真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

それはヒミツ 『サバイバーズ・クラブ』 なぜ彼らは最悪の事故を生き延びたのか 奇跡の生還者たちの秘密

2010-07-15 | 読書-現代社会
『サバイバーズ・クラブ』
原書名:THE SURVIVORS CLUB:THE SECRETS AND SCIENCE THAT COULD SAVE YOUR LIFE
(Sherwood,Ben) シャーウッド,ベン【著】
松本 剛史【訳】
講談社インターナショナル(2010/02/25 出版)

九死に一生モノ、素通りできない。
その手のTV番組は、わざわざは見ないが、ザッピング中にやっているとつい見てしまう。

でも再現ドラマの臭さにはちょっと・・・。
本には臭い再現ドラマがないので良い(笑)。

【書評】高野秀行(辺境作家)
評者、たしかに辺境作家だわな。
『辺境の旅はゾウにかぎる』

これが本書で言及あった事故か。
ユナイテッド航空232便不時着事故
乗員乗客296人中111人が死亡した。

不時着時の映像リンクあり

高空から墜落して「全員死亡」なら仕方がないと諦めるしかないが、一部が無事、一部が死亡というケースでは、まさにサバイバーたるべく心がけ、かつそのように行動した人と、ぼやっとしていた人で明暗が分かれたりするのだろう。
しかるべく行動しても駄目で、ぼやっとしていて幸運にも助かる、という皮肉なケースも当然あろう。

客室乗務員が、乗り込んでくる乗客に単に愛想を撒いているわけではない件。
Able-bodied Passengers Extend Crew Capabilities

いざという時に助手に使えそうなお客を物色しているのである、と。
Able bodied passenger:From Wikipedia, the free encyclopedia

なるほど。
「目は笑っていない」というヤツ?
そんなことはない?

飛行機でギャレーの後ろの席は(前に座席がないので)うっとうしくないし足が伸ばせて良いというので好む向きが少なくないが、本書で紹介されているところによると、じつはリスクが高いという。
うっとうしい前の座席が、じつは衝撃を吸収する役割も果たすので、前が壁である席は(吸収してくれる素材がないことから)危険度が高い由。
なるほど。

飛行機に乗る機会が今はもうなくても、電車での通勤などにおいても、心掛けるべき事項はあるだろう。
地下鉄サリン事件直後は、「こいつ大丈夫かな」と周りの乗客を警戒して疲れたが、そうでなくても。

●ピンヒールの靴やミュールなんかで通勤するOLは、いざという場面を全く考えていないので困る件
車両故障で軌道に下りて駅まで歩く、などというニュースが時々あるが、自分も困るし周囲にも迷惑になるということが分からんのか・・・。
◆電車でドアに寄りかかって、全面的に体重を預けてしまうのは危ない件
これも時々、「走行中に片側の全ドア開扉」というニュースを見るでしょう。


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