの為決別宣言してもなおたくましい腕我を離さぬ(おたく)


そして・・・鑑賞界でも光り輝く「ザ・ピーナッツ姫」小軌みつき様~

  てのひらを未熟な悩みで汚すよりチョコピーナッツは奥歯でくだく(コピー)


大変お待たせいたしました~
大胆ステキ「イルカ王子」蝉マル様~
                            
  紺と銀の青海波の上海豚跳ぶ図柄が目を惹く大振袖展(上海)

おっと~蝉マル様は姫たちへのプレゼントですか?
青海波の振袖をたくさんお持ちですねぇ~
えっ?海豚柄に蛸柄、烏賊柄・・・ワンコ柄もあるのですか?
あれ~ご本人も一枚羽織って~かっこいい~~桃太郎侍みたい~~


続いて、謎のプリンス「ひきしお王子」おとくにすぎな様~

  これ以上海月の呼吸見ていてはだめだひみつもほどけてしまう(上海)
                           
  ドクダミは不屈のハーブログハウス回って森になってゆく道(ブログ)

今回は本職の「いきもの係長」を男装の下に潜めて
男役にまわってダンスを盛上げてくださるそうです~ありがとうございます~

さて、最後にお招きしますのは
最多ノミネートの確信犯「もののな大王」謎彦様~
                            
  ゆくりかに総身の露をふるはせて「庁安保上海」のバス発つ(上海)

  芥川也寸志の家の鉛筆がもつとも規則正しくちびる(くちびる)

皆さま、お待たせいたしました~
準備に長々とかかってしまいましたが、フィナーレの舞踏会をはじめましょう~
一曲めはオクラホマミキサー♪~

私ワンコ(詠み逃げ探偵局長)も踊ります~
がんがん踊って乾いた喉に冷えたビールがうみゃ~でしょう~
さあ、「少女探偵海猫」きじとら猫さんも踊って飲みましょう~
(本当におつかれさまでした。感謝!!)

2006年の詠み逃げ・・・まだまだ読み落としもあったかもしれませんが
これでお開きとさせていただきます。
来年の秋・・・
またステキな詠み逃げのお歌で舞踏会が出来るのを楽しみにしています。
お付き合いありがとうございました


詠み逃げ宮殿へようこそ

2006-11-16 00:31:03 | 鑑賞
いらっしゃいませ。
こちらは「詠み逃げ宮殿」でございます。
候補作の中から複数個のコメントをいただいたお歌を
2006年度の殿堂入りとさせていただくことにしました。
(委員長が勝手に決めたルールで申し訳ありません)


おたく: 冬薔薇のほのおたくわえ何度でもきみが帰ってこられるように(西宮えり)

おたく: 社の住所「おおたくかまた」と読み上げるときだけ幼い声になるひと
                                 (砺波湊)

おたく: きみの為決別宣言してもなおたくましい腕我を離さぬ (KARI-RING)

上海: ゆくりかに総身の露をふるはせて「庁安保上海」のバス発つ(謎彦)

上海: これ以上海月の呼吸見ていてはだめだひみつもほどけてしまう
                             (おとくにすぎな)

上海: 紺と銀の青海波の上海豚跳ぶ図柄が目を惹く大振袖展(蝉マル)

くちびる: 芥川也寸志の家の鉛筆がもつとも規則正しくちびる(謎彦)

ブログ: ドクダミは不屈のハーブログハウス回って森になってゆく道
                              (おとくにすぎな)

コピー: てのひらを未熟な悩みで汚すよりチョコピーナッツは奥歯でくだく
                              (小軌みつき)


殿堂入りのお歌に拍手~~~
そして、すべての詠み逃げ歌にも惜しみない拍手を~~~

さて、ここで提案です~
殿堂入りのお歌の作者の方に「称号」(宮殿内のみ有効)を差し上げたいと・・・
思うのですが、いかがでしょうか?

例えば・・・西宮えりさんは「薔薇のほのお姫
蝉マルさんは「振袖王子」もしくは「いるか王子」なんていかがでしょう~?

そこで、またまた皆さまのお知恵を拝借させてください~
殿堂入りのお歌の作者の方に素敵な「称号」を
差し上げてくださいませ~
特に謎彦さんは別格ですので
何か帝王にふさわしい称号を差し上げたいので~よろしくおねがいします。

候補の称号をコメントいただいて、実行委員会で選定させていただきます。
西宮さん、蝉マルさんの称号もどんどんお願いします

ああ~他のお歌の皆さんにも称号を差し上げたくなってきた~~
ええぃ、舞踏会で踊っていただくのも華やかなほうがいいわ~
お姫様、王子様、たくさんで~踊っちゃいましょう

わたくしは皆さまのお世話係「ばあやのワンコ」でございます。
衣裳替えのお手伝いをさせていただきます~~





候補作品(ごちゃまぜ編)

2006-11-08 11:10:55 | 鑑賞
注:初めて「詠み逃げ大賞@題詠blog2006ー打ち上げコンパ」に
  お越しのみなさんはまず・・・
  ↓↓↓みっつ下の記事<打ち上げコンパ、開催~>と
   ↓↓ふたつ下の記事<候補作品(おたく編)>と
    ↓ひとつ下の記事<候補作品(上海編)>をお読みください。

さあ、みなさん~ちゃんと着ぐるみ着用ですか~?
ワンコは突如訪れた寒風をしのぐため、綿入りイルカスーツに着替えました。
(これは蝉マルさんのお歌に影響されたのと、
 日本ハム小笠原の巨人入り断固反対!残留祈願!の意思表明です)

「おたく編」「上海編」ときて、次は「こだま編」にするつもりでしたが
残りのお歌のことを考えてここにまとめて「ごちゃまぜ編」に
してしまいました。
完走された方のお歌だけでも「約170人×100首」、残念ながら
全部にじっくりと目を通すことはできませんでした。
取りこぼしている読み逃げ歌が何処かに隠れているかもしれません。
「ここにあるよ~」って心当たりのある方はどうぞコメント欄に
推薦してください~
もし、本当に埋もれてしまっていたら「ごめんなさい!」
(同じ詠み逃げ法の場合、代表的なお歌に絞らせていただいている
 ことがあります。申し訳無いのですが・・・)

打ち上げコンパ・・・今月の半ばくらいにおひらきの予定です。
「おたく編」「上海編」「ごちゃまぜ編」それぞれに
コメントをいただいたお歌を集めて
最後にもう一杯飲む酒の肴にさせてもらいましょう~
(下戸の方のためには新米をたっぷり炊いておきますね)
推薦、コメントの方よろしくお願いいたします。



 「くちびる」
1:芥川也寸志の家の鉛筆がもつとも規則正しくちびる(謎彦)

 「ブログ」
2:ドクダミは不屈のハーブログハウス回って森になってゆく道
                      (おとくにすぎな)

 「コピー」
3:てのひらを未熟な悩みで汚すよりチョコピーナッツは奥歯でくだく (小軌みつき)

 「抵抗」
4:しづちやんが皎(しろ)き湯浴みのけはひせばドアぞ大抵抗ひきれぬ(謎彦)

 「こだま」
5:民族の劣化をしかと食ひとどむべくイリジウム製しりこだま(謎彦)

6:おさないこだまってゲームにむかってるわたしもだまってそのこをみてる...
                            (智理北杜)

7:そばかすのやせっぽっちのおんなのこだまってあおいくつをはいてた(癒々)
   
8:浅草の思い出といえば 芋ようかん 堅い煎餅に あんこだま(P)

9:『ねこだまし』手にとりふらりレジへ行く表紙に住まふ猫にだまされ
                     (斉藤洋/作 高畠那生/絵 理論社)
                          (近藤かすみ)

 「百合」
10:夢の中バベルの塔に登ってる百合目まで到達できた(エクセレント安田)

11:さいはひの山のあなたにすむといふ百合若殿にマイミクを請ふ(謎彦)

12:百合(ひゃくごう)の書物を飲んで君のように全てを飲んで飛びたいのです
                           (goldfish)

 「無理」
13:二年生・音無理香は今週も三つ編みのまま立ちおよぎする(謎彦) 

 「告白」
14:無精者の君に忠告白い車は汚れが目立つ止した方がいい (Harry)

 「注射」
15:うちしめりあやめぞかをる昧爽にして荒井注射精のひびき(謎彦)

 「あくび」
16:もうすぐ地獄がそこに口をあくびわをあげよう憐みの実を(なまねこ)

 「流行」
17:「ドナウ源流行」は而るに金屬の發する種々の蒸氣のごとし(謎彦)

18:八時半 渓流行きのトラックにほたるのあめがふりだす予定 (笹井宏之)
 
 「ふたり」
19:なふたりんのにおいをはなつ箪笥にはおもいだせないものがいっぱい
                              (花夢)


 「萌」
番外 うらにわの日はいつまでも明るくて萌える崩れるたんぽぽのくに
                         (おとくにすぎな)



さあ、いかがでしたか?
謎彦さんの「くちびる」のお歌やみつきさんの「コピー」お歌は
ワンコへ直メールで推薦がありました。
推薦人の方、ありがとうございました。

また、番外の「萌」のお歌は
ワンコからの「ブログのお歌選ばせてもらいました」のメールに
お返事「きゃ~あれはまさに逃げ、無理があります。
    自分のでは漢字ばらばら事件の<萌>がお気に入りです」と
教えていただいたのですが・・・
ええ?どこが詠み逃げ?高度なテクニック~が駆使されている正統派じゃ?
でも、自薦いただいたので番外におかせてもらいました。

候補作品(上海編)

2006-11-04 23:25:24 | 鑑賞
注:初めて「詠み逃げ大賞@題詠blog2006ー打ち上げコンパ」に
  お越しのみなさんは
  ↓↓ふたつ下の記事<打ち上げコンパ、開催~>と
   ↓ひとつ下の記事<候補作品(おたく編)>をお読みください。


「候補作品(上海編)」は実行委員をお願いしているきじとら猫さんが
編集してくださいました。
↓きじとら猫さんのブログにも紹介してもらっちゃいました~


友達のワンコ山田さんのブログ、歩道を走る自転車のこどもで
「詠み逃げ大賞@題詠blog2006」を開催中です。

これは、「素直にお題を詠みこまなかった歌」を集めて
大賞を決めちゃおうという企画です。

例:水底の青に染まってしまいたい私の頭上海猫が啼く
                    (きじとら猫 032:上海)

このように普通に「上海」と詠みこまず
こそっと紛れさせていたり、
お題の言葉を他とは違った使い方で
詠みこんでいる歌が選歌の対象となります。

ここでいう「詠み逃げ」とは、
タイトルに「逃げ」という言葉を使ってはいますが
「固定されたイメージを払拭し、全く別の言葉としてとらえる」
という言葉についての知識とセンスを要求されます。
技術としてはかなり高度なものかと思われます。
(私のは単なる「逃げ」ですが^^;)

実は私、きじとら猫も実行委員として参加中です。


はい~、きじとら猫さんありがとう~
詠み逃げの精神をばっちり説明してもらっちゃって、うれしい~~~

では、高度な技術の詠み逃げをご堪能ください~~



1:ゆくりかに総身の露をふるはせて「庁安保上海」のバス発つ(謎彦)

2:村上市上海府 日本海へと沈む夕日の撮影適地(ふしょー)

3:これ以上海月の呼吸見ていてはだめだひみつもほどけてしまう
                        (おとくにすぎな)

4:猫ねむる木の上海から運ばれる潮騒しずかに夜をさざめく(ひらそる)

5:水底の青に染まってしまいたい私の頭上海猫が啼く(きじとら猫)

6:海男。散りし魂、上海(うわうみ)を静(しず)と昇りて願ひ沈めす(濱田花香)

7:紺と銀の青海波の上海豚跳ぶ図柄が目を惹く大振袖展(蝉マル)

8:かくれたるふぐの名所の日間賀島上海(うはみ)の宿にタコ飯を食ぶ
                             (Harry)

9:ありふれた家族であるがしみじみと地上海上路上天上(春村蓬)

10:利用価値できみを測った雲の上海の中まで連れ戻される(KARI-RING)

11:丘の上海上の森をくだりきて『サツキとメイの家』へ帰らむ(青山みのり)

12:重すぎる頭は君の膝の上海辺のふたりエデンにワープ(天野寧)

13:雲の上海広がると言うならばこの世界こそ水底の宮(あめあがり)

番外:上海が固有名詞である限り上海知らずに歌は作れず(新谷休呆)


「上海」も難しいお題でしたね~
上海蟹が一番多かったのかな?(食べたこと無いので詠めない~byワンコ)
音楽のタイトルも多かったですね~

詠み逃げとしては「○○の上海の△△」の形が多かったので
ここでは少し絞らせていただきました。
ここに出てこなかった推薦歌があったら教えてくださいね。

番外に詠み逃げではありませんが「本音歌」をあげさせていただきました。
これって詠み逃げした参加者の正直な気持ちを代弁してくださってますよね。
特別賞を授与しましょうか。



候補作品(おたく編)

2006-11-02 18:41:12 | 鑑賞
注:初めて「打ち上げコンパ」にお越しのみなさんは
  ↓ひとつ下の記事<打ち上げコンパ、開催~>をお読みください。


詠み逃げ歌をみなさんに探していただくのって大変そうなので
ワンコがここに有りそうだ~ってところから候補をあげることにしました。
まずは、難題「おたく」を覗くと~

さすがは「おたく」!!
有りました~ありましたよ~お宝詠み逃げがどっさり~
(こんなところに晒されて恥ずかしい~って嘆かないでくださいね)
このお題は皆さんかなり悩まされたのでしょうね~
「おたくさ」や「おたおた」、「なおたくす(なお託す)」など
かぶっている逃げ方もありましたがどれも素敵~
ここまでに絞るのにも苦労しました~
ささ、みなさん!この華麗な逃げっぷりを堪能してください~
(ワンコ拙歌もまぎれこませました~申し訳ない)



1:おおたくさんの楔形文字散りまどひさけてくだけて発芽するかも(謎彦)

2:背負いたる夢うしないて喚けどもなおたくさんの星が瞬き(紫女)

3:届かない微熱のままの紙ヒコーキをなおたくしても夏雲ばかり(小軌みつき)

4:狼になれると言ったおおたくん先輩のパン抱えて走る(ハナ)

5:さみしさに花のふるなかさみしさになおたくさんの花のふるなか(飯田篤史)

6:いまもなおたくみにかくされてここに黄泉津平坂(よもつひらさか)鬼火の灯る
                                (ドール)
                                
7:冬薔薇のほのおたくわえ何度でもきみが帰ってこられるように(西宮えり)

8:とおくまでいってきてほしいひきしおたくした文字は消してみちしお
                           (おとくにすぎな)

9:陽の下の柿の木の芽のまだ固き 翡翠のみどり なおたくわえん...(紫峯)

10:鈍色のフォークふるえば(だい、じょう、ぶ)おたおたくずれ落ちるオニオン
                             (田丸まひる)

11:いざやいざや見にゆかん なおたくらみの外にこぼれるさくらはなびら
                             (村上きわみ)

12:おたくさの襤褸(ぼろ)半球を鮮らかな瑠璃に塗り変へ驟雨過ぎたり
                              (今泉洋子)

13:社の住所「おおたくかまた」と読み上げるときだけ幼い声になるひと(砺波湊 )

14:「この剣おたくす。わたしわ、くろがねの死するゆうしゃだ」速達のこと
                              (佐藤羽美)

15:辛き青菜をおたおたくひて夕暮れのしんなり冷ゆる厨に坐せり(大辻隆弘)

16:そらうみのあおがすきってきいたあときみのめのあおたくらみのいろ
                             (ワンコ山田)

17:きみの為決別宣言してもなおたくましい腕我を離さぬ (KARI-RING)




ここに無い「おたく」の詠み逃げ歌で推薦のお歌があればコメント欄に
お寄せください。
また、これぞ「かっこいい、うつくしい詠み逃げ」と思われるお歌に
応援コメントをお寄せください。
みなさんからの応援の声がたくさん集まったお歌が
他のお題の詠み逃げ歌と対戦する決勝に進むってことにしましょうか?
ぜ~んぜんルールも決まってない「詠み逃げ大賞」で申し訳ありませ~ん
こんなゆるゆるがワンコでございます。