真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

法(医)昆虫学の奥深さ 『死体につく虫が犯人を告げる』

2009-06-07 | 読書-自然科学
池内了先生ご推薦シリーズその1ということで。

法医学系の図書はこれまで何冊か取り上げてきた。
最近ではこれかな: 20081021科学が死体に語らせる―驚異の法医学捜査最前線
~お食事中の方はちょっと、のシリーズだわな。
とはいえ、ギョーカイ関係者は、食事をしながら腐乱死体に卵を産むハエについて議論したりするわけか(笑)。

『死体につく虫が犯人を告げる』
原書名:A fly for the prosecution:How insect evidence helps solve crimes(Goff,Madison Lee)
ゴフ,マディソン・リー【著】〈Goff,Madison Lee〉 垂水 雄二【訳】
草思社 (2002/07/31 出版)

虫が告げるといったってあーた、虫が直接犯人を告げる訳ではないだよ。

(妄想ワールド?)
「虫の知らせ」から生じるイメージとして、虫が懸命に走ってきて(軽く飛んできて、でなくて息を切らせて走ってくる感じ)、耳元で「もしもぉーし!」と知らせてくれる姿が浮かんでしまったことがある。関係ないけど(笑)。

閑話休題
虫のおかげで「死体がいつから現場にあったか」を、かなりの正確さで推定することが出来ます、という訳。
「そういうわけですんで先生、お願いしますわ」と警察から電話がかかると(日本の刑事ドラマ風にするな、って?)、大型バイクでどどどっと現場に登場する…というイメージかな。
弟子の院生は何に乗っていくの?

原著: http://www.hup.harvard.edu/catalog/GOFFLY.html

法(医)昆虫学: en/wiki/Forensic_entomology

バイク乗りである著者近影(私立大学に移籍したのね): http://www.chaminade.edu/forensic-sciences/csi-goff.php
さらに: http://www.chaminade.edu/natural-sciences/faculty/M_Lee_Goff.php

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