ハグインターナショナル・山内ちえこのブログ

全ての生命とハグ&ハーモニーを大切に・ホリスティックに生きる日々で感じること♪

わたし物語・同調ワークができるまで♪

2012-01-19 20:48:27 | わたし物語・オリジナルワークが出来るまで

今日は午後から寒さが強くなりましたね

明日は大寒、一年で一番寒い時だから

当たり前と言えばそうですが

明日の首都圏は雪もよう!らしいです!

私は明日から

「同調ワーク」ワークショップで大阪出張。。。

寒いのは大の苦手だから

防寒、雪対策をバッチリしなくちゃ

持っていくお洋服をつめ変えようかと

只今思案中です

雪の1月と言えば、昨年の16日

愛知県の半田市で池川明先生の講演会があり

先生に同行して行かせていただいたのですが

横浜を出る時は、雲はあるものの

太陽がさんさんと照っていたのに

静岡に近くなるにつれ、段々雲が多くなり

浜松あたりで雪になり

名古屋に着くと、あたり一面銀世界!

かなりの積雪で、先生と二人で

まるで雪国だね!

スゴイスゴイ!

感動と驚きが交差する出張になりました

今年も、もしかしたら

ビックリする光景に出合うのかしら。。。

ちょっと楽しみ、でもちょっと困る(苦笑)

さて、毎月20日は

同調ワークが出来るまでのプロセスを

お話ししていますが

明日から出張なので

一足早く今夜アップしますね

では、8回目のお話しです


< 第2章~体験したことを活かしてみるⅡ>

赤ちゃんとたい話しながら

通じ合うこと、リズムが同調することの面白さ

ママやパパとのコミュニケーションに

役立たせていただけるよう

工夫を楽しんでいた時

私の人生を左右する出会いがありました

ことばを持たなくてもわかり合える体験を広げる

私の中に定着していた思いを変える

そのことに、まさにシンクロする出来ごとでした

そして

私の人生で初めての

重度の障がいを合わせ持つお子さんとの

出会いでした

障がいがあるお子さんとのコミュニケーションは

すでに経験していました

私の父も重度の障がいを

後天的に持ちましたので

思う通りに身体を動かせないもどかしさ

つらさ、憤り、悲しさ、などは

身近に接して知っていました

この時の出会いのお子さんは

いくつもの重度障がいが重なっていて

私の想像をこえていました

どう接したらいいのだろうか。。。

身体の発達が極度に遅く

実年齢は1歳6カ月でも

大きさは4カ月ほどの身体でしたし

情動がでるのは泣くことが中心で

医師からは

笑うことはないだろう

5歳くらいまでの寿命かもしれない

という宣告を受けているお子さんでした

お母さまは

生まれてきて良かった

楽しいなと思うようなことを

少しでもいいからさせたい

母の大きな愛と真摯な願いを持って

色々なクラブへ入会を願い出るものの

その願いは叶うことはなかったのでした

下のお子さんのことで

多くのクラブを訪問した後

私がいたクラブの体験クラスに

5歳違いのお姉ちゃまをつれて来られ

指導方針や子ども達への接し方を観て

入会時に下のお子さんのことを話されたのでした

当時のクラブヘッドは

入会していただきたい気持ちはあるが

障がいについて詳しいスタッフは皆無

どうしてよいものやら。。。

何もできないかもしれないです、と

断ることを前提に

話を切り出そうとしたところ

何かができるようになってほしいとか

身体のどこかの機能が良くなるため、とか

そんなことは思っていません

障がいはなくなりません

それだからこそ

この子が生きていて良かった、と思える

楽しい経験、水の遊びができる場を

与えていただけたら、と思っています

お風呂に入った時唯一

お顔が笑ったような表情をするんです

その顔を少しでも多くさせたいのです

そう、言われたのだそうです

お話しを聞いた時

クラブヘッドは

なんだか何か出来るような気がしたらしく

ベビークラスの担当と話しをして

現場がやってみようと、思えるなら考えると

お返事されたのでした

スグに

私を含むベビークラスの担当が集められ

状況とお母さまの熱意と願いをスタッフに伝え

できるように(ベビースイミングで泳げるように)、ではなく

楽しいことを一つでも多く、を

みんなでできるかを話しあったのです

私も話を聞いた時

何故だか、入会してほしいなあと思ったのです

障がいについて詳しくないけれど

そのお子さんと会ってみたい

それと

お母さまのお話しに心を打たれました

何か出来るようになること、じゃなく

生きていてよかった、楽しいなと思うことを

少しでも味わわせたい

なんて凄いことを言うんだろう

私は母から

「人よりも早く、出来ることが何より良いこと」と

出来ない時には、叱咤叱咤を繰り返され

とってもイヤナ気持ちで育ってきたので

自分の子どもには、そうすまい

心に固く誓っていたのに

子ども達がまだうまくできないことや

小さくて、周囲への注意不足はしかたがないのに

目の前のことが出来ないと

ムッとしたり

やみくもに怒ってしまったり

手を上げてしまう私が

毎日どこかで出ていたので

私は、とても恥ずかしい思い

お母さまの考え方や思い方に

敬服する気持ちになりました

だからこそ

やってみたい

お母さまの気持ちに近づきたい

そう感じました

しかし私はそうでも、

色々なスタッフがいますから

賛否両論、いろんな意見が出ました

それでも最後に

やってみよう、と結論が出て

彼は入会することになりました

そして、クラスは

私の受け持ちになったのです

ドキドキとハラハラの初日

おはよう、Kくん!

ちえこ先生です。よろしくね♪

心の中でも

「ようこそ、良く来てくれました」と話しかけました

たいていの赤ちゃんはそうすると

少し表情ゆるんだり

ニコッとしたり、こえを出したりと

お返事があります

しかし、K君は

無表情

一点を見つめてじ~っとしていました

私はどうしたらいいものかと

戸惑ってしまい・・・

その瞬間

あ~まだまだ、だわ

今までのやりとりがうまくいったのは

赤ちゃんのほうが私に会わせてくれてたのかな

いろんな思いが湧きあがって

表情はフリーズ

情けない

それを観たお母さまが

良かったね~

みんな待っていてくれたみたいね~

抱っこしている腕を揺らして

語りかけてくれました

今までのことが通用しない

やり方だけでなく

私の中にある何かを変えることが必要かも

経験からわかった、と思っていたことを変えていく

そんな大きな変容に

Kくんとの関わりで

取り組むことになったのです

そしてこの日から、1年半後

驚く出来ごとが

私にプレゼントされました

誰も予想しなかったことが起きたのです

では、こ続きは

また来月に♪