かわいそうな犬のライカ 『レッドムーン・ショック―スプートニクと宇宙時代のはじまり』その３

じつは打ち上げ直後に死んでしまっていたのです、と。
人々を長い間だましてきたな。地球の周りを人工衛星が回るイラストとカプセルの中に納められた犬がはぁはぁしている動画が刷り込まれたじゃないか！

「かわいそうなことにカプセルの中で死ぬしかなかったのです」という話自体は比較的早い時期から知られていたと思うが、そんなに直後だったとはね。
さらに、当時およびその後の報道では、「ライカ犬」という表現だったため、長年そういう犬種だとばかり思っていた。らいかけんと読むものと理解していたし、記事を書いた連中もそのつもりで書いていたはずだ。
じつはそうではなかったと知ったのはいつのことだったか。ライカという犬種自体はいるものの、ロケットに載せられたのは雑種だった由。

宇宙のライカ犬
これはまだ「らいかけん」だな。このヒト、そんなにナイーブなことでよいのだろうか。スプートニク1号を見たというのは羨ましいが。
ま、どうでもいいけど。
「苦しんだのだろうか」ということだが、ずいぶん苦しんだようですよ。

「ライカ犬」搭乗の人工衛星「スプートニク2号」打ち上げから50年

spacesite/伝説の犬　～ライカ～

wiki/ライカ (犬)

「中華 來華軒」なんちゃって。言うと思った？