真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『記者会見ゲリラ戦記』 (「薄着だねぇ」という言葉を「うす汚ねぇ」と聞き間違える畠山理仁さん)

2011-01-02 | 読書-現代社会
扶桑社新書
記者会見ゲリラ戦記
畠山 理仁【著】
扶桑社 (2010/12/01 出版)

畠山理仁さんからの、短くてタイムリーなメッセージを受信しましょう!

フリーランスライター畠山理仁のブログ
新書なのに288頁もあります。1頁あたり2.77円の計算です

著者が闘ってきた過程をツイートなどを通じてみてきただけに、応援する気持ちはあるのだが、例によって図書館で借りてしまう。

ニコニコインフォ
記者会見ゲリラ戦記「本当にオープン化されたのか?」

元内閣総理大臣公認 自称「ジャーナリスト」上杉隆のラグジュアリー・ブログ

上杉隆 / Takashi Uesugiさん
ジャーナリズムとメディアは違うんだわね。

田中龍作さんによる「記者会見ゲリラ戦記」(畠山理仁著)を宣伝する報道記事風ツイート

記者会見ゲリラ戦記 - PJ NEWS | 490 -

選択的に会見出席を拒否されているという寺澤有さんのツイートから
官邸報道室の坂上千秋さんから電話があり、来年1月4日の菅直人首相の記者会見にも出席を拒否されました
うーん、中国あたりだと投獄されていそうな活動内容?
ロシアあたりだと、ナニかも?

カンパに依存しないと活動が維持できないという田中龍作ジャーナル

元検察官、三井環さんが語る「リーク」の実態検察の裏金が暴かれる日は来るのか2010.12.27(Mon)  烏賀陽 弘道

記者クラブよりも宦官制度のほうがましと田中氏

大手メディア社員の社会的地位は戦前などに比べて大幅に向上したといって間違いないと思われるが、この背景に記者クラブ制度があるんではないかい?
記者クラブ自体は戦前どころか明治時代からあったようなのだが、設置機関との共犯者化が進んできた過程と、大手メディア社員の社会的地位が向上してきた過程がシンクロしているような気がしてならない。

記者クラブ所属大手メディア勤務記者の「宦官化」なのか?
諸先輩が営々と築いてきた地位を自分の代でぶち壊すわけにはいくわけないだろうとか、そんなこと百も承知だけど新聞に書けるわけないだろうなどとうそぶきつつ、たまには「選択」か何かにちらりとそれらしいことを書いて「ふっふっふ」という行動でジャーナリストを名乗るのは恥ずかしいとわかっているかな。

著者らフリージャーナリスト(椅子以下の由)こそが正統的なジャーナリストなのかも。
といっても、記者会見のオープン化は、まともなジャーナリズム活動の前段階としてのグラウンド整備に過ぎないというのが著者の説明。

記者クラブ員の質問の型にはまった内容のなさといったら、情けない限り。
岡田氏が外相時代に会見をオープン化し、記者クラブ員以外からのユニークな質問が出るのを楽しんでいたという話を読んで、見直す。
カメも政策的にはトンデモ大臣だったが、会見のオープン化に取り組んだ点だけは見直す。

週刊・上杉隆 【第155回】 2010年12月23日
2010年、日本の政治とメディアに起きた「5つの革命」を回顧する

佐藤栄作首相退任記者会見を思い出す。

昭和四十七年(一九七二年)六月の退陣表明記者会見では、「テレビカメラはどこかね。偏向的な新聞は大嫌いなんだ。直接国民に話したい」と発言、とんだハプニングを巻き起こす

ほお、興味深いものが。
慶應義塾大学文学部図書館・情報学科平成11年度卒業論文
新聞のニュース・ソースと記者クラブ(木村文さん)

明治の新聞(19)~記者クラブの誕生 - 月明飛錫

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